2014年12月31日水曜日

Evernote、Dropbox

 MacBook Air + TimeCupsuleに移行してからEvernoteを使う意味がなくなってしまった。元々、バックアップとして——とくに領収書やいろんな書類をスキャニングしてpdfで放りこんでいた。そうすれば、Evernoteの検索機能で必要なとき(そんなことはまだ、起きていないが)、探し出せる。
 そう思っていたのだが。
 MacBook AirのSpotliteが強力なのでローカルに置いておいても問題ないのだった。バックアップもTime Machineでほとんど自動的にとられているわけだし。ローカルディスクの節約としてもEvertnoteはあまり意味はない。アプリを使っていると、内部的にはローカルにデータが展開されているから。
 たしかにiPadでEvernoteにメモした内容をMacBook Airに同期するのには使えるのだが、それはiCloudでメモ帳を同期すれば、すんでしまうだけ話。
 あれ?
 不要かも。
 iPhoneやiPadのEvernoteのインターフェイスも使いづらくなっているし。

 同じことはDropboxにもいえるのだけど、そちらはまだ、ローカルカレンダーをiPadなどに同期するために使用している(icsファイルをクラウド上に置いて参照している)ので意味はある。

 まぁ、クラウド上のデータの漏洩とかもあるからなぁ。

2014年12月29日月曜日

crontab覚書

 ThinkPad X60は家置きにして自動で何やらかんやらするようにしよう。だったらcrontabで自動起動でしょ。ところが思ったより苦労したのでその覚書。

・ 一般ユーザでのcrontabに「who」の項目はいらなかった(そりゃそうだ)

・ FreeBSD 10.1のデフォルトは一般ユーザのcrontabは無効らしい(有効だと思っていてはまった)。

・ 上記を解決するために「/var/cron/allow」をつくり、ユーザを登録する必要があった

・コード系の指定がされていないため、日本語のファイル名を書き出すとおかしくなことになった。→シェルラッパを作成してその中でコード系を指定。「export LANG=ja_JP.UTF-8」

2014年12月17日水曜日

MacBook Air雑感

 難点があるとすれば、ディスプレイが細密すぎるということだろうか。
 しばらくMacBook Airを使ったあと、ThinkPadのディスプレイを見ると、ドット絵のように感じる——それほど、MacBook Airのドットは細かいのだが、それ自体はいいことなのだろうが、字がその分、小さく感じられて年寄りにはちょっとつらい。
 1366×768なので高さはThinkPadのときとかわらない。横長になった。なんで?
 まあ、馴れなんだろうが。
 すでにThinkPadの方が違和感を覚えるほどだから。
 とくにキーの感触は浅く軽くなっていてThinkPadにはもどれない。

 一番、なれなくてはいけなかったのはトラックパッドだった。
 何しろ、ThinkPadは赤いポッチだ。それにはかなり馴染んでいたけれど、次はない、と思っていた。以前、ThinkPadにディスプレイを外部接続して使ったとき、感じたのだ。赤いポッチはThinkPadの画面サイズまでが限界だ、と。それより大きくなると、マウスがなければ、つらかった。
 iMacを使ったとき、このトラックパッドが鬼門だった。
 クリックが面倒だったのだ——なんでタップでできないんだ、と「システム環境設定>>トラックパッド」の設定を見直した。デフォルトでは「タップでクリック」がオフになっていた。
 ドラッグの仕方もその設定を見て承知した(3本指)。2本指でのスクロール機能もすばらしい。
 このあたりから急速にトラックパッドになじんでいった。
 気にいったのはピンチでSafariの表示をズームアップできることだ。老人の目にはこの機能はありがたい。ただしFireFoxではできなかったのでアプリが対応している必要があるのかもしれない。それもあってメインのブラウザはSafariにしようか、と思っている。FireFoxにはSage(RSSリーダ)とScrapBookというアドオンをいれているのでそれをどうするかが問題だったのだが——MacにはSpotliteがある。これがかなり強力だった。
 使ってみて驚いた。いわゆるデスクトップ検索なのだが、pdfの中身からなにから検索できる。しかも速い。インタラクティブ検索をしているようなので日本語でなければ、さらに感動的なほどだろう。

 ScrapBookというのは気にいったり、手元にとっておきたい記事をローカルにクリッピングするアドオンなのだが、検索機能がFireFox上で実装されているのでやはり遅い。ThinkPadだったこともあるが(MacBook Air上ではストレスなく検索できた)。
 しかし、これだったらSafariでpdf出力しておいてSpotliteで検索をかけることで代替できるのではないか。しかも今まで溜めこんだものも検索できる。
 Sageについては今までどおりになりそうだが。

 Safariをメインブラウザにしようと思った原因がもうひとつ。
 リーディンテストである。
 実は以前からウェブサーフィンはiPad miniを使っているのだが、リーディングテストの機能がピンときてなかった。あと読みたいと思った記事をとっておくのだが、iPad miniの中に閉じていた状態ではあまり意味がなかった。
 それにMacBook Airに同期されるようになって俄然、意味をもってきた。
 じっくり読めるし、ローカルにpdf出力しておくこともできる。
 しかもだ。
 MacBook Airが横長なおかげでサイドバーにリーディングテストをだしておいても邪魔にならない。むしろ、いいぐらいだ。とくにフルスクリーンにしたときは。

 横長であることには重要な意味があったのねー。
 感心すること、しきり。
 というかリーディンテストがオフラインで読めることに驚いた。そうだったのか! すばらしすぎる。

2014年12月16日火曜日

MacBook Air稼働

 夜中に布団の中でMacBook Airを買うと決め、購入の確定ボタンを押した直後、あーっ、と頭を抱えてしまった。しまった、ディスク容量は128Gで足りるだろうか。
 購入したのはMacBook Air 11inchの最安モデル。ただしメモリは8Gに増設した。

 たしかにThinkPadでは同じ128Gでも30Gほど余裕があった。
 でもそれはDELLを母艦にしていたからで、その役割もMacBook Airにまかせるとなるとやばいんじゃないか。音楽データをいれたらパンパンになってしまうんじゃないか。しかも環境の移行が面倒なので、VirtualBoxにFreeBSDをいれて使おうと考えていたのに。
 案の定だった。
 全然、足りない。
 やってきたMacBook AirにiTunesのデータをいれたら全然、隙間がなくなってしまった。なーんもできん。しまったぁ。やはり256Gは必要だったか。どうしようもなく、最終的にiThunesとiPhotoのデータをTime Cupsuleのネットワークドライブへ置くことにした。それで空いたのがだいたい40G。
 実はこの手はあまり使いたくなかった。というのもTime Machineのバックアップ対象にはならないし、同じハードディスクにバックアップしても意味がない。Time Cupsuleが壊れたらそれで終わりだから(他のものはMacBook Airに残るのでそんなときでもだいじょうぶ)。
 でもしかたない。
 わずかな金額をケチった自分を恨むしかない。

 それでもVirtualBoxにFreeBSDをいれるというのは無理なようで、MacOSに環境をつくることに——まぁ、なんだかんだとあったのだが、一応のところまで環境構築した。これでしばらくは戦える(何と?)。

2014年12月15日月曜日

MacBook Airへデータ移行

 DELL(WindowsXP)から移行アシスタントを使ってデータ移行を試みた。
 よろしくなかった。途中で処理が行ったきりになってしまうのだ。何がおかしいのか。いろいろ試してみたあと、Appleのサイトの説明を何度も読み直してようやく気づく。DELLにchkdskをかけてなかった。
 案の定、エラーがでた。
 修復してふたたび、chkdskをかけた。エラー。また修復してchkdsk。ところがエラー。それを半日、くりかえした。それでもエラーはとれなかった。
 あーっ、しゃらくせえっ。
 頭にきてミュージックフォルダを丸ごと、コピーした。
 それでiTunesからデータが認識されるから試してみた。——認識した。なんてことだ。最初からそうしておけば、よかったのか……orz。なんとなく移行アシスタントできれいに移行したかったのだが。だめだった。
 iPhoneはちゃんと認識するかな?
 接続した。
 うん、認識する。
 それで安心していたらいくら待っても同期が終わらない。
 なんで?
 何度か、iPhoneのディスクの使用状況をチェックしていて気づいた。「その他」のデータがどんどん増えてないか? だいたい「その他」って何だ? 最終的に32Gになり、iPhoneの中の音楽データが押し出されるようにして全部、消えてしまった。
 ネットで調べてみても「その他」のデータに関する問題はあがっていたが、対処法はまちまちだった。iTunesに接続したまま、iPhoneをリセットしろとか。いろいろ。試してみたが、どれもだめで最終手段を講じた。
 iPhoneを初期化した。
 おかげでアプリのデータが全部、なくなってしまった。MapFanの無料キャンペーンのとき、手に入れていた地図データなんか二度と手に入らないだろうに。全部、消えてしまった。なんてことだ。
 同期なんてするんじゃなかった……。
 しなくても問題なかったのに。
 あーあ。

2014年12月12日金曜日

AirMac Time Capsuleを稼働

 「AirMac Time Capsule」というのはいわゆるNASである。
 同梱された設定ガイドを読み、ちょっと疑問はあったのだが、Appleだもの、ちょちょっと動かせるだろう、と思っていたらはまってしまった。
 疑問には思っていたんだよ。最初の設定はどこでやるんだろう、と。
 設定ガイドにはステータスランプについてこう書かれていた。
「オレンジの点滅 AirMac Time Capsule上でネットワークまたはインターネットへの接続を確立できないか、問題が起きています」

 実は起動シーケンスでステータスランプはオレンジ色の点灯(起動中)→オレンジ色の点滅(設定中)→緑色(通常運転中)に遷移する。オレンジ色の点滅は「設定中」なのか、「問題が起きている」なのか。
 起動したのにいくら待ってもオレンジ色の点滅から緑色に遷移しなかったのだ。
 だからエラーが起きている、と思って何度も電源をつなぎなおしてしまったじゃないか——iPadにインストールしたAirMacのユーティリティは接続状態にならないし。
 何度かのリトライしていてふと(ほんとうにふと気が迷ったのか)、iPadの「設定>>Wifi」を開いてみたら、「AirMac Time Capsule」の設定項目ができていた。そこからパスワードなどを設定するようになっていた(今、「設定ガイド」を読み直していたら該当項目があった……orz)。
 たぶんMacからだったら迷わなかったのだろうな。AirMacユーティリティから設定するようになっているようだから。

 まぁ、結局は自分が馬鹿だったというオチなのだが。

 実は既存の分の回線速度はそれほど期待してなかった。
 ThinkPadの無線LANはBUFFALO WLI-UC-GNだし。ところが——。
 DELL(WindowsXP)の画面をVNCでThinkPadに表示して動かしてみると、今まではやはりネットワークでの作業だよね、マウスカーソルとか、もっさりしているよね、という感じだった。それがThinkPadでWindowsXPを立ち上げているような体感だった。
 えーっ、むっちゃ使えるじゃん。
 驚いた。
 こんなにちがうんだ。

2014年12月11日木曜日

浅野プロの視線動画 (掛川チャンピオンシップ 2014)

 midaさんのところと同じタイトルw

 いやぁ、すごい。
 すぐ近くの菊川でセーリングした経験があるので、水の冷たさや潮の香りや、顔で乾いていく海水の感じとか、がフラッシュバックしまくりだった。波をこえるところとか、それに対応して手足とか肩とか背中の筋肉がピクピクして自分で笑う。
 それにしても浅野プロ、速い。

 また、いつか行きたいな、菊川。

2014年12月10日水曜日

ThinkPadが動かなくなった……

 あと数日でMacBook Airが屆くという朝だ。
 ThinkPadが立ち上がらなくなった。bootメッセージの途中で、fsckをかけろ、とシングルユーザモードにはいる。そこでいつものように「fsck -y」を打ったのだが、終了してもfsckをもう一度、かけろみたいなメッセージがでる。
 そこで何度もfsckをかけてはbootというのを繰り返したのだが、動かない。いろいろなことを試した中で、safe-modeで立ち上げたときに次のメッセージに気づいた。

WARNING: /: TRIM flag on fs but disk does not support TRIM

 ん〜。
 これってもしかたらSSDが壊れたってこと?
 書き込めなくなったってこと?
 うわー、まいったな。新車がとどく数日前に故障する車かよ。
 MacBook Airがとどいてもすぐにつかえる環境になるわけじゃない。週末には競馬がある。なんとしてもThinkPadのFreeBSD環境を取り戻さなくては。とりあえず、SSDのリードはできる。ごっそりバックアップしてインストールしないしか……あっ、ネットワーク環境がない。
 実はもう一台のパソコン——DELLはOSがWindowsXPのため、外の世界にでていかないようにしてある。ああ、しまったな。二週間ほど前に、FreeBSD環境をいれたハードディスクをバックアップ用に転用してなければ、なぁ。色々と状況が不毛だ。
 フルバックアップしようにも空いているディスクがなく、頭を抱えてしまった。
 いろんなことを試みた末——幸いFreeBSDをいれたUSBメモリを見つける——、ふと「/etc/rc」の途中で落ちているのだから「tmpfs」が悪さをしているかもしれないな、と思い、「/etc/fstab」を修正した。ThinkPadの中からSSDを取り出してお立ち台に接続して。
 きっと疲れていたんだな。
 SSDが書き込みできなくなっていることをうっかり忘れていた。
 修正したあとに気づく。あれ? 書き込めたんじゃね?
 それで立ち上げてみると、ThinkPadが動いた。FreeBSDが立ち上がった……。そのあと、fsckをかけるなどの作業をする必要はあったけれど、とりあえず、動くなようになる。しかし、原因は「tmpfs」のせいでもなく——設定を元にもどしたが、問題はなかった——、強引に書き込みをかけたことで、SSDが書き込めるようになったのか?
 どうもそういうことではないらしく、safe-modeでのワーニングメッセージはあいかわらず、でているので、あのメッセージの意味はsafe-modeではtrimが有効にならないよ、というていどのことらしい。

 結局、原因は不明。
 わかっているのは一日が丸々、潰れてしまったということだ。別に貴重でもない一日だが。

2014年12月7日日曜日

MacBookAir + AirMac TimeCupsleを購入

 気の迷いだ。
 そうにちがいない。
 ドル円の為替レートが120円を切ったのを見て思ってしまったのだ。このまま、円安が進んだら値段が高くなってしまうかもしれない。MacBookAirの。
 今のメインマシン(ThinkPad)がだめになったら新しいパソコンを買わなきゃならんなぁ、とは思ってはいたのだ。Windos8はありえん。選択肢はMacBookAirしかない。しかし、ThinkPadは現役でまだまだ使えそうだった。それなのに急にバッテリーが壊れています、というメッセージが出てしまったのだ。ドル円が120円を切った日に。
 新しいバッテリーを買えば、ThinkPadを使いつづけることはできるが、これは啓示だろう。
 しかしなぁ。
 買うか。
 買ってしまうか。
 ——買ってしまった。

 もちろんThinkPadと用途がかぶってしまう、というのがずっとネックだった。
 まだ使えるものがあるというのに、新しいものを買うというのには抵抗がある。なに、ただの貧乏性なのだが。だから買うのはMacminiという線も考えた。その方が総額を抑えられる。
 しかし、デスクトップか。
 正直、デスクトップを購入する意味が感じられないんだよなぁ。
 使わないような気がするのだ。結局、デスクトップはノートのバックアップマシンでしか、ないんだよな。それだったらAirMac TimeCapsuleを買ってそこにバックアップした方がまし、というものだろう。
 もちろん最悪、ThinkPadをデスクトップマシンにするという手もあるが。
 たぶんしないだろうな。

 とりあえず、AirMac TimeCupsleが到着。おおっ、予想してたより全然、小さい。

2014年12月6日土曜日

SLiM、MATE、iBus、.profileの取り込み

 GTKのインプリメソッドが有効になっていないことに気づき(GDMのころは問題なかった)、「.xinitrc」に以下の環境変数を追加して対応した。

export XMODIFIERS="@im=ibus"
export QT_IM_MODULE='ibus'
export GTK_IM_MODULE='ibus'

 このままだと、EmacsにたいしてもiBusが有効になってしまうので、「alias emacs="XMODIFIERS=@im=none emacs"」を定義していてふと気づく。あれ、aliasの定義が有効になっていない?
 「.shrc」(.profileから読み込んでいる)の中にはうっかりミスを防ぐため、

alias rm='rm -i'
alias mv='mv -i'
set -o noclobber

 というのが定義してあるのだが、それが有効になってなかった。そういえば、rmでほんとうに削除するかどうか、聞かれなかったな。どういうことだ。Terminalで確認すると、たしかにaliasが定義されていない。というか、空だ。
 どうやらDisplay ManagerをSLiMにかえてかららしい。
 バグか、とも思ったが、試しにxdmにかえても同じだった。つまり仕様。たしか、「.profile」(つまり「.shrc」)はログインのときだけ取り込まれるんだっけか(不確か)。なので「sh -> sh -> sh」と立ち上げても「.profile」は取り込まれなかった。
 「login」すれば、取り込まれる。
 だからSLiMを使わずにコンソール画面からログインして(このとき、取り込まれている)「startx」すれば、aliasは定義された状態になる。そういう運用にすれば、問題ないわけだが……。
 いろいろやってみた結果、「sh -> bash -> sh」はだめだが、「sh -> bash –login -> sh」なら取り込まれることがわかった。たぶんloginして最初のshが「.profile」を取り込むのだ。
 なるほど。
 ならこうすれば、いい、と気づいた。「/usr/local/etc/slim.conf」の中身を次のように変更した。

login_cmd exec /bin/sh - ~/.xinitrc %session
       ↓
login_cmd exec /usr/local/bin/bash -login ~/.xinitrc %session

 ビンゴ。
 これで正しい対応かどうかはわからないが、aliasが定義された状態になった。

 これ自体はよかったのだが、最初のもくろみ——EmacsではiBusを無効にするというのは達成できなかった。Terminalからの「emacs」は無効になるのだが(aliasが定義されているのだからこれは想定通り)。ところがMATEのメニューからだとうまくいっていない。
 そこでEmacsを起動するメニューランチャのプロパティに定義されているコマンドを「emacs %F」から「env XMODIFIERS="@im=none" emacs %F」へ変更した。

2014年12月5日金曜日

パッケージの総入れ替えを敢行した

 「GNOME3」でどたばたして以来、どうもThinkPadの調子が悪い。精神的なもので実際にどこがおかしいということはないのだが——なんかなぁ、すっきりしない。
 そんなところに「pkg upgrade」で更新がきた。
 かなりの件数できっと、何かの不具合がでてそれの対応なのかな、と思って実行したらいろんなアプリが削除されたり(gnucashとか真っ先にFirefoxも消えた)、リインストールが発生。けっこうな時間がかかった。
 無事、終了してgnucashとかいれなおさなくちゃなぁ、と思いつつ、MATEを立ち上げると、文字が存在しなかった。その画面には。
 フォントが飛んでしまったらしい。英数字も表示されていない。
 xorg程度のいれなおしでは修復しなかった。
 全フォントをいれなおしすれば、治るかもしれないが。
 すっきりさせるために、全パッケージを削除。「pkg delete -a」
 コンソール画面でこつこつと再構築。ログインマネージャーはSLiMのみ。デスクトップ環境はMATEのみ。Xorgは必須。たぶん使わないアプリはのぞいていく。それでなんとなく、すっきりした。
 気分的にだけど。

2014年12月3日水曜日

GNOME3をインストールしようとしてSLiMに至る

 迂闊すぎた。

 というのでうっかりGNOME3をインストールしてしまったのだ。「pkg install gnome3」——使えるパソコンが一台しか、ないというのに。いきなりログインマネージャー——GDMが動かなくなった。
 画面が真っ暗。
 わー。
 しかも最近、Alt+Ctrl+F1でなぜか、仮想端末にはいれない。大勢に影響がないので原因は探ってなかったのだが、おかげで真っ暗になった画面を前に何もできなくなってしまった。ほんとうに手も足もでない。
 rebootしても最終的に真っ暗な画面にたどりつくだけだから。
 シングルユーザーモードで立ち上げなおしてもディスクがreadonlyなので、rc.confを修正することができないのだ。あー、しまった。しまったよ。
 どうしようもなくてssh経由で裏からThinkPadにはいってrc.confを修正してGDMを殺す。sshdを立ち上げておいてよかったよ、まったく。
 それからいろいろ試してみたのだが、GNOME3自体もうまく動かないことが判明。
 しかもGNOME2のGDMにもどそうとしたのだが、うまくもどせなかった。あいかわらずGDMが真っ暗なまま。結局、「GDM (GNOME 3) fails to show login screen」という記事を見つけてGNOME3はあきらめた。まだ問題は解決してないように読める。
 もういっそパソコンを買い替えようか、と思ったほどだった。
 ログインマネージャーを経由せずに、startxで立ち上げるという手はあるのだけど、この方法だとどうもデスクトップから直接、シャットダウンできなくなる(権限の問題だろう)。それはそれで問題だ。どういうわけか、デスクトップを終了させてもコンソール画面まで戻らないのだ。
 Xのログインマネージャーはrc.confをいじれば、すぐ動くというものでもないしなぁ。そこでKDesktopのログインマネージャーを使ってみる——KDM。だめだぁ、なんか、ピンとこない。KDMからMATEを使う方法をさがしている道行で、SLiMというログインマネージャーを見つける。「pkg」にあった。
 インストール。
 設定もrc.confだけで充分だった。「slim_enable="YES"」
 ログインしたらいきなり、MATEが動いて驚いた。「/usr/local/etc/slim.conf」の中を見てやっていることがわかる。「.xinitrc」を起動させていた。
 なるほど。
 それでKDMのカスタムは「.xsession」を起動していたのかもしれない、と気づく。そこにMATEを起動するようにすれば、うまく動いたのかもしれない。ためしていないけど。
 いずれにしてもSLiMのわかりやすさが気に入ってログインマネージャーに採用。
 これでGNOME3がおかしくてもログインマネージャーに影響することはなくなった。けれど、たぶんGNOME3はいれない気がする。何度か、pkgからインストールしなおしているときに気づいたのだが、gnucashが削除されていた。
 パッケージの依存関係からだろうが、それはこまる。非常にこまる。
 というわけでGNOME3はいれないと思う。ここしばらくは。

2014年12月1日月曜日

クリストファー・ノーラン監督「プレステージ」


 クリストファー・ノーラン監督「プレステージ」
 時系列がいりくんでいるうえ、複数視点が混在しているため、かなり複雑で何回もどんでん返しがある。ようやく話が収束し、物語が終わり、出演者のテロップが流れはじめたところで「えっ」と声をあげてしまった。デビィット・ボウイーの名前があったのだ。
 ええっ、どこに出てたのっ。
 驚愕のあまり、話が全部、頭からふっ飛んでしまった。

ネコ

2014年11月26日水曜日

村井純「角川インターネット講座 (1) インターネットの基礎情報革命を支えるインフラストラクチャー」

 村井純「角川インターネット講座 (1) インターネットの基礎情報革命を支えるインフラストラクチャー」

 東日本大震災のとき、停電にもかかわらず、携帯電話が通話可能だったことが不思議だった。基地局の電源はどうなっているのだろう、と。どうして停電の影響を受けないのだろう。
 太陽電池なのだろうか。電線が別系列なのだろうか。それとも電源を必要としないのだろうか(昔の黒電話をイメージしていた)。
 その答えが本書に載っていた。
 バックアップのバッテリーがあったので3時間ほどは使えていたらしい。
 今はそれを24時間ほどに拡張することが考えられているという。

2014年11月24日月曜日

笠井潔/白井聡「日本劣化論」

 笠井潔/白井聡「日本劣化論」

 このところ考えていたり、感じていた違和のいくつかのことに答え(なのか?)を得た。無知ゆえに気づいてなかったこともふくめて。
 たとえば、ウクライナ騒乱スコットランド独立住民投票などを見て世界的に独立運動が活発になっているのではないか、と思っていたのだけれど——香港のデモもあり——、日本でも沖縄の独立運動ということがありうるという認識はまったくなかった。
 なんとなく、アメリカからの沖縄返還ということがあったので最初から日本の一部だと思っていた。たしかに元々は琉球王国として別の国だった。

 それにしても「(憲法)九条支持と安保反対は両立し得ない」という話には唖然としてしまった。あきれた、という意味ではない。逆だ。論理のバックグランウドには「例外社会」で示された考え方——冷戦もまた、世界国家を析出するための闘いだった、という——あるのだが、おそらく311を経て深化した考えなのだろう。
 「例外社会」で提示された「複岐する実存」——今だによくわかっていない——は放棄されたのか、どうか、わからないが、その前に国家の解体ということを視野にいれていれはじめているらしい(以前からだったかもしれないが)。
 たのしい。
 へんな言い方だけど。

2014年11月19日水曜日

デイヴィッド・エプスタイン「スポーツ遺伝子は勝者を決めるか?: アスリートの科学」

 デイヴィッド・エプスタイン「スポーツ遺伝子は勝者を決めるか?: アスリートの科学」

 なさけない話なのだが、読んでる途中まで遺伝子についての本だということに気づかなかった。タイトルであきらかだったのに。——アホだ。しかし、まぁ、取り上げられている様々なアスリートの話がおもしろかったということもある。男女の性差の話とか。スーパーベイビーの話とか(範馬勇次郎を思い出した)。体型のビッグバンの話とか(19世紀終りごろに起きていたらナチスもアーリア人こそ優越人種などと唱えなかったのではないか、とかと考えたり)。
 遺伝的な決定論について作者がどのように考えているか、は本書にゆずるとして「一万時間の法則」が実は平均の一万時間だということを知ってショックをうけた。「マルコム・グラッドウェル「天才! 成功する人々の法則」を読んだとき、なんとなく、どの分野でもトッププロは一万時間の練習時間の蓄積がある、というニュアンスに受けとっていたのだが。
 平均だったのかぁ。
 それなら早熟の天才があらわれたり、大器晩成したりしてもおかしくないってことになるよなぁ。なんとなく騙された感がある。

2014年11月16日日曜日

野口悠紀雄「仮想通貨革命---ビットコインは始まりにすぎない」

 野口悠紀雄「仮想通貨革命—ビットコインは始まりにすぎない」

 ビットコインについてぽつぽつといろいろ考えていたこととはまったく関係なく、この本を読み終わってふと思った。公開鍵暗号ってすごいブレークスルーなんじゃないか、と。いちおう、公開鍵暗号については知っていたのだけれど、これがコンピュータなしでは実現できないことだということにようやく気づいた。
 コンピュータでやっていることはかつてはコンピュータなしでやっていたことばかりだ。もちろんかかるコストはちがうし、処理速度もちがう。コンピュータがなくなったところで、会社の会計処理は行なわれえるだろう。
 ところが公開鍵暗号による身元証明と盗聴防止は不可能だ。
 コンピュータで行なうタスクのたいがいは現実の(コンピュータなしの作業の)写像だけど、公開鍵暗号はちがう。これはつまりコンピュータによる質的な拡張といえるんじゃないか。
 すごいな、コンピュータ。

2014年11月14日金曜日

anything(persistent-action)

 anything-booksは通常のanythingとはちがってpreviewがあるのがいい。
 で、ちょっとやってみたいことがあって自前の「anything-*」を作ってみようと思ったのだが、半日ほど苦しんでしまった。previewのために、「persistent-action」を設定しているのだが、それがうまく動かない。
 anything-booksでは動いているみたいなのに。
 なぜだろう。
 結局、anything-booksがなぜ、動くかはわからなかったのだけれど——非同期処理は関係なさそうだった——、「anything-follow-mode」を設定してやれば、「persistent-action」は有効になるようだったので「delayed-init」で呼ぶようにした。

 ようやくすこしはanythingが使えるようになったかなぁ、と思っていたらhelmになっていたよ、世の中は……。

2014年11月12日水曜日

平野耕太「ドリフターズ」(4)

 平野耕太「ドリフターズ」(4)

 こんなおもしろいマンガ、はじめてだ。
 経験したことがない。
 正直、「HELLSING」が終わったとき、次の新連載にはあまり期待してなかった。「HELLSING」は傑作でこれを超えるのはむずかしいだろう、と。ところがそんなことはなかった。前巻までもさすが平野耕太だ、おもしろい、「HELLSING」はまぐれじゃなかったのね、とか思っていたのだが(何、この上から目線)。
 4巻で完全にノックアウトされてしまった。すげーよ、これ。これは完結してしまうまで死ねんな、と思ったほどだ(そういえば、「HELLSING」のときも同じようなことを考えた)。

 それにしても

 正しい
 君達は正しい海洋国家
 商業国だ

 というさりげないセリフの凄さは何だ。
 裏にどれだけの知識があるのかと考える慄然とする。あるいは信長が「桶狭間あたりからやりなおしてぇ」とか、吐くセリフとか。しかもただ知識量が豊富というのではなく血肉になっているからこそ、という凄さ(こちらの知識がなさすぎだけかもしれないが)。

 しかしなぁ。
 5巻は確実に1年以上、待たされるんだろうなー。

2014年11月7日金曜日

anything-books

 なんだかんだとPDFがそれなりにあってどうすんべぇという話だ。
 自炊本とか、マニュアルとか。FirefoxのScrapBookに放りこんだりしていたのだけれど、どうもよろしくない。重すぎた。Evernoteに突っこむという手もあるんだけど、ローカルのDBファイルが1ファイルだからなぁ。pdumpfsでのバックアップが意味なし君になってしまう。
 で、思い出したのが、anything-books。もう4年も前か。

 「evince-thumbnailer」はなかったのでMATEのものを、viewerもローカルにあるものを使うことにした。ついでにmigemoもインストール。

(require 'anything-books)
(setq abks:books-dir "****")
(setq abks:mkcover-cmd '("atril-thumbnailer" "-s" size pdf thum))
(setq abks:open-command "qpdfview")

 悪くなかった。
 どうして今まで使かってなかったんだろう?

 ただ、自炊本とマニュアルをいっしょにあつかうのは嫌だなぁ、と思って次のようにラップしたものを二つ、つくった。うん、悪くない。これなら起動するviewerもちがうものにできる。

(defun y-manual()
"anything-booksを使ってmanual一覧アクセス"
(interactive)
(require 'anything-books)
(let ((abks:books-dir "****/manual/")
(abks:mkcover-cmd '("atril-thumbnailer" "-s" size pdf thum))
(abks:open-command "qpdfview"))
(anything-books-command)))

2014年11月5日水曜日

ザック・スナイダー監督「エンジェル ウォーズ」

 ザック・スナイダー監督「エンジェル ウォーズ」

 「Sucker Punch」の予告編が最高にかっこよかった。
 Youtubeで関連動画を観まくり、公開されたら絶対、観に行かなきゃあな、と思っていたらなんとすでに公開されてしまったあとだった。海外にアップされた動画ばかり観ていたので全然、気づかなかったのだ。ザック・スナイダー監督の「エンジェル ウォーズ」がそれである。
 しかたないのでAppleのオンデマンドで視聴した(ちょうど配信が開始されていてそれで公開されていることに気づいた)。
 いわゆる夢と現実を行き来するタイプの話で——「エルム街の悪夢」とか、村上春樹の「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」みたいな——、でも三重構造というのはめずらしい。はじめて観たような気がする。

 現実:精神病院
 夢:キャバレー
 夢の中の夢:ハイパーアクション空間

 「夢」と「夢の中の夢」は強く関連していて、「夢」の中での逃げ出すためのアイテムを手に入れるための行動が「夢の中の夢」のハイパーアクションにシンボライズされている、という構造になっている。「夢」と「夢の中の夢」を何度も行き来して最終的にある女性のみが脱出に成功する……。そのためもあってなんとなく、ハッピーエンドっぽい終わりになっているのだが、いろいろ考えていたらけっこうきついラストだと気づいた。
 たとえば「ドグラ・マグラ」のような一場の夢。
 うーん、すごいな。
 あとで考えて印象がすっかりかわってしまう映画というのもあるんだなぁ。
 今でも思い出すたびにちょっと悲しくて涙ぐんでしまう。

2014年10月6日月曜日

エドワード・カストロノヴァ「「仮想通貨」の衝撃」

 エドワード・カストロノヴァ「「仮想通貨」の衝撃」

 ずいぶん年をとってからなのだが、お金って何だ? と考えこんだことがある。そのときの一応の結論はモノサシみたいなもの、ということだった。価値を計る定規。だからふたつのものの価値を比べることができる。
 それなのに、お金のそのものに価値があるように感じるのはなぜだ。不思議だ。もちろんお金をつかってものと交換できるからなのだろうが。
 どうやら自分の頭の中だけで捏造したにしてはそれほど、的外れだったわけではないらしい。

 貨幣は次の三つの機能を満たすものだ、という。

  1. 交換の媒介
  2. 価値の尺度
  3. 価値の貯蔵

 ああ、「価値の貯蔵」についても考えたことあるぞ。本書の該当個所を読んだときに思った。世の中に生み出される価値の分だけお金をつくる必要があるはずだ。しかし——このとき頭にあったのは農作物だった——、食されたり、腐ったりすると、それは消える。そのとき、お金は消えない。そのため、世の中の価値の総量と、お金の総量はバランスがとれなくなる……。
 今にしてみれば、これはインフレやデフレのことを思考していたんだな、とわかるが、当時はそんな自覚はなかった(たぶん言葉だけしか、知らなかった)。
 そんなことを考えていたため、ずっとポイントというものをどう考えれば、いいのかがわからなかった。マイレージとか。通貨と同じではないか。しかし、贋金として逮捕されたとか、聞いたことがなかった(「円天事件」はあるが)。手形とかあるしなぁ。それにかつての香港では銀行が勝手に通貨を発行していた、という。
 そういうバラバラに考えていたことが、この本を読んで八割ほどすっきりした。
 世の中、自分が疑問に思っていることにたいしてすでに考えられているものだなぁ。

2014年9月29日月曜日

mate-power-manager

 pkg upgradeしてからMATEの電源管理がうまく立ち上がらなくなってしまった。手作業で直に動かすと、coreを吐いてしまう。電源管理が動いてないせいか、シャットダウンのときにサスペンドとハイバネーションを選ぶことができない。

$ mate-power-manager --version
mate-power-manager --version
Version 1.8.0

$ mate-power-manager
mate-power-manager

** (mate-power-manager:1416): WARNING **: levels is 0!
セグメンテーション違反 (core dumped)

 手作業で強引にサスペンドさせることはできる(acpiconf -s 3)のでシステム側のせいではないのだろう。pkgがおかしいのか、と思ってportsからリコンパイルしたが、結果は同じ。
 モバイル環境でバッテリー残量がわからないのは不便なので「xbatt」をインストールしていたのだが、ふとほかのデスクトップ環境なら使えているのではないか、と気づいた。
 Xfce4では動いている。
 そこでデスクトップをXfce4にしようか、と思ったのだが、今度はiBusがうまく動かない(MATEでもよく落ちているが)。Gnome2はあいにくportsから再構築しなければ、ならないし。うーむ。

 あっ、そっか。
 MATEで「xfce4-power-manager」を使えば、いいんだ。

 ところが自動起動が失敗する(手作業では動く)。「xfce4-power-manager」からサスペンドすることもできるしなぁ、ちょっと面倒臭いが、毎回、手作業で動かすことにしよう……。バッテリーが空になったとき、シャットダウンしてくれるだろうし(xbattではマシンが落ちてしまってfsckをかけるはめになってしまった)。

2014年9月21日日曜日

問題は未解決(解決した)

 「pkg upgade」をかけたところ、FreeBSDがおかしくなってしまった。ログインマネージャーであるGDMがまたたくようにスタートとダウンをくりかえす。なんとか、GDMが立ち上がらないようにして急場を凌いだのだが、デスクトップ環境が動かなくなっていた。
 あちゃー。
 MATEだけではなく、Xfce4もGNOME2も動かない。Xorgごと落ちてしまう。まいった。実は「pkg upgrade」は元にもどす方法があると思っていたのだが、わからず、「pkg upgrade -f」で全アプリをいれなおしてしまった。結果、動かない。
 せめてpkgのバックアップをとっておけば、よかった。そうすれば、元にもどせたかもしれない。
 色々、やってみてXorg単体は動くことが判明。
 xterminalも動く。しかし、Emacsはだめ。Xorgごと、落ちる(XorgがSegmentaion faltで落ちる)。試行錯誤の末、Gtkをバインドしたアプリを動かすと落ちるらしい。その象徴的な例がEmacsで、端末モードで動かすと、ちゃんと動く。
 ためしに、Qtをバインドしたアプリ——qpdfviewを動かしてみたところ、だいじょうぶだった。「gtk-demo」はだめ。Gtkが何か、悪さをしているのか、と思って再インストールしたりしたのだが、よくよく考えると、Gtkの影響でどうしてXorgが落ちるんだ?
 へんだ。
 Xの共有メモリでも叩いているのか?
 確認のためにWindowsのXwindowを動かして、その上でEmacsを動かしたら動くじゃないか! 1こりゃあ、XorgのバグをGtkが踏んでいるのかもしれない。それともうちの環境固有か。パソコンが古すぎるとか。Xorgが最新になって何かがサポートされなくなったというオチかもしれない。
 Google先生にお伺いをたてたが、わからず。
 Qtなら動くので、KDEをインストールしようとしたが、portsでビルドするしか方法がなく、コンパイルエラーでビルドできず。Xorgも同様。このまま、待てば、pkgが更新されて直るんだろうか。それならいいんだが。
 いっそ新しいパソコンを買うか。
 最低でもEmacsが動けば、我慢できるんだが。端末モードではなぁ。ふと思いつく。EmacsをGtkなしでリビルドすれば、いいんじゃね?
 Motifでリビルドして素のXwindow上(ウィンドウマネージャーはmwm)で動かしたところ、動く。これでしばらく、復旧するまで(しないかもしれないが)、凌ぐことにする。
 WebブラウザはQtの「otter-browser」というのがあったし。
 RSSリーダーがないとか、GnuCashが使えないとか、libreOfficeが使えないとか、VirtualBoxが使えないとか、shotwellが使えないとか、FireFoxが使えないとか、いろいろあるが、これらはしかたない。使用頻度が高くないので我慢するとしよう。いちおう、Windows上のXwindowで動かせるから。それでよいか……。
 しかし、まいった。

1 と思ったのだが、FreeBSD9のXwindowにリモートしたらXorgが落ちた。こりゃあ、やはり最新のGtkが何か悪さをしているのかな……。

追記:

つらつらとFreeBSDのバグレポートを見ていたら下記のものを発見。そこに解決策があった。
[Solved] Xorg Crash when Opening GUI Apps
pkg delete -f cairo-1.12.16_1,2
pkg add cairo-1.10.2_10,2.txz
とのこと。

2014年9月4日木曜日

藤子・F・不二雄「ドラえもん」

 昔、劇場版ドラえもんの宣伝のためか、iPhoneのアプリに原作マンガがいくつか、アップされていたことがある。その中のひとつは雑誌でたまたま読んだドラえもんの話だった——第1話である。なんと、ぼくは連載開始を読んでいたのだ。
 当然、第1話ということもあってドラえもんがどうしてのび太のところにやってきたのか、という説明があった。ジャイ子ではなく、シズカちゃんと結婚させるために(そのためにはのび太をしっかりさせる)未来から来た、と。
 そのあとタイムパラドックスに関して言及していた。
 のび太の子孫の説明はこうだった。

たとえば、きみが大阪へ行くとする。いろんなのり物や道すじがある。だけど、どれを選んでも、方角さえ正しければ大阪へつけるんだ。

 つまり東京から大阪へ引っ越しをするとき、いろんなルートがあるだろうが、途中の経過がいろいろあっても結果はかわらないよ、と。

 子どものころのぼくはそれをすっかり、誤読していた。
 実はのび太がこうたずねた、と思っていたのだ。
 未来からの干渉の影響でぼくんちが大阪に引っ越したらどうなるの?

 答えはそれで子孫がいろんな方法でいっしょに引っ越していくからだいじょうぶだよ、となぜか、そう読みとっていた(未来でも引っ越しするからだいじょうぶみたいなニュアンスに受けとっていた)。
 よくよく考えると、意味がわからない。
 子供心にも意味、わかんねーなー、とは思っていて、ずっとわかんねーなー、と思っていた。第1話を読みなおすまで。アホだ。まったく気づかなかった。

 で、改めて気づいた。
 あれ、この説明だと未来(結果)はかえられない、ということにならないか?
 つまりどんなルートをたどってもジャイ子と結婚する未来はかえられない。

 なんてことだ。
 ドラえもんの努力は徒労というわけだ。
 おそろしい……。

2014年8月27日水曜日

猪苗代湖10年前

 「14階段  猪苗代合宿 10 年前」

 midaさんのところに10年前の猪苗代合宿のことが。
 なんとなつかしい(同じボードを使っている自分に笑みがこぼれる)。それで当時の自分の文章を読み返してみたところ(サイトは消えてしまったけれど、データはローカルに残してある)、タイトルは「H川さんフィン脱落事件」となっていた。ああ、そういえば、そんなことがあったなぁ。よく覚えてないけど。

そのときの写真(もらいもの)

 記憶の中ではけっこう乗れた一日のように思っていたのだけれど、そうではなかったようで、夕方になって吹き出して1、2時間、乗れたという感じだったようだ。

 で、いろいろ過去のデータを見ていたら以前、車から見つけた写真はやはりmidaさんにいただいたものだったらしい。2004年6月27日(日)のことだ。それとどうやら2004年以前のphotoデータがなくなっているらしいこともわかった。
 たしかデジカメはもっていたはずなんだがなぁ(調べたみたら2001年07月28日に購入)。それ以前にもQV-10を所有していたけれど、これはウィンドの撮影には使ってなかった。

2014年8月26日火曜日

続々・CPU周波数制御(powerd)

 今年は例年よりも暑いのか、よくThinkPadが熱暴走する。
 扇風機も効果なしだ。
 SSDがREAD ERRORになり、固まってしまう。もしかしたらSSDは熱に弱いのかもしれない。そういえば、SSDに換装してはじめて夏なのだった。
 しかたないので重い処理をするときはいちいちpowerdをstopして、CPU周波数を低く設定していたのだが、ふと気づいた。powerdのmaximumを設定してやれば、いいんじゃね?
 どうしてminimumを設定したときに気づかなかったんだろう。
 馬鹿だなぁ。
 今年は何度「fsck -y」をかけたことか。
 /etc/rc.confの設定を以下のように追加した。

powerd_enable="YES"
powerd_flags="-m 500 -M 1200"

2014年8月22日金曜日

2014年8月5日(火):本栖湖FUNビーチ:晴れ(動画)

あまりにもネタがなかったので、2014年8月5日(火)の動画よりジャイブ4本を抜粋。
後半2本はカメラ揺れすぎにつき、注意。

2014年8月20日水曜日

2014年8月19日(火):本栖湖FUNビーチ:薄曇

* Sail:CORE 5.7(NEIL PRYDE) Board:NG ACP 260 Fin:9.5inch

No時刻帆走時間帆走距離最高速平均時速
113:08-13:134分0.5km12.01km/h6.05km/h
213:30-13:387分0.7km16.37km/h5.14km/h
313:54-14:2530分3.1km37.44km/h6.05km/h
414:30-15:0130分3.4km34.77km/h6.50km/h

 10時すぎに到着したときにはすでに南が入っていた。
 これは期待できる。
 マストトップにつけるカメラ(iPhone)を試してみながら風が上がるのを待つ。ところが、なかなか吹き上がらない。朝方、晴れていたのだが、雲がかかり、薄曇の天気になった。嫌な予感がした。
 ——はずしたか。
 それでも吹くだろう、と思っていた。
 本栖湖だから。
 風がない中、ウィンドして体力をなくしたところで吹き上がる。そんなパターン。なので1時までは我慢した。ちなみにファンビーチでよく見かける人の携帯の会話によると、昨日は本栖湖は雨の中、爆発していたらしい。5でもオーバーだった、と。

 予想外だったのは手作りのアタッチメントがブームのインジョーのすこし上に取り付けられなかったことだ。固くて嵌めこめない。風が不安定なうちはiPhoneのバッテリーのこともあり、GPSロガーだけを動かすつもりだった。ぶんぶん吹き出したらマストトップに取り付けて動画撮影しよう、という心積もりだった。
 しかたないのでマストトップ——正確にはマストトップから20cmほど下方に取り付けてGPSロガーを動作させた。そうやってみると、けっこうアタッチメントごと揺れていることがわかった。
 ——こりゃあ、だめだ。
 だいたいネジ止めしていたのだが、そのネジが外れてしまってのでさらに大きいネジをかえたりしたのだが。アタッチメントごと揺れるなら使えねーなー、と。しかたないので以前のパターンにもどそうとしてアタッチメントの位置をほんとうにマストトップにすることを思いついた。
 マストトップの部分のセイルは補強されているので、アタッチメントを嵌めこむとがっちりと噛むのだ。これで試してみよう、と思ったのだが。1
 結局、風が上がらず、試せなかった。
 しかもいつもなら空っぽになってしまうiPhoneのバッテリーが80%も残っていたという……。

1、2R
3R。ひどい。あんまりだ。
4R

1 カメラの視角が心配だった。マストが邪魔になるのではないか、と。

2014年8月12日火曜日

加藤陽子「それでも、日本人は「戦争」を選んだ」

 加藤陽子「それでも、日本人は「戦争」を選んだ」

 韓国、中国の反日感情がよくわからなかった。
 どうやらまともに近代、現代史を習わなかったためらしい。この本で太平洋戦争になだれこむ経緯を知って、そりゃあ、確執が残っていてもしかたないなぁ、と。
 今だに警戒心を抱いても当然かもしれない。

 といいながら読み終えて時間が経ったせいですっかり内容は忘れてしまった。
 これは再読しなければ。

2014年8月11日月曜日

いちおうつくった(速度リスト表示)

 ミリ秒単位をふくめて速度計算するようにしてもおかしなデータがなくなるわけじゃない。元々、外れ値が発生することがあるのはわかっている。「GPSの異常値、外れ値
 で、まぁ、今まではVikingでtrackごとに、Goto Maxで最高速ポイントへ飛んで、前後のポイントの速度をチェックして、外れ値っぽいポイントを削除して、それからまた、Goto Maxで……、というようなことを繰り返していた。何だかんだと面倒臭かった。前後の速度がひとめでわからないので、おかしかな値か、チェックするのに手間がかかっていたのだ。
 それが速度の一覧が表示されているので、けっこう楽になる(はず)。GPXファイルの編集と、簡単にだけど、連携できるようにしたし。
 trackごとの最高速や、帆走距離などもだすようにしたので、そのあたりも楽になるはずだ。Vikingでも表示はできたけれど、カット&ペーストができなかったので。

 あとは地図にマップできれば、完璧なんだがなぁ。
 Rを使えば、できそうなんだけど。ちょっとめんどうそう。

2014年8月9日土曜日

速度計算

 Vikingはまずい、とわかった段階で考えた。いっそ自分で計算してやるか。Vikingにパッチをあててやろうか、と——。結局、パッチはやめた。個人的なパッチなのでVikingがバージョンアップするたびに、対応することになる。面倒だ。
 で、Emacsでやることにした。
 GPXには位置(経度、緯度)と時刻(グリニッジ時)がある。そこから二点間の速度を計算するのを自前でやるのはそれほど、むずかしくないはずだ。問題は位置情報から距離をもとめるやり方だ。
 一瞬、ピタゴラスの定理で求められるんじゃね? と思ったのだが、もちろんちがう。まちがっている。だいたい単位がちがうじゃないか。
 で、調べてみると、いくつか方法はあるようで。

 どうやらVikingは「2地点間の距離と方位角 - 高精度計算サイト」と同じやり方らしく、似た値になる。ほかに有名な「カシミール 3D」で使っているという「ヒュベニの公式」というものもあるらしい。さらにRのライブラリにあるだろうと、見当をつけてみたところ、2Dでの距離関数も見つけた。
 さいわい「二地点の緯度・経度からその距離を計算する(日本は山だらけ〜)」というサイトに「ヒュベニの公式」のR実装があった。それを参考にelispで組み直した(引数の順番は変えた)。

(defun deg2rad(x)
  (/ (* x pi) 180.0))

(defun dist(lon1 lat1 lon2 lat2)
  "緯度1 経度1 緯度2 経度2"
  (let* ((a 6378137.0)
         (b 6356752.314140)
         (dy (deg2rad (- lon1 lon2)))
         (dx (deg2rad (- lat1 lat2)))
         (my (deg2rad (/ (+ lon1 lon2) 2)))
         (e2 (/ (- (expt a 2) (expt b 2)) (expt a 2)))
         (Mnum (* a (- 1 e2)))
         (W (sqrt (- 1 (* e2 (expt (sin my) 2)))))
         (M (/ Mnum (expt W 3)))
         (N (/ a W)))
    (sqrt (+ (expt (* dy  M) 2) (expt (* dx N (cos my)) 2)))))
(dist 36.10056 140.09111 35.65500 139.74472)
58502.45893124113

 まあ、だいじょうぶみたいだ。

2014年8月8日金曜日

2014年8月5日(火):本栖湖FUNビーチ:晴れ

* Sail:CORE 5.7(NEIL PRYDE) Board:NG ACP 260 Fin:9.25inch

時刻帆走時間帆走距離最高速平均時速
11:40-11:5211分1.2km38.81km/h5.95km/h
11:57-12:036分0.9km36.11km/h8.87km/h
12:05-12:1711分1.1km45.80km/h5.61km/h
12:20-12:3010分0.9km40.80km/h5.24km/h
12:54-12:594分1.6km39.86km/h19.73km/h
13:29-13:4111分1.9km49.59km/h9.59km/h
バッテリー充電中
15:29-15:4212分1.1km36.70km/h5.41km/h
15:50-16:009分1.8km45.00km/h11.18km/h
16:04-16:117分1.1km33.42km/h8.66km/h
16:16-16:2610分1.0km41.32km/h5.78km/h

 海でもいいんじゃね? という天気図だった。
 ところが最近は海へは行っていないので土地勘がない(とくに千葉方面)。それに朝いちで起きるのも苦手だ。マストトップ用のアタッチメントを作成するという心積もりもある。
 というわけで一週間ぶりの本栖湖。
 朝方、雨が降った時には失敗したか、と思ったが。

 10時すぎに到着。薄曇りの中、南風が入っていた。
 大学のウィンドサーフィン部がいることをのぞけば、春先のころより来訪者がすくないような気がする。平日ということもあるのだろうが、それにしても。海だろうか。
 そう思って見ているからかもしれないが、低気圧っぽい風。雨が降っている本栖湖で吹いている時によく似ているガスティな風。出艇すれば、乗れそうな気もしたが、そこはぐっと我慢してマストトップ用のアタッチメントを作成した。
 試し撮りをしていたらあっという間にバッテリーが空になってしまった。
 しかたないので、パソコンでiPhoneを充電。
 そのあいだ、GPS取得もお休みである。
 一番、安定してよく吹いていてバリバリに乗っていたのに(ログがないので何とでもいえる)。

 3時半を回り、カメラマウントの場所をいつものところに変えてふたたび、出艇。
 夕方からのどん吹きに期待したのだが、とんでもないコンディションで、なんとぼくのところだけ風がない。しかもきたっ、と思うと、5.7でもくそオーバーのブロー。
 ほとんどまとも乗れず、何でもないところでへんな沈の仕方をしたので観念して湖からあがった。

 こんな沈をするんじゃ、もうだめよ。

2014年8月7日木曜日

Vikingはまずいかもしれない

 VikingでGPSデータを管理するのはまずいかもしれない。(version 1.5.1)。

 たとえば、下記のようなログ。  iPhone->EveryTrail経由で落としたGPXファイルは次のような感じだ(抜粋)。

  <trk>
    <number>1</number>
    <trkseg>
      <trkpt lat="35.459207230" lon="138.577041720">
        <ele>909.000000</ele>
        <time>2014-07-29T06:41:41.168Z</time>
      </trkpt>
      <trkpt lat="35.459194530" lon="138.577280940">
        <ele>909.000000</ele>
        <time>2014-07-29T06:41:42.894Z</time>
      </trkpt>
      <trkpt lat="35.459172990" lon="138.577525940">
        <ele>908.000000</ele>
        <time>2014-07-29T06:41:44.899Z</time>
      </trkpt>
    </trkseg>
  </trk>

 それをVikingにインポートしてエクスポートすると下記のようになる。

<trk>
  <name>VIKING_TR001</name>
  <trkseg>
  <trkpt lat="35.459207229999997" lon="138.57704172000001">
    <ele>909</ele>
    <time>2014-07-29T06:41:41Z</time>
    <speed>10.181978000000001</speed>
  </trkpt>
  <trkpt lat="35.459194529999998" lon="138.57728094000001">
    <ele>909</ele>
    <time>2014-07-29T06:41:42Z</time>
    <speed>21.736802999999998</speed>
  </trkpt>
  <trkpt lat="35.459172989999999" lon="138.57752593999999">
    <ele>908</ele>
    <time>2014-07-29T06:41:44Z</time>
    <speed>11.171953</speed>
  </trkpt>
  </trkseg>
</trk>

 問題はtimeだ。ミリ秒単位が消えてしまっている。保存されたVikingのファイルを見ると、timeは「unixtime」で格納されていた(unixtimeにミリ秒の位はない)。
 これはあかん!
 というわけで地図へのマッピング以外の部分は使わないことにした。

※バグなのか、仕様なのかは不明。英語はわからん。

 ちなみにスピードがおかしいのはやはり秒のみで計算しているからのようだ。ミリ秒まで計算するとそれなりの値になった。

2014年8月6日水曜日

貧者の動画撮影

 マストトップ用のアタッチメントを作成した。

 次のようにセットするわけである(最終的にはリグコードをマストトップからつなぐ)。

 多少、ブレるかなぁ、と思っていたらそんなレベルではなかったwww。
(視聴注意。すごく揺れてます)

 とくに撮影したときに固定用のスペーサーが外れたため、ブレ方がハンパでなかった。チョップをひろうたび、カメラがぶんぶん揺れていたし。
 ※これだけ振り回されて壊れないiPhoneはけっこう頑丈である。
 これはもうスキニー用のスペーサーにネジ止めしてしまうべきなんだろうなぁ。あるいはスリーブに切れ目をいれてマストに直に固定するか。
 あと使っているうちにアタッチメントが下に落ちてきていた。リグコードにひっぱられて止まっていたが、これはまずいので対処しなければ(リグコード以外のラインを用意するだけだが)。

 まぁ写真を撮影していると思えば、問題ないけど。

 問題はむしろ、この視角に、ぼくの肉体が耐えられないことだ。
 ハゲがあらわになってしまうのだよ。

2014年8月1日金曜日

2014年7月29日(火):本栖湖FUNビーチ:晴れ(動画)

2014年7月29日(火):本栖湖FUNビーチ:晴れ

 試しにiPhoneをマスト(ブームインジョーの20cmほど上)に固定して前方にカメラを向けて撮影。魔のトライアングルモードにはまってしまったため、延々と行って戻ってきては歩いて風上へ、を繰り返す。
 撮影した結果は上下逆さまだったため、180度回転。
 そのため、スピードメーターがひっくり返ってしまっているところが御愛嬌。

 カメラを固定する方法を思いついたので今度はマストトップを試してみよう。
 機会はあるだろうか。それが問題だ。

2014年7月31日木曜日

2014年7月29日(火):本栖湖FUNビーチ:晴れ

* Sail:CORE 5.7(NEIL PRYDE) Board:NG ACP 260

時刻帆走時間帆走距離最高速平均時速
13:24-13:4319分19km41.18.5
13:46-14:0518分18km43.27.2
14:18-14:279分9km47.96.5
14:28-14:4719分19km37.96.9
14:49-14:567分7km25.54.4
15:04-15:2723分23km39.110.7
15:33-15:4612分12km42.610.3
16:01-16:3735分35km43.39.4
16:47-16:514分4km43.315.5
16:59-17:045分5km38.812.5
17:10-17:166分6km40.018.1
17:19-17:200分0km14.05.8

 11時に到着したときにはすでに南が入っていて湖面にはフローラインが見えた。
 しかし、まだだれも出艇していない。どこかのフリートが合宿しているようなのだが——そうこうしているうちに、人がさらに集まってきた。
 面識はないが、石丸謙二郎さんとか。
 日向にセッティングしてあるセイルが熱膨張でデスマストする小気味よい音が響く。
 さすが夏の本栖湖——油断ならない。
 吹き上がりそうで吹き上がらないところも夏の本栖湖だった。気もそぞろで落ち着いてウェイティングしていられなかった。我慢に我慢を重ね——普段ならもう出艇してしまっているところをさらに待ち、そろそろか、と準備したら十数艇のウィンドがごっそり湖面に出ていた。
 晴れてはいるが、雲がかかっているらしく、薄曇りぎみだった。
 若干、風も東に振れている。
 出艇してみると、夏らしく、微妙な風。しかも沖合いで風が止まると、東に極端に風が振れる。風が止まる前兆かも、と戦々恐々としていた。それでも最初の一本目のポートでジャイブに成功し、今日の気分はプラス。
 ぷかぷかと湖面に浮かんですごし、14時20分ごろ、ラッキーブローに遭遇した。
 きれいにつづくブローでひさしぶりにセイルのリーチがばたついた。しかも水面にギャップもなく、きれいな平水面だった。速い。一瞬、下らせてさらに加速しようか、と思ったが、止めた。
 それでもこれは今までの最高速が出た、と確信した(47.98km/h)。
 案外、乗れるもんだなぁ、夏でも。
 自分で感心した。

 ところがそうではなかった。
 3時を回り、雲が晴れてピーカンになったとたん、すっかり乗れなくなってしまった。
 風は上がったのだが、生暖かく、そのせいで風が軽い——そんな感じだった。うまくプレーニングできない。暖かいのは下界の熱が運ばれてきているためだろう。水もぬるま湯のようになっていた。
 しばらく苦しんでいるうちに、風速が増したのだろう。
 スタボーはわりとプレーニングできるようになったのだが、しかし、上りを取れず、ポートもきちんとプレーニングできないため、魔のトライアングルにはまってしまう。何度も何度もボートを引いて風上に歩く。
 一本、行っては風下に着岸するというていたらくであった。
 そんなことをくりかえしているうちにふと、気づく。
 ——あれ? スケグ、まちがってね?
 うっかりと、普段、使っているフィンではなく、ひとつ下のサイズのフィンを使っていた。これかっ! このせいかっ!
 道理で上りが取れないわけだ。久方ぶりにスピンアウトしたわけだ。元々、スピンアウトしまくるのでひとサイズ大きめのフィンを購入したという経緯がある。
 納得していつものフィンに換えた。
 それでアウトにでた。戻ってきた。風下に着岸した……。
 ——原因はフィンじゃなかったの?

 何がショックだったか、といえば、フィンを換えたとたん、水が粘るように感じたことだ。それだけ抵抗になっているということじゃないか。いつもなら40km/hをこえることすらめずらしいのに、今日は何度か、こえているのはそのせいかもしれない。
 結局、ブームの高さを変えたことによってすこし状況はましになったが——結局、最後まで風下に着岸しつづけた。
 風はまだ、吹いているし、コンディション的にも充分だった。
 山の陰にはいったのに、風が暖かいため、すこしも寒くなかった。水温も高い。まだ、乗れる——しかし。
 もうこちらがガス欠寸前だった。

2014年7月15日火曜日

Photo管理(shotwell)

 そろそろ写真を吸い出しておかなければなぁ。
 そう思っていた。
 このままだと、きっとiPhoneをぶっ壊して1000件以上のデータをぱあにしてしまうにちがいない。猫のいる生活なので写真が激増している。しかしなぁ、メインマシンは古いThinkPadだし、OSはFreeBSDだ。適当なアプリがあるかどうかわからない。
 しかたない。昔、使ってみて気に入らなかったF-SPOTをインストールするか。
 ——なくなっていた。
 FreeBSD10のパッケージからなくなっていた。
 しかたないのでPicasaをwine上で動くようにした。以前、問題だったファイル数の上限はなくなっているようだったけれど、どうも気に入らない。しかもGoogleMapにアクセスするような動きをすると固まってしまう。
 うーん。
 pkgをいろいろと探してshotwellというphoto managementソフトを見つけた。
 バージョンが、「0.18.0」だが——これがけっこう、使えるという感触だった。さすがにiPhoneから直接、写真を取り込むことはできないようだが——どこかにプラグインがあるかもしれないが。
 iPhoneのデータも吸い出し、shotwellにいれた。
 手持ちのデータをすべて。
 最古は2004年12月11日。
 最新が2014年7月10日。
 約10年分——4193枚の写真があった。

Description :
Shotwell is an image organizer designed to provide personal photo management
for the GNOME desktop environment.

Shotwell can import photos and videos from a digital camera directly, group
photos and videos automatically by date, and supports tagging. Its image
editing features allow users to straighten, crop, eliminate red eye, and
adjust levels and color balance. It also features an auto "enhance" option
that will attempt to guess appropriate levels for the image.

Shotwell allows users to publish their images and videos to Facebook, Flickr,
Picasa Web Albums, Piwigo, and YouTube.

WWW: http://www.yorba.org/shotwell/

2014年7月11日金曜日

あれ、FreeBSDからmount_ntfsが

 WindowsXPのディスクをmountしようとしてあれ? と思った。
 mount_ntfsがなくなっている。
 ——いつからだ?
 FreeBSD 9のころにはあったはずだが。
 しかたないのでfusefsシリーズの中にあるntfsを使うことにした。もしかしたらそちらに移行しろということかもしれない。9のころにインストールしていたので、10にバージョンアップしたときに自動的にバージョンアップされているはず。
 ところがうまく動かなかった。
 カーネルモジュールがうまくロードできない。
 /etc/rc.confで記述されている「fusefs_enable="YES"」がエラーになってしまう。というか、fusefs-kmodがpkgから消えている。しかたなく、最新版をインストールするため、古いものをpkg deleteしてportsからmake installしたらこちらもエラーになってしまい、インストールできず。
 あれえ?
 世の中はだれもntfsのmountを必要としないのか。
 いろいろ調べてみてようやくわかった。カーネルモジュールのロードのやり方が変更になったらしい(本来のFreeBSDのやり方になっていた。/boot/loader.confに「fuse_load="YES"」を追加)。

The FreeBSD Forums • View topic - 10.0 RC3: fuse-ntfsfs not mounting

 どうやらFreeBSD10の途中でかわったらしい。

 それにしてもfusefsのシリーズをつらつら見ていたら、fusefs-ifuseというのを見つけた。「FUSE-based filesystem for mounting iOS devices over USB」——おおっ、これはiPhoneをmountできるんじゃないか。
 さっそくインストールして試してみた。
 試行錯誤の末、mountまでは何とか、できた。
 「mount」と打つと、たしかに認識していたのだが、mountしたデバイスの中身を見ることができない。エラーがでる。デバイスの準備ができてない、と。
 ああ、なんてことだ。とてもくやしいぞ。

2014年7月8日火曜日

バックアップ(pdumpfs):復旧

 また、ThinkPadが固まってしまった。
 強制的に電源断して再起動したのだが、固まる原因になったDropbox on wineが動かくなってしまった。というか、wine全体が動かない。
 あちゃー。
 けっこうwineの環境をつくりなおすのは面倒なんだよなぁ。
 頭を抱えていたら思い出した。
 pdumpfsでバックアップしているじゃないか。
 wineの環境は「~/.wine」の配下に展開されている。バックアップからもどしてやれば、動くんじゃね?
 単純に「cp -R」ではうまくいかなかった。パーミッションがらみでいろいろあるのだろう。「cp -Rp」でやりなおした結果、wine環境が復旧した。
 やはり転ばぬ先の杖。

2014年7月7日月曜日

続・CPU周波数制御(powerd)

CPU周波数制御(powerd)

 powerdをenableにしてしばらくバッテリー駆動で使ってみたのだが、やはりキーが粘るように感じる。とくに125MHzまで低下したときなど、キーの反応が鈍い。試してみたときはだいじょうぶだと思っていたのだが、やはりpowerdはdisnableにすべきなんだろうか?
 しかし、いつもフル周波数だと、筐体に熱がこもるし、省電力を考えるとなぁ(きっとバッテリーの保ちもちがう)。
 いろいろ考えてCPU周波数のミニマムを指定することにした。
 次のような感じ(/etc/rc.conf)。

powerd_enable="YES"
powerd_flags="-m 500"

 これでキー操作の初動が気にならない程度のレスポンスになった。

2014年7月4日金曜日

2014年7月2日(水):本栖湖FUNビーチ:晴れ(動画)

2014年7月2日(水):本栖湖FUNビーチ:晴れ分の動画。

アタッチ・ザ・マスト

 ポート側しか、撮れないのがネックですなぁ。

ヘッドマウント1


 ヘッドマウントをしているとどんな姿なのか、まだ、自分の目で見たことはないのだが、影でやや、わかる。

 このときはカメラが下に向きすぎだった。
 しかし、おかげで板が自覚しているよりも暴れていることが判明。いやぁ、チョップをひろいまくって跳ねてる跳ねまくってる。もうすこし下向きにしてみるのは微妙か?

ヘッドマウント2

 カメラを下へ向きすぎていたようなので仰角をとった。前方は映るが、迫力不足かも。とくにジャイブの映像があまりおもしろくない。カメラを腰につけてみるというのはどうだろう?

2014年7月3日木曜日

2014年7月2日(水):本栖湖FUNビーチ:晴れ

* Sail:CORE 5.7(NEIL PRYDE) Board:NG ACP 260

時刻帆走時間帆走距離最高速平均時速
11:39-11:5011分0.60km9.443.22
12:24-12:339分1.01km36.036.64
12:44-12:484分0.44km10.256.29
12:50-12:565分0.55km13.545.93
13:13-13:3522分2.27km14.506.14
14:03-14:2522分2.84km40.207.63
14:46-15:0134分6.72km39.8511.64
15:18-15:2810分2.44km41.6414.49
15:45-16:0015分2.15km41.548.51
16:15-16:204分1.50km42.0318.48
16:25-16:3510分2.41km42.2613.77

 もう今日はだめか、と思った。
 到着したときにはすでにレギュラーの風が吹きはじめていたし、よく晴れていて夏のような光景だった。これは期待できる。白波が見える一瞬もあるし。
 嬉々と出艇した。
 ところがブロー来たーっと思って出艇すると風はなく、風がねぇとビーチにあがると、湖面に白波が見える、という間の悪さ——というよりブローが短いので一手どうして遅れてしまう。もしかしたらはじめの方に一回プレーニングしただけで今日は終了になってしまうのか。腹をくくってずっと湖上にいてみたりしたが、だめだった。
 絶望した。やはり風なし君ではないか、と。

前半戦

 本格的に吹きはじめたのはそのあとのことだった。
 しかも元ドライスーツに着替えている最中。陽が翳ると、海パンとラッシュガードでは寒かったので着替えていたのだ。身体が濡れていたので身動きできなくなり、ふたたび、絶望した。出艇すると、まちがいなく吹いていた。
 前半戦のように沖のブローが上から降ってきて30度ぐらい風が振れるようなこともなかった。風向きも安定していた。ただ前半にあわせてセイルセッティングをゆるくしていたので、どこかずれているような感じだった。セイルが重い。それでもセッティングしなおす気になれず、乗りつづけた(ちょっと後悔している)。鬼ブローで裏風を何度もくらいそうになるし、最高速も伸びない感じだった。
 しかもセイルが前にもっていかれて、ジャイブもおかしくなってしまった。
 あれ? おれ、どうやってジャイブしてたっけ?
 風が安定して吹いているようなのでiPhoneで動画撮影を開始した。
 まずはオン・ザ・マスト。次にヘッドマウントを二本。四時をすぎて陽が山に翳ると、さらに吹いた。気温が下がったせいもあって風が重くなってパワフルだ。セッティングがずれているのを我慢して乗りつづける。
 ——だからセッティングをなおせよ、過去の自分。
 何しろジャイブ直後に一瞬、ハーネスをかけることができないほどだった。腕力がなくなっていることもあるけれど、セイルが重くて(ブームをすこし高くしていてハーネスがわずかに短い状態だった)。

本日、最ロングラン

四時前

四時以降の強風モード

 もうあがろうか、とビーチに向かっていると、なんとビーチそばにきれいにブローがはいっていた。最後に一本、と思ってジャイブで突っこんだ時、左前のフットストラップがぶち切れた。ものの見事に前転してしまった。
 それが本日の最高速を記録した瞬間だった。