2017年1月30日月曜日

三浦建太郎「ベルセルク」(1)〜(13)

 三浦建太郎「ベルセルク」(1)
 三浦建太郎「ベルセルク」(13)

 以前から読もうとしては挫折していたのだけれど、平野耕太がBEST2にあげていたし、第二期アニメを見てもう一度、挑戦してみる気になった——第一期のアニメは概要が自分の記憶している「ベルセルク」とちがうので(「鷹の団」って何よ?)、戸惑って観なかったけれど。
 で、黄金時代編の終わりまで読んだ。傑作だった。ただ、いろんなシーンで既視感があってこまってしまった。とくに最後の地獄絵図のシーンでは永井豪の「デビルマン」を思わせるシーンがいくつもでてくる。
 これは三浦健太郎が永井豪を——。

  1. パクった
  2. 参考にした
  3. 影響を受けている
  4. 人の想像力は結局、似たりよったりである

 の、いずれかなのかもしれない。
 それとは別に既視感があったのが、平野耕太の「HELLSING」「ドリフターズ」で——しかし、これは平野耕太の方が後発のようなのでこれは平野耕太が——。

  1. パクった
  2. 参考にした
  3. 影響を受けている
  4. 人の想像力は結局、似たりよったりである

 の、いずれかなのかもしれない。

2017年1月25日水曜日

tcpdump!

 MacBook AirでパケットキャプチャをしたかったのでググってみたらAppleのサイトがトップにきた。

Mac のターミナルを使ってパケットトレースをキャプチャする

 おお、tcpdumpが入っているのか。
 というか、まんまUNIXじゃん、Macってと思った。

2017年1月21日土曜日

マリー・カーペンター「カフェインの真実 -賢く利用するために知っておくべきこと-」

 マリー・カーペンター「カフェインの真実 -賢く利用するために知っておくべきこと-」

 おもしろい。
 以下の知見を得る。

  1. カフェインにダイエット効果はない
  2. カフェインの消費速度は運動の有無とは関係がない
  3. カフェインの体内での半減期は4、5時間
  4. とりすぎると、不安などを感じるようになる(死に至ることも)

2017年1月17日火曜日

EIEIO

 なんじゃ、これ、と思ったら

EIEIO (“Enhanced Implementation of Emacs Interpreted Objects”) provides an Object Oriented layer for Emacs Lisp, following the basic concepts of the Common Lisp Object System (CLOS). It provides a framework for writing object-oriented applications in Emacs.

 ということらしかった。elispに実装されたCLOS風のオブジェクト指向。ちょうどelispでつくっていた個人的なプログラムが動かなくなっていた。EIEIOでつくりなおしてみよう。
 ——よくわからなかった。
 javaなどの経験はあったのでオブジェクト指向プログラミング自体はわかっていると思っていたのだけど、腑に落ちない。そもそもEIEIOではクラスの中にメソッドを定義しているわけではない。あれ?
 ポール・グレアムのCommn Lisp本のCLOSについての一章を読み直したりして一時間ほど考えこんでようやく 腑に落ちた。ああ、そうか、同じことなのか、と。EIEIOではdefmethodでクラスを指定している。それで充分なのだった。おそらく関数に処理が飛びこんだあと、クラスごとのメソッドへ分岐するという仕掛けなのだ(EIEIOは第一引数のクラスでだけで分岐しているのでちょいと面倒)。
 javaやperlだと「オブジェクト.メソッド()」とか、「オブジェクト->メソッド()」になっているのが、EIEIOだと「(メソッド オブジェクト)」となるわけだな、と。
 ただelispにはパッケージという概念がないから既存のfunctionがあると、同名のメソッドは定義できないのでは、と思ったら案の定だった。で、EIEIOで組みなおしている途中で気づいたのだが、プログラムがバリバリの副作用だらけになってしまった……。
 あれ?

メモ
#:g1: Emacs LispのEIEIOはCLOSではない

2017年1月16日月曜日

押井守/笠井潔「創造元年1968」

 押井守/笠井潔「創造元年1968」

 元々、押井守も笠井潔も好きな作家だったのでこれは読むしかないでしょう。「押井言論」の中で笠井潔の「テロルの現象学」がでてきていて意外な感じを受けてもいたし。

結果的に映画監督になったときに初めて、高校時代に妄想していた永遠の非日常とか、「廃墟からもう一度やり直すんだ」という、ある種の虚構を実現できる立場に立ったんだという自負が生まれた。それで『機動警察パトレイバー』や『人狼 JIN-ROH』、『スカイ・クロラ The Sky Crawiers』をつくったわけです。みんな忘れて生きていたけれど、実は続いていた戦争をあぶりだしたり、なんとか今の日本を違う場所で覆したいという衝動でつくった。

–– 押井守/笠井潔「創造元年1968」(p 54)より

 という押井守の言葉にはさらに意外な感じを受けた。たしかに「パトレーバー2」にはそういう要素はあるけれど、あまり押井守に廃墟願望のような要素を感じたことはなかった。たぶん「やり直す」という部分がちがうのだろう。廃墟にして終わりという塚本晋也に出会ったまさに同じころに押井作品と出会ったということも遠因かもしれないが。

2017年1月14日土曜日

発泡スチロールカッター

 このあいだ、購入した発泡スチロールカッター
 えっ? 誤植? と思ったら

 会社の名前だった。

2017年1月13日金曜日

バターカッター

 元は、といえば、グラスフェットバターを5kgも買ってしまったことが原因だった。届いたバターはちょっとした塊で百科事典二冊分というところ。しかも冷凍である。
 ナイフを暖めて切り刻もうとしたけれど、さすがに無理だった。塊をおさえていた手が溶けたバターでベタベタになってしまう。何かいい手はありませんか。自問の果て思いついた。熱されたニクロム線ならスパスパ、切れるんじゃないか、グラスフェットバター。
 で、発泡スチロールカッターを購入してみた。

 結論からいうと、これは失敗だった。全然、切れんではないか。
 バターカッターではなく、バカカッターだったというオチ。