2012年7月24日火曜日

2012年7月24日(火):本栖湖FUNビーチ:晴れ



* Sail:CORE 5.7(NEIL PRYDE) Board:NG ACP 260

一往復して終了。しかもノンプレ。鬱屈がたまる。


2012年7月24日 本栖湖 at EveryTrail

本栖湖近辺に一泊して再チャレンジの25日。
はずし。セッティングすらしなかった。
人がすくないときを見計らっての平日なのに、昨日今日とフリートのスクールをやっていて人が多かった。
くわがたが遊びにきた。

2012年7月22日日曜日

「SHERLOCK / シャーロック」


「SHERLOCK / シャーロック」

 アフガニスタンで負傷した軍医、という設定に思わず感心してしまった。原作でももちろん、ワトソンはアフガニスタンで負傷した軍医なのだが、向こうは19世紀。こちらは21世紀だ。それが成立することに軽い驚きを覚えた。しかもロンドンを戦場だと比喩するあたり、製作者は笠井潔の「探偵小説論」を読んでいるのか、と突っこんでしまったほどだ。
 たぶんそんなことはなく、偶然だろうが(ある意味必然?)。

 それにしてもおもしろい。ちょーおすすめだ。
 「第1話 ピンク色の研究」など、シャーロック・ホームズを読んだことがある人には三割増しのおもしろさだ。よく原作のエピソードの換骨奪胎している。うまい。しかもさらにひとひねりしてあったりして楽しい。
「――姉かっ」
 大笑いしてしまったよ。

 第2シーズンも楽しみだ。

2012年7月20日金曜日

ダンカン・ワッツ「偶然の科学」


ダンカン・ワッツ「偶然の科学」

 タイトルはほんとうにこれでいいのか?
 どこにも偶然について書かれていないようだし、原題も直訳すると「すべてはあきらか」のようだが――これはなるほどな、と思った。そうではない、という本だからだ。

 昔のことだ。
「バブルが弾けることはわかっていた」とのたまう人がいた。何かでいいあらそいをしてそういうセリフがでてきたのだが、ぼくはそのセリフを聞いて思わず、唖然としてしまった。
 というのもその人は競馬などの本を出したことがあるライターだったからだ(たしか)。ぼくが唖然としたのはギャンブルをやっていて未来が予測可能だと、考えることが理解できなかった。ギャンブルをやっていれば、未来は予測不能であることは身に染みてわかっているはずではないか――。
 まぁ、今なら、未来は予測可能だと思うから人はギャンブルにはまるものだ、ということはわかるが――タレブがいうようにギャンブルは予測不能なものではない、ということも承知しているが。
 結局、「わかっていた」と思っている人間を説得することはできなかった。今になって思うのはこういってやれば、よかったのだ。
 皮肉そうに唇を歪めて「大金持ちになるチャンスを逃しましたね、**さん」。

 中でタレブの「ブラック・スワン」にも言及しているが、この本はタレブとはちがった形で、未来が予測不能であることを書いたものだ。たぶんこういうことをいっているのだろう。ストーリーの形でしか、物事を認識できない我々は関連性があきらかになる事後にしか、物事を理解できない。と。
 ちがうだろうか。
 よくよく考えてみると、本を読むという行為がまさにそうだ。
 本を最後まで読んでみない、と何について書かれていたか、わからない。主語の次に述語がくるという法則がわかっていてもその内容は最後まで読み通さないとわからない――。

2012年7月16日月曜日

P.W. シンガー「子ども兵の戦争」


P.W. シンガー「子ども兵の戦争」

 読んでいるうちにどんどん、憂鬱になってしまった。
 日常生活でイライラしてしまうほど。行動ファイナンスでいう「アンカリング」の効果だろうか。子ども兵というものが存在するということはニュースなどで聞き知ってはいたが、その規模が想像を超えていた。たとえば、伊藤計劃「The Indifference Engine」の中に子ども兵をモチーフにした中編があるのだけれど――たぶん、本書を参照していると思うのだけれど、現実の方がはるかに想像を超えている。ラストで裏返しのハッピーエンドになっていることもあるのだろうが。

 それにしても資源がない国というのはある意味、幸運なことなのかもしれないな、と思う。

2012年7月9日月曜日

2012年7月9日(月):本栖湖FUNビーチ:晴れ



* Sail:CORE 5.7(NEIL PRYDE) Board:NG ACP 260

 予定では火曜に本栖湖へ行くつもりだった。
 ところが日曜の夜に24時間後の予想天気図を見ると、すっかり様変わりしてしまっていた。変化が一日、早くなったらしく高気圧が日本列島の中部にのるのは月曜――つまり、明日である。
 あわてて荷物をまとめて本栖湖へ旅立つ。
 道の駅で一泊して10時ぐらいに本栖湖へ到着すると、南のレギュラーの風がすでに入っていた。湖面が銀色に輝いていたが、白波は見えない。道路脇の木々も風でわさわさいっているのだが、風は足りなかった。ボードとセイルをセッティングして風を待つ。思ったより吹き上がらない――これは夏のパターンだな。そんな感じだった。正午近くにブローが入りはじめたように思えたので出艇したけれど、風は足りなかった。
 詐欺ブローに何度も苦渋を飲まされながら湖面をふらふらしていたら何かの拍子に、左肩――正確には背中側の首と肩の間――の筋を痛める。鎖骨につながる筋らしく、肩を回して鎖骨を動かすと違和感がある。寝違えたような感じだ。
 ようやく風が入りだしたのはおそらく二時ぐらいだった。つまり夏の本栖湖のパターン。ブローでパンピングしてどうにか、プレーニングさせることができる。スタボーはそれでいいのだが、ポートが全然、だめで苦しむ。へたくそすぎで泣けてきた。とくにセイリングエリアのポジションを確保できず、プレーニングできるたびに風下へと落ちていく。いいブローがはいっているのにそれを無視して必死で上りをとらなくてはならないこともしばしば。基本はビーチを風上へ移動していたが――どうもセイルのドラフトが深すぎたような気もしたが、タイトにしたらプレーニングしなくなりそうでそのまま、乗りつづけた。
 陽が翳りはじめると、サーフパンツにラッシュガードだったので(姿はボンレスハム)さすがに寒くなるか、と思ったが――ビーチで休憩しているときは肌寒かったが、セイリングしているときは平気だった。身体を動かしているということもあったが、ブローが生温かったのだ。下界で暖められた空気がここまでやってきていたのだろう。ドライヤーの温風ブローみたいだった。四時にはそれも冷風になってしまったが。
 それにしても今日、一日ずっとセイリングがしっくりこなかった。何が原因だったのだろう。
 風は入りつづけ、上下をくりかえしながらも四時半にあがったときにも吹きつづけ、五時にもまだ、残っていた。


12:26-13:02
2012年7月9日 本栖湖 1R at EveryTrail

13:04-13:43
2012年7月9日 本栖湖 2R at EveryTrail

13:50-14:59
2012年7月9日 本栖湖 3R at EveryTrail

15:09-16:12
2012年7月9日 本栖湖 4R at EveryTrail

16:21-16:41
2012年7月9日 本栖湖 5R at EveryTrail

2012年7月6日金曜日

ドナ・ジャクソン・ナカザワ「免疫の反逆」


ドナ・ジャクソン・ナカザワ「免疫の反逆」

 ビビった。
 思わず過激なエコロジストになりかねないほどビビらされた。
 蔓延する様々な化学物質。廃棄物。食品から摂取される添加物。それらと相関があると考えられる自己免疫疾患。それにしてもバセドー病、関節リウマチ、乾癬などが自己免疫疾患だとは知らなかった。すこしもうしわけない気持ちになったのは知り合いにそれらの病気にかかった人間がいるからだが、そんな(現在のところ)不治のものだったのか、と。
 自分自身、あとちょっとの刺激で発症するのではないか、という怯えもある。レイチェル・カーソンの「沈黙の春」を読んだときのような怖気ぶりだった。

2012年7月3日火曜日

Hulu

六月に梅雨入りしたらしいということを聞いてHuluに会員登録した。
 というのも会員登録後、2週間の無料視聴が可能だからだ。梅雨で家にこもって映画三昧というのが目論見だった。一日3本視聴して2週間で42本。なかなか、すごい、と思ったのだけれど、実際にやってみると、そんなに視聴できなかった。
 以上、13本。
 まぁ、ひとつだけ残念だったのはうちだけかもしれないが、iPad->AppleTVのAirPlayでコマ落ちしてしまったこと。

塚本晋也監督「悪夢探偵」
クリス・ナオン監督「ラスト・ブラッド」
スティーブン・リズバーガー 監督「トロン」
井口昇監督「片腕マシンガール」
カート・ウィマー監督「ウルトラヴァイオレット」
ブライアン・デ・パルマ監督「スネーク・アイズ」
ウォシャウスキー兄弟監督「スピード・レーサー」
ウォシャウスキー兄弟監督「マトリックス レボリューションズ」
ブライアン・シンガー監督「ワルキューレ」
マイケル・ベイ監督「アイランド」
紀里谷和明監督「GOEMON」
ザック・スナイダー監督「ドーン・オブ・ザ・デッド」
ジェームズ・ワン監督「ソウ」