2011年8月24日水曜日

2011年8月24日(水):本栖湖FUNビーチ:晴れ

*Sail:NEIL PRYDE Expression 6.7 Board:NG ACP 260

 一泊を視野にいれて本栖湖行き。
 到着したのは午後一時前。平日だというのにけっこう人がきている。どうやら二つのフリートが集団でやってきているらしい。湖面にはすでに十艇近くのウィンドサーフィンがでていた。
 風はなかった。
 これは途中、通過してきたドラゴンビーチも同様の感じだった。
 これから、なのか、ここまで、なのか。
 車からボードをひっぱりだしているとき、湖面の方からボードがプレーニングする音が聞こえてきた。ボードをビーチへ運び、セイルをセッティングして同じくビーチへ。湖面にはブローがはいっている。
 出艇しようか、と準備運動しているうちに風はなくなった。
 あれ?
 それでも風上の吹き出し口にはブローがはいってきているように見える。
 出艇した。ブロー。よし。ハーネス。あれ、かからない。何で? ブロー。よし。ハーネス。あれ? 何度か、試行錯誤してようやくハーネスをきちんとしめてなかったことに気づく。
 あわててビーチにもどってハーネスをしめなおした。
 一時間ほど湖面をうろうろしてようやく風が吹いてないことを納得する。きたっ、と思ったブローは実はたいしたことない、ということに。ボードの上に座ってあせらず、感じた吹きすぎるブローはただのそよ風だった。
 仕切り直しにビーチにあがる。騙しのブローに後ろ髪をひかれつつ。
 見回した本栖湖の風景はいかにも吹きそうないつもの本栖湖なのだが。

 セカンドラウンド。
 あいかわらず、ブローは入ってくるが単発。ジャイブにはいれるほど、長くは吹かず、プレーニングにもなかなか入れない。それでも一度、自分だけプレーニングして他のセイラーはプレーニングしていなかったときがあった。逆の状況はよくあるが――これは気持ちがいい。停止している他のセイラーにあっという間に追いつくからだ。
 もっとも他の時に、プレーニングを他のセイラーに上り殺されてしまったが。
 ポートの調子がとても悪い。オーバーブローときはセイルが引きこめず、沈するし、アンダーブローのときはうまくプレーニングにはいれない。あいかわらず、こっちサイドはへただなぁ、と嘆息するしかなかったのだが、ふと思いついてハーネスの位置を半拳うしろに下げてみたところ、うまくプレーニングできた。ただ、これはセッティングがうまくいったからなのか、それともたまたま、そのとき、うまく吹いていたからなのかわからないが。
 残念なことに次の機会はおとずれなかった。
 四時ぐらいに風はなくなってしまったのだ。
 このあと、日が翳りはじめてから吹き上がることはよくあるが、どうも終わりのような予感。だいたい、今日は純正の南というより、東に振れた風だった。
 途中まで粘って風待ちしたが、あきらめて道具を片付ける。
 iPhoneで明日の予想天気図をチェックし、今日と似たような天気図。今日と同じようなコンディションだとあまりおいしくないなぁ、と考えて本栖湖一泊は中止することにした。

20110824本栖湖


EveryTrail - Find the best hikes in California and beyond20110824本栖湖 at EveryTrail
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セーリング時間:1時間2分
セーリング距離:5.3km
平均艇速:5.1km/h
最高艇速:50.9km/h

2011年8月17日水曜日

2011年8月17日(水):本栖湖FUNビーチ:晴れ

*Sail:NEIL PRYDE Expression 6.7 Board:NG ACP 260




 本栖湖に到着したのは午後三時すぎであった。
 たしかに出るのは遅かった。中央高速が渋滞しているようだったので東名高速回りを選択したことももしかしたらまちがいだったかもしれない。二カ所ほど、道をまちがったし、鳴沢氷穴の渋滞にも思い切りつかまってしまった。
 どうやら世間ではまだ、夏休みがつづいているらしい。
 吹いていれくれ、という気持ちと、吹いてないといいな、という気持ちを抱えて本栖湖。ドラゴンビーチ側では西日で銀色に輝く湖面に多数のウィンドサーフィンが出艇していた。ほとんど走っていない。
 FUNビーチ前も同じような状況だった。
 ――あちゃ、遅すぎたか。
 そういう雰囲気がビーチに漂っていた。祭のあと。
 平日だというのに、けっこう人が来ていて駐車できた場所もFUNビーチからすこし下へおりたところだった。
 有無をいわさず、ボードを車からひっぱりだした。
 セッティングしているうちにブローがはいってきた。
 そうして湖上へ出艇したのは三時半のことであった。
 一発目でいきなりプレーニングした。したのはいいのだが、足首のアキレス腱が潰れてしまうと思うほど、痛み、びびる。ハイクアウトすると、足首の可動範囲ぎりぎりだったらしい。固くなっちまった。柔軟性がうしなわれた。ま、そういうことだろう。
 六時まで二時間は乗れるはず。
 その思惑は外れ、五時ぐらいには風向きが振れはじめ、うまくブローがはいってこなくなってしまった。五時半にあがる。帆走時間1時間3分。けっこうプレーニングしたと思ったが、平均時速8.7kmにしかすぎなかった。
 最高時速は47.6km。一瞬だけかろうじて40キロオーバー。一度だけ。EveryTrailのグラフを見ると、とんでもない数値がでている瞬間があるが、激沈したせいか、水没したせいだろう。
 それにしてもすっかり乗れなくなってしまった。ポートのライディングは何かおかしいし、ジャイブもできなくなっている。いかんなぁ。

20110817本栖湖 at EveryTrail
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セーリング時間:1時間3分
セーリング距離:9.1km
平均艇速:8.7km/h
最高艇速:47.6km/h

2011年8月10日水曜日

2011年8月9日(火):本栖湖FUNビーチ:晴れ

*Sail:NEIL PRYDE Expression 6.7 Board:NG ACP 260





















 午後近くに出発したせいもあって本栖湖湖畔に到着したのは二時を回っていた。計算外で盆休みの移動がすでにはじまっていたようで、あちらこちらで渋滞していたのである。
 FUNビーチは平日だというのにそこそこの人出だった。
 すでに何人ものセイラーが湖上にでている。ほとんど風はなく、浮かんでいるだけの状態だったけれど。あかんなぁ、はずしか、と嘆きながら車へもどる途中で見知った顔とすれちがう。野村さんであった(たぶん)。声をかけると向こうもなんか知った顔がいるなぁ、と思っていたらしい。
 もしかしたら三年以上ぶりではないか?
「やめてたんじゃないのー?」と笑いながらいわれた。
 いや、やめたも同然の状態だったですがね。土日が競馬で潰れているもので。金もなかったし。
 二年ぶりです、とぼくはいったけれど、よくよく調べてみると、ちょうど一年ぶりぐらいだった。三年ぐらいウィンドしていない気分なのだが――ウィンド原因の腰痛が治ってしまうほど。

 だめみたいだけど、一応、準備だけでもしておこうかなぁ、とセッティングを開始。あちらこちらのチャックが潮で噛んでしまっていて片っ端から壊れてしまった。あーあ。しかたねー。
 それでもなんとか、リグを組み立て終ったそのとき、東方向の曇った空から腹に響く雷鳴が――。
 湖上の十数枚のセイルがさすがにビーチへ移動をはじめる。
 終わったか。
 終了。ジ・エンド。ついてないときなんてこんなもんだ。
 雷鳴は北の空からも聞こえてくる。包囲されたような感じ。しかし、本栖湖へは近づいてこなかった。やがてほんのすこし吹きはじめた風にセイラーがふたたび、湖上へ。雷鳴は聞こえなくなった。
 ぼくも湖上へ。
 それにしてもこの出張った腹は何だ?
 まったく自覚はなかったが、パンツに締め付けられてまるでボンレスハムのようではないか。

 風はまったく足りなかった。
 時折、走り回っているセイラーもいるが、どう見ても体重の軽い女性か、幅広ボードにでかセイルという組み合わせ。それでも彼らにしてもブローをつかんでようやくという感じだった。
 FUNビーチの吹き出し口にはなんとなく、風がたまっているように見えるのだが、届くブローはどれもカスばかり。湖上をうろうろし、ビーチで休み、ぼくにできることなど何もなく、ふたたび、湖上の人に。なんとなく、心なしか、ブローがきているような気がする。
 吹き出し口めざして風上へとろとろと上る。
 きた。
 ブロー。
 あと五メーター、吹き上がってくれ。
 もうすこし。
 ハーフプレーニング。オンハーネス。テイルをひきずりつつ、祈るような気分。ぎりぎりでフルプレーニング。一年ぶりのプレーニング。両足ともフットストラップ。もっと吹いてくれ。ブローの端がすぐそこだ。
 重い。
 おれが重い。とても重い。
 気づくと、失速していた。
 それからしばらくブローがぽんぽんと入ってきたのだけれど、ほとんどあとちょっとでプレーニングできるのにっ、と状態だった。ポートタックがとくにひどく――セッティングも悪く、腕もなかった――、泣けた。
 それでも一本、ふたたびスタボータックでプレーニングすることができ、しかもジャイブした。
 そして、それで終わりだった。
 それから粘ったが、風は上がりそうで上がらず、気だけもたされて本日のウィンドは終了したのだった……。
20110809本栖湖 at EveryTrail


セーリング時間:1時間48分
セーリング距離:6.2km
平均艇速:3.4km/h
最高艇速:33.6km/h

2011年8月3日水曜日

TODO管理

 GoogleTasksをいじっていてふと、日時を指定すると、GoogleCalendarに該当項目が表示されることに気づく。ただし、デスクトップ版だけだが。
 それでもおっ、と思った。
 というのもTODO管理をEmacsのOrg-modeからGoogleのTasksに移行しない最大の要因がTODOの日時指定だったからだ。Orgならタスクをばらばらと入力していってデッドラインとかの日付をいれると、agendaに表示されるようになる。Googleのサービスだとわざわざ、Calendarに入力してやらなければ、ならないとばかり思っていたのだ。そうじゃないならGoogleへTODO管理を移してもいいんじゃないか?
 それでもOrg-mode on Emacsはかなり強力でなかなか手放せなさそうなのだが――iPhoneやiPadで動くMobileOrgというアプリもあることだし。Dropboxを使うことによってデータの共有も楽にできる。が、それでもこちらの環境は日々、かわりつつあったのだった……。
 パソコン同士だけのデータ共有ならおそらく移行しようとは思わなかったと思う。ところが最近は端末がiPhoneやiPadが仲間入りしてしまった。これらの上でEmacsが動くなら今までと、かわらなかったのだが、あいにくこれが動かない。パソコン自体を起ち上げていないことがまま、あるのだ。
 たしかに前述のとおり、MobileOrgというものがあって便利に使わせてもらっているのだが、ひとつ不満な点があった――データの同期にEmacs上で操作が必要なのだ。MobileOrgで入力した内容を取り込むにしてもパソコン上のデータを渡すにしても。
 ひと手間、多い。
 これが不満でEvernoteでTODO管理できないか、とも考えていたのだが、どうもこれといったアプリが見つからない。とくにTODOの日付指定がネックだった。GTDっぽい真似事をしていることもあってスケジュール側から物事を発想しないのでTODOからCalendarの自動的な同期はどうしても欲しい。SnapCalというアプリがそれに近そうな機能を持っていそうなのだが、微妙にちがう。
 それがGoogleTasksで解決できそうな按配だ。
 あとはGoogleTasksの項目がmobile版のカレンダーやiPadのカレンダーにできるようになることを望む。
 まぁ、最大の問題はオフラインのパソコン上でどうやってTaskを入力したり、見たりするか、ということかもしれない。Org-mode on Emacsに自動で同期できれば、いいのだが――あいにくGoogleTasksのAPIはまだ、公開されてないみたいだからなー。

2011年8月2日火曜日

org-mode=>iPad2,iPhone

 calfw-orgを導入したらGoogle Calendarにorgの予定を同期したくなってしまった。calfwがEmacsで動くにしてはあまりにもかっこよかったからである。元々、カレンダーは月単位の升目表示が好みということもある。
 パソコンでできるならiPadやiPhoneのカレンダーに同期したくなってしまったのだ。iPhoneはSnapCalだけど(これも月表示で升目に予定が表示されるから)。
 Calnedar for iPadやSnapCalは Google Calendar から同期できるからorgから Google Calendar へ同期できれば、OKと考えわけだ。


 すぐに思いついたのはDropboxを使う方法だった。
 Dropboxにorgからexportしたicsファイルを置いて、それを外部リンクとして Google Calendar に同期する。 Google Calendarは「他のカレンダー」としてicsファイルの取り込むことができる――はず。
 楽勝。
 そう思ったのだが、思わぬ伏兵があらわれた。
 Google Calendarがicsファイルの文字コードをUTF-8として認識してくれない……。これにはまいった。そういう話があるということは知っていたのだが、なんとかなるだろう、とたかをくくっていた。UTF-8だめ。EUCだめ。ShifJISだめ。JISだめ。UTF-8をエスケープしてもだめ。
 袋小路にはいってしまった。Google Calendar側で対応してくれなければ、無理だ。そうでないなら自分でサーバを立ち上げるか……(char-setを与えてやればよいらしい)。


 ふと他の方法(Google Calendar経由以外)で、iPadへ同期できないだろうか、と考えた。で、設定を見ていたらなんと、Dropboxのicsファイルを直接、読みこめるじゃないか!

 設定>メール/連絡先/カレンダー>アカウントと追加>その他>照会するカレンダーを追加
※ずいぶん前からDropbox側の仕様変更によりicsファイルの参照ができなくなってしまっている(2017/06/02記)

 で、なんと簡単にDropbox経由でicsファイルをiPadへ取り込めてしまった。リードオンリーだけど、この場合、その方が都合がいい。SnapCalにはそういう機能はないみたいだけど、iPhoneのCalendar経由でicsファイルの予定を取り込むことができた。唯一の欠点はすべての予定がGoogle Calendarに集まらない、ということだけど、どうせパソコンからはGoogle Calendarではなく、org-modeを使うから無問題だ。
 Google Calendar=>org-modeはcalfwで可能という話だし。最悪、なんとかなるでしょw

2011年8月1日月曜日

指を動かす

 きっとぼくは馬鹿なんだろう。

 というのもつらつらとkiwanamiさんのサイトの非同期処理deferredを読んでいたのだが、なんかうまく理解できない。使ってみれば、わかるかも、とは思ったが、なにしろEmacsが動く環境がスタンドアローンにしかなかったので、インストールすることすらできなかった。
 しかたなく、deferredで使っているという「run-at-time」を動かしてみようと*scratch*バッファでrunと打ったところで、はっと、気づいた。そうか。
 lambdaってすげー。

 それにしても指を動かさない、とわからないってどうよw。