2013年1月8日火曜日

BUFFALO WLI-UC-GN on FreeBSD 8.3、動作す


 BUFFALO Air Station NFINITI 11n/g/b USB用 無線子機 WLI-UC-GNをFreeBSDで使おうとしていたのはこちらに書いたとおり。あちらこちらのサイトを参考にいろいろといじってみていたのだけれど、うまくいかなかった。
 USB自体は ifconfig -a で見ると、認識されているので何でだめなんだろう、と思っていたが、やはりミスをしていたのはぼくで、rc.confの書き方をまちがっていた。
 とりあえず、USBを挿すと認識されるのはrun0というデバイス。
 ちなみにmanでrun(4)を見ると、サポートされているwireless adaptersの中にちゃんと「Buffalo WLI-UC-GN」とあった。
 /etc/rc.confを次のように記述。
 wlans_run0="wlan0"
ifconfig_wlan0="WPA DHCP"
/etc/wpa_supplicant.confを次のように定義。
network={
    ssid="ないしょ"
    psk="ないしょ"
}

 こうしておいてBUFFALO WLI-UC-GNを挿しておいてrebootすると無線LANにつながった。あっさり。苦労していたのが、嘘のようだった。
 一番、参考したのはFreeBSDのWireless Networking
 ちなみにFreeBSD 8.3 では/boot/loader.confの定義は必要なかった。
 抜き差しではうまく動作しないけれど、自宅で使う分には問題なし。LANケーブルがないだけで心安らか。


後日談
抜き差ししても別に問題なかった。

2013年1月7日月曜日

トラブルはある日、突然に(6)

  • 2013-01-02(水)以降
 packageにDropboxがあり、やり方の記事も見つけたのだが、さすがにWindowsのDropboxとはちがい、自動で同期はされないらしい。毎回、Uploadに行ってしまうし。このあたりは検討事項だが、ここでも日本語名のファイルがおかしくなる。
 こまったなぁ、と思っていたらふいに思い出した。
 ロケールの設定してねーっ。
 UNIXで日本語を使うならロケールの設定は必須じゃねーかっ。自分を殴りつけたくなった。なんなら首を絞めてもいい。基本中の基本じゃないか。すっかり忘れていた。それというのもUTF-8だと、ロケールの設定をしなくても日本語ファイルが見えてしまうからだ。
 うっかりしていた。
 そして、馬鹿にもほどがある。
 ああ、もしかしたらロケールをちゃんと設定していたら、PC-BSD 9.1のとき、ZIPファイルの解凍にも失敗しなかったんじゃないか。他にもいろいろ心当たりがあるすぎて考えたくない。
 ああっ。

 結局、まともに動くまでほぼ一週間、かかってしまった。
 なんとかThinkPadで作業できる程度には。
 いろいろ細かい調整をしなければいけないが、今のところ、大きな問題はなさそうだ。バッテリー駆動時、粘るように遅かったのはどうやら省電力モードで動作していたかららしい。あのとき、気づいていれば。まぁ、PC-BSDではFTPが開通できなかったからしかたがないが。
 体感として、SSD(Windows XP)とHD(FreeBSD)の差はあまり感じない。
 Emacsにはauto-save-buffersというすぐれた小物ツールがあるのだけれど、Windows XP + HDではディスクアクセスのときにひっかかるような感じがしてそれで使う気になれなかった。実際に使い出したのはSSDに換装してからだった。それが今はHDだというのに、使っていてもそんなに気にならない。
 起動も早いし。
 Windows XP + SSDとどっこいという感じだ。
 おそるべしFreeBSD。
 まぁ、Scansnapが使えないとか、Emacs以外で日本語入力ができないとか、あるけれど、現状はなんとかなりそうだ(<-これはSCIM+Anthyをインストールして解決した)。
 一番、気になっていたバッテリーが空になったとき、自動的にハイバネートしないことは、Xfceのツールにバッテリモニターがあり、そこに残量5%になったとき、poweroffコマンドを実行するように設定することで解決した。つまりだ、バッテリーを放電させるため、ThinkPadを放っておいてもだいじょうぶ、ということだ。

 ただ、問題はこうしていろいろ設定をしていると、本来、するつもりだった作業のことなど忘れ、空いた古いパソコンにFreeBSDをいれてみようか、とか、SSDを買ってみようか、とか考えて、気持ちがインストール作業から離れない自分がいる。
 これはまずい。
 だいたいAmazonを見てみると、Lenovo IdeaPad S206シリーズが3万円台で売っていた。これならMacbook Airほど迷わずに買えたかも。知っていれば。知らなかったけど。
 BUFFALO Air Station NFINITI 11n/g/b USB用 無線子機 WLI-UC-GNを使えるか、ためしてみたけれど、うまくいかない。USB自体は認識しているみたいなんだがなぁ。おかしいなぁ、と思っていたらFreeBSD 9.xでなら動いているふしがある。
 どうすっかなぁ(後日、動作した)。

 いや、だからね。どうしてきみはThinkPadを甦らせる必要があったの?
 自問しつつもなんとはなく、FreeBSDのことを考えている自分がいる。

2013年1月6日日曜日

トラブルはある日、突然に(5)

  • 2013-01-01(火)
 翌日、Subversionが必要だということを思い出してpackageからインストールしたのだが、持ちこんだデータをEmacsから開いてみて頭を抱えてしまった。
 ファイルはSbuversionで管理していたのだけれど、Windowsから持ちこんだファイルをSubversion管理のファイルだと認識してくれてなかった(Emacsでは自動で認識してくれるはずだった)。
 すぐに原因はentriesファイルの中のリポジトリのパスがまずい、ということはわかったのだが——Windowsでチェックアウトしたファイルを持ちこんだのでリポジトリのパスにドライブレターがはいっていた——、これはチェックアウトしたファイルをDropboxで同期するのはまずい、ということを意味する。
 元々、ぼくはThinkPad、DELL間でDropboxを使ってチェックアウトしたファイルを同期し、SugersyncでSbuversionのリポジトリを丸ごと同期していた。こうしておけば、同じようにThinkPadでもDELLでも使えるからだ。
 それが可能なのも両方、Windowsで同じフォルダ構成にしていたからだ。
 ところがThinkPadがFreeBSDになると、ちょっとまずい。FreeBSDにはドライブレターが存在しない。
 結局、同期するのはリポジトリだけにして各々のマシンでチェックアウトするのが、いいんだろうが、それはそれで煩雑だしなぁ。
 まぁ、今はFreeBSD上でファイルをチェックアウトするしかないか。
 で、トラブった。
 EmacsやWindows上のトータスSVNとか使っていたから生のSubversionのコマンドとか、すっかり忘れていて調べ直し。Emacsだと最初のチェックアウトだけは生のコマンドを使わなければ、ならなかった。しかもSubversionが1.7になっていてどうやらApachに管理が移譲されてしまったらしく、ちょっと変更されていたり、とすったもんだしているうちにリポジトリーが壊れていることがわかり、修復しようといろいろやってだめだ、とわかり、とりあえず使えるかどうか、わからず、なんとか、チェックアウトもできるし、コミットも可能なことまで確認できた頃には夜になっていた。
 はー。元旦だというのに。
 タイプミスで長時間、はまってしまったのが痛かった。

 EmacsがらみはpackageからElscreenとSKKをいれ、他のライブラリはDELLにあるものをみつくろっていれた。Anythingとか、howmとかほかもろもろ。つっこむ。今だにPC-BSDではなぜ、動かなかったのか、謎だ。もしかしたらEmacsのバージョンかもしれない。FreeBSD 8.3で動かしているのは23なので。
 Xfceもぽつぽつ整備。
 キーボードを106にするために(Xfceではなく、X上の話だが)、.xinitrcに設定を使いした。このやり方を思いつくまでずいぶんと時間がかかった。ピンポイントな答えがGoogle先生ではわからなかったためだ。
setxkbmap -model jp.106 -layout jp
xmodmap ~/.xmodmaprc
/usr/local/bin/startxfce4
.xmodmaprcの中身はCapsとCtrlキーの入れ替え
remove Lock = Caps_Lock
remove Control = Control_L
keysym Control_L = Caps_Lock
keysym Caps_Lock = Control_L
add Lock = Caps_Lock
add Control = Control_L
今のマシンの状況ではUSBメモリはうまく一般ユーザからマウントされないし、Xfceからも認識されない。rootからmountすれば、マウントできるのだが。まぁ、お立ち台が使えるのでさほど必要性は感じないのだが。 なんとか、使える環境になったようだ。
 バッテリー駆動時がどうなるか、ひどく気になるが……。

2013年1月5日土曜日

トラブルはある日、突然に(4)

  •  2012-12-31(月)
 翌日になっても状況は好転しなかった。
 お立ち台を認識しないのは夢ではなかったし、ftpも未開通。
 おもいついたのはネットには繋がるのだからDropboxのサイトから直接、ダウンロードすりゃあ、いいじゃないか、ということだった。で、ごっそり落とした。ファイルはzipにアーカイブされている。
 ところが解凍に失敗した。
 わけがわからん。
 他にデータを移す手はないか。移す手はありませんか。
 いろいろやっているうちにふとした拍子でPC-BSDがUSBメモリを認識していることに気づく。これは使えるのか——さっそく、データをUSBメモリにつっこむ。移行しはじめてすぐにここで日本語名のファイルが見えないことに気づく。
 んー、しまったなぁ、と後悔するももう遅い。
 昔——FreeBSDをメインにつかっているころならそんなことはしなかったのに。ファイル名を日本語にするなんてことは。
 すっかりWindowsや、Macを使うようになっていたので油断した。
 それでも全体としては数は少ないし、そういうファイルは必要ではない。
 しこしことUSBメモリでファイルをPC-BSD環境に持ち込んだ。必要そうなEmacsのライブラリも(SKKとか、Elscreennとか)——なにしろ、packageが使えないから手作業で突っこむしかない。
 何とか、完了し、あとはEmacsの環境構築という段取りになった。
 ここでThinkPadを持ってスタバへ行った。バッテリー環境でどの程度、動くか、確認するためだった。ネット環境はないが、ローカルに持ちこんだもので作業では継続できるはずだった。
 大晦日だというのに、混みあった店で席を確保してEmacsの設定をはじめる。
 はじめて触れるEmacs 24だった。実は23も使ったことがない。
 ファイルコピーがサブディレクトリごとできるようになっていて驚く。カーソル移動も若干、動作がかわっていた。
 作業は進まなかった。
 PC-BSDにはIM(インプリメントメソッド)がはいっていたのだが、それがEmacsのキーアサインと被っていたため——それに気づくまで謎の動きに悩まされる。突然、IMが日本語モードになるのだ。
 それをクリアし、ダンジョンはいよいよ次の段階へ。
 Emacsにライブラリを突っこむ——しかし、それにしてもバッテリー駆動では妙に遅い。キーの反応が粘りつくようだった。Ubuntuほどではなかったが。CPU処理そのものが重い感じなので、ディスクをSSDにすれば、解決するというものでもなさそうだ。
 こりゃあ、だめかも。使えないかも。
 さらに手作業で突っこもうとしたライブラリがうまく、ロードされない。うーむ。問題を調べてみる気力はなかった。キーの反応の遅さに暗澹としていたし、キーボードの設定をまちがっていてアルファベットはいいのだが、記号がキートップの刻印とちがっていた。これがひどくストレスだった。
 帰った。嫌になった。
 もうMacbook Airを買うしかない、と考えていた。
 Xfceのデスクトップ環境自体はいい感じだったのだが。

 この数日で何度も見たApple Storeへまた、アクセスする。
 買うぞ。買うしかないんだ。さあ、買え。Macbook Airのオプションを選ぶ。そこで指は止まる。金はない。でもまったく出せないわけではない。どうする。Macbook Airにしたところですぐに使えるわけではないことはわかっていた。
 Emacsをもってきて設定しなければ、ならん。
 それなら——。
 PC-BSD 9.1の問題点は結局、pakeageが使えなかった、ということに尽きる。
 Emacsに必要なelispライブラリをそろえられなかった。では——PC-BSD 8.2はどうだろう? 使えるんじゃね?
 気づくなよ、自分、とは思うが、気づいてしまった。
 インストールディスクを作成してPC-BSD 8.2をインストール。
 何度目のインストール作業だ。
 実はこの作業にもかなり苦労した。欲張ってファイルシステムをZFSにしようとしたために何度となく、失敗を繰り返してしまったのだ。あきらめてUFSにしてらあっさりと成功のだからやはり原因はZFSだったのだろう。
 動かしてみると、デスクトップ環境はXfceではなく、KDEだった。
 そして、9.1と同じでftpはあいかわらず開通できず。お立ち台も認識しない。その上、packageがうまくインストールできなかった。portsもだめだった。
 なぜーっ。
 絶叫しそうになる。よくよく見てみると、FreeBSDのバージョンが8.2ではなく、8.2 PRERELEASEとかになっていた。うわー、嘘。9.1もプレバージョンだったんだ。
 試行錯誤のしすぎにげんなりしてしまった。
 ここでFreeBSD 8.3をまた、インストールしたらUbuntuからここまで何の作業だったんだ、ということになるようなぁ。でもMacbook Airを買わないのなら残る手立てはFreeBSD 8.3だけなんだよなぁ。

 でも結局、FreeBSD 8.3をインストールした。
 ThinkPadを動かし、構成し、設定し、FTPを開通し、FFTPでDELLからデータを多量にいれている途中でお立ち台が使えることを思い出して、お立ち台からデータを移した。この作業は以前にくらべると、あっさりと済ませることができた。
 それはそうだろう。
 何度となく、UbuntuからPC-BSD 8.2まで苦労してきたのだから。
 その経験が生きた。
 そう思わなれば、やってられないぜ、まったく。

2013年1月4日金曜日

トラブルはある日、突然に(3)

  • 2012-12-30(日)
 日々の感覚がすっかりおかしくなってしまった。
 年末も押し迫ってきているというのに。今日は何日? 何曜日? そんな感じ。唯一、ラッキーだったのはJRAが開催されてない、ということぐらいだろうか。まぁ、それもあって曜日の感覚がおかしくなっているということもあるのだが。
 昼遅くに目を醒ましてUbuntuにするか、考える前に、試しにSSDをもう一度、DELLに繋いでみた。Windowsのディスク管理を立ち上げる。おおっ。何ということだ。認識している。
 よし。
 パーティションは認識されていないようのでTestDiskで修復して、ThinkPadにセットして電源をいれる。
 ブートしない……。
 いつまでもディスクアクセスにいっている。状況がふりだしにもどってしまった。SSDを抜き、ふたたび、DELLにもどす。今度はまったく認識されない。
 はー。
 ゾンビは動いていても死んでいるんだ。
 そういうことだ。

 やはりUbuntuしかない。
 サイトでインスールの情報を見ていたらWindowsから別のハードディスクにインストールできそうな按配だった。それならお立ち台にセットしたThinkPad用のハードディスクにインストールできるかもしれない。
 Ubuntu 12.10。
 どうやらこのバージョンからDVDでしか、インストールディスクを作成できないらしい。isoイメージをダウンロードしてきてDVDに焼いた。
 もちろん元々、そんな環境はもってなかったらDELLに必要なフリーウェアをインストールして環境を整えた。ところが、その過程で何か、へんなものがインストールされてしまう。ブラウザがHao123にアクセスに行くようになってしまった。
 くそっ。
 Windowsからのインストール手順に従ってUbuntuを入れたところ、はた、と気づいた。このディスク、どうやったらThinkPadからブートできるんだ?
 フォーマットは拡張NTFS。DELLでならCドライブにインストールで放りこまれたGRUB経由で起動されるのだろうが、このThinkPad用のハードディスクにはブートローダーははいってないぞ。
 たとえば、FreeBSDのブートローダーを入れたとしても起動しに行くのはWindows(そんなものは存在しない)で、NTFSの中にあるUbuntuを起動することはできないはずだ。GRUBならできるのか?
 だいたいUbuntuのインストールで結局、DVDからできなかったのはなぜだ?
 わざわざWindowsのCドライブにコピーして強引にインストールした。何か、へんだ。Ubuntuがおかしいのか、おれが馬鹿なのか。

 結論からいうと、おれが馬鹿だった。
 しかもこの馬鹿はGRUBをいれれば、起動できると考えて一生懸命、ThinkPad用のハードディスクにGRUBをいれようとしたのだ。何時間もかけてそれすら果せず、失意の中、気づくのだった。
 DVDがブートディスクだということに。
 つまりDVDをドライブにセットして電源をいれれば、よかったのだ。
 しかし、ThinkPadにはDVDドライブがない——。

 とすると、できることはひとつだ。
 DELLのハードディスクをThinkPad用のものに換装してインストールするのだ。実際、そうした。DELLをばらして内臓をいれかえ、日本語版Ubuntu 12.10をインストールした。
 ThinkPadにハードディスクをセットし、電源を入れた。
 ブートした、Ubuntuが。
 動いた。
 しかし、重い。
 重すぎだ。こんなに重かったっけ。しかもEmacsが動かせない。インストールされているか、どうかすら不明という状況。何しろターミナルが見当らない。Google先生に聞くと、アプリケーションメニューから動かせ、という。どこにもそんなものないぞ。アプリケーションメニューなんて。
 ユーザに余計なことをさせないためなのかもしれない。しかし、これではWindowsにも劣る。速攻、消すことにした。
 パソコンがダム端末になってしまった気分だった。

 やはりMacbook Airだ。
 それしかない。
 それでもあきらめきれず、何か適当なパッケージはないか、探す。かつてのVine Linuxのような。そうやってネット検索していたらPC-BSDというのを見つけた。USBメモリからもインストールできるようだ。
 おおっ。
 これだよ、求めていたのは。
 しかもベースがFreeBSDだというのはポイントが高い。
 早速、USBメモリにいれようとして——できなかった。
 よくよくサイズを見ると、DVD並みだった。道理でDELL上で解凍にすら苦労したわけだ。思わず、いろいろファイルを消してしまったぞ。結論はUSBメモリからは無理ということだった。
 しかし、おれはUbuntuのときに理解したのだよ。
 うちの環境でもDVDからインストール可能だと。
 早速、PC-BSDのインストールDVDを作成した。最新版の9.1を。
 今度は換装ではなく、お立ち台のハードディスクへインストールできるんじゃないか、と思いつき、慎重に(ここでDELLのディスクをふっ飛ばしたら泣くに泣けん)作業。実はUbuntuのときにも思いついていたのだが、このときはまちがってDELLにインストールしてしまわないように、と安全策をとった——しかし、今回はもう、マシンをばらす気になれなかった。
 せっかくきちんと元にもどしたのに。
 インストールは成功した。
 ThinkPadでも動作した。だいじょうぶだ。Ubuntuみたいにくそ重くない。
 しかもデフォルトでEmacsがはいっていた。
 るんるん気分だぜ。
 ブラウザはFireFoxではなく、Midoriという軽量ブラウザだった。
 ここはFireFoxをインストールしておくべきだろう。
 インストールしてしまえば、PC-BSDは結局、FreeBSDだ。sysinstallでpackageをインストールできるはず。
 が、なぜか、エラーになる。
 FreeBSD(一昨日はのことだが)ではうまくいったぞ。だいたいpackageの一覧取得でエラーになるとは何事?
 わかった。
 PC-BSD 9.1はFreeBSD 9.1なのだが、なんと、FreeBSDのサイトにはまだ、9.1のpackageが用意されていなかった。早すぎたのだ。きっとどこかのマシンでpackageを9.1用にリコンパイルしているところなのだろう。
 というか、まだ、FreeBSDの9.1はリリースされていなかったのではないか。
 強引に9.0のpackageをいれようとしたのだが、perlのバージョンがちがうとエラーになる。くはーっ。
 しかし、とりあえず、動く環境は手にはいったのだ。
 あとは整備すれば、いいんだ。最悪、Emacsさえあれば、いいのよ、おれは。
 時間がたてば、packageは解決する——はず。
 なので、データを移行することにした。
 まずはFTPが使えるように……あれ、使えない。おかしいな……。開通できないぞ。ローカルからはftp接続できるのに。TCPラッパーが邪魔をしているのだろう、というところまでGoogle先生の協力でわかったのだが、教えていただいた方法では解決しない。
 面倒になった。
 お立ち台から入れっちまえ、とUSBで繋いだ。
 ところがお立ち台を認識してくれなかった。以前はたしかに認識していたのに。PC-BSDではなかったけれど——なぜだ。

2013年1月3日木曜日

トラブルはある日、突然に(2)

  • 2012-12-29(土)
 何が起きているのか、わけもわからず、もう一度、TestDiskで復旧作業をしようとした。しかし、なぜか、SSDを見つけることができない。何度か、試してみた。何? 何が起きている?
 Windowsのディスク管理から見てもSSDが表示されない。
 昨日はたしか、表示されていたよなぁ……。そこまで考えて愕然とする。SSDが認識されてないんじゃないか。
 うわぁ。そうすると、ThinkPadのWindows XPを復活させるのは不可能だ……。
 もういっそ新しいノートブックを買うか。Macbook Airを買うか。買ってしまうか。Apple Storeを見に行ってしまう。いいよなぁ。ディスプレイが横長なのが不満だが。金はないけど、買っちまうか……。でもなぁ、この1月2日、初売というのは何だ。もしかしたら初売には割引するということではないのか(実際そうだった)。今、買ったら後悔するのではないか。どうせ注文しても来るまで三日ぐらいかかる。そこから設定をいろいろしたら何だかんだと年を越してしまう。
 それに性格的に使えるのに使わないというのは嫌なんだなぁ。難儀な性格だが。
 そう。SSDは逝ってしまったが、まだ、ThinkPadは使えるのだ。データはDropboxとSugersyncでDELLに同期してあるので問題ない。あとはOSさえ、あれば。じゃあ、FreeBSDをいれるか——先代のThinkPadも最終的にFreeBSDをいれて使っていた。
 その記憶が愚かな選択をさせたのかもしれない。
 元々、ThinkPadにはいっていたハードディスクにFreeBSDをインストールするという……。Sugersyncは使えないが、DropboxはLinux上で動作するはずだし。それならFreeBSDで使える可能性が高い。Linuxエミュレータがあるだから。
 しかもFreeBSDはネットワークからインストールができたはずだ(昔はできた)。

 問題はThinkPadに接続するDVDドライブがない、ということだ。
 インストールディスクはDELLで作成できるだろう——ところがThinkPadで使えない。おやUSBメモリもインストールメディアにできるのか……。待て。USBメモリならどこかに転がっていたはずだ。
 それで無事、インストールを開始できた。
 たしかXの設定が面倒だったんだよなぁ。だいたいThinkPad X60用のディスプレイドライバはあるのだろうか。ディスクのパーティションを切ったあと、インストールするpackagesを探す作業で眩暈がした。あまりに数が多い。どこに必要なものがあるのか、さっぱりわからない。カテゴリわけされていたとしても。
 検索機能をつけてくれ。
 とりあえずFreeBSD 8.3をネットワークからインストール。Emacsは必須。
 キャラクタベースの画面だが動くことを確認。FreeBSDのサイトでガイドブックをザッピングしてFireFoxとかを追加でいれ、デスクトップ環境として軽そうなXfceというのもインストール。動作することも確認。使い方はよくわからないが。Emacsも動作。
 FTPも開通させた。
 これでDELLからFFTPでデータを移行できる——はず。
 FireFoxでネットアクセスできることも。
 しかし、これ以降の作業に眩暈を覚える。とにかくEmacsが使えるようにしなければ、話にならん。SKKをいれて最低でも日本語入力できるようにしなければ。
 FFTPでデータを移しながらふと思いついてお立ち台を繋いで認識することを確認。そうやってデータをごっそり入れたが、さすがに疲れた。
 寝る。
 寝る寸前、ふと思いつく。もしかしたらUbuntuをいれたらいいんじゃないか?
 DELLのVmwareにいれてあるUbuntuは結構、すぐれものだった。まったく使わないけど(今もはいっている)。日本語バージョンでEmacsもデフォルトではいっているし、他にもいろいろと有用なソフトもあった。あっさり使える状態になるんじゃないか。FreeBSDをしこしこ設定していくよりも。
 だいたいブランクが長くてさっぱり状況がよくわからん。FreeBSDを使っていたのはXがXFree386のころなんだよなぁ。気づいたらXOrgだもんなぁ。
 Ubuntuか。
 しかし、それは悪魔の囁きだったのかもしれない。

2013年1月2日水曜日

トラブルはある日、突然に(1)

  • 2012-12-28(金)
  競馬データをがんがんThinkPadに処理させていてふと気づくと、ブルースクリーンになっていた。どうやらSSDがパニックになったらしい。今までにも二度ほど経験がある。ところがリブートしてみたところ、ずっとディスクアクセスにしたまま、立ち上がらない。あれ?
 何度か試してみたが、だめ。
 やべーなー。MBRが飛んだのか。
 年末のこの時期だが、まだまだThinkPadは使う用事がある。
 まずいのはSSD換装したときの元ディスクは初期化してしまったということだ。つまりThinkPadで動くWindows XPはこのSSDの中にしかない。
 まぁMBRが飛んだくらいなら復旧できるだろう、とGoogle先生に聞いていろいろ作業をしたのだが——古いフロッピィディスクが結構、ボロボロで苦労した。結局、うまくいかず。
 昔、FreeBSDのインストールディスクでブートマネージャーだけをディスクに書きこんで復旧したことがある。その手を使うか、とFreeBSDのサイトにブートイメージを取りにいったらなんと、今やフロッピィでのインストールディスクはない、という。以前、作ったインストールディスクは壊れていて使えない。こまったなぁ、と思っていたらふと、FreeBSD 2.1.5のCDを持っていることを思い出した。そこにブートイメージが入っていたはずだ。それでインストールディスクを作成してFreeBSDをインストール。もちろん、実際にはインストールせずにふりだけでブートマネージャーをロードするつもりだった。
 ところが、ディスクを認識しない。
 あれ?
 あっ。そうか。このインストールディスクはATA時代のものだ。ThinkPad X60はS-ATA。デバイスドライバが存在するわけはない。がーん。一方、平行していろいろとGoogle先生にたずねていたのだが、TestDiskという復旧ソフトがあることを知る。

 うちのマシン構成はこうだ。

・デスクトップ1台(DELL)CD/DVDドライブ付き
・ノートブック1台(ThinkPad X60)
・USBフロッピィディスク
お立ち台(USBの外付けハードディスク)2台
・家庭内LAN有り

 他、iPad miniやなんやかんやとあるが省略。

 この構成だと、ThinkPadのSSDをお立ち台にいれてDELLからTestDiskで修復だな。
 で、DELLにSSDを繋いでみたのだが、ちょっと嫌な予感がした。ディスク管理で見たところ、SSDのパーティションを認識してなかったのだ。もしかしたらPBRも逝ってしまったのかもしれない。しかし、TestDiskでなら復旧できそうだ。
 Deep searchの途中でパーティションを認識したようなので、安心してsearchをしたまま、やすらかな眠りについた——ところが。
 ところがである。
 翌朝、見ると、searchが途中でハングアップしていた。
 えっ、何で?