2021年9月20日月曜日

2021年9月17日金曜日

しばらくscrapboxに移行してみる

 また性懲りもなく、Scrapboxを試してみようと思っている。
 使えれば、おもしろそうな予感はあるのだけど——カード一覧みたいな表示は良い——、なかなかピンとこない。 増井先生のページを読んだり、 橋本商会のページを読みふけってみたり。
  書籍脳の話を読んでつらつら思うに、まとまった文章を書かないといけない、という思い込みがやはりある。以前から感じてはいたのだけど。
 Scrapboxならどーでもいいことを気楽に書けるんじゃなかろうか。「どーでもいい日々」なわけだし。

 どーでもいい日々

2021年9月14日火曜日

DOT言語

 以前、使ってみようとしたのだろう。
 MacBook Airにgraphvizがインストールされていた。
 たどり読みをグラフ化したい、と思っていれたのだろうけど。

 今回はすこしがんばった。
 どうもDOT言語というもので記述すれば、いいらしい。
 とりあえず、読了本と参考文献のリストをDOT言語に変換してfdpでpdfを生成した。

fdp -Tpdf abc.txt > a.pdf

 fdpを使用したのはdotだとリンクが浅すぎて横に広がりすぎていたから。

 まるで胞子をたくわえた黴の写真のようだ。
 赤は読了した本。
 中央左寄りと右上にあきらかなクラスタがある。
 当たり前だけど、参考文献が多い本ほど、胞子が増えるので固まりになる。同じ作家の本を読むと、それがさらに固まりを成長させる——同じ参考文献が載っていたりするので。ちなみに中央左寄りはナシーム・ニコラス・タレブ、右上はユヴァル・ノア・ハラリ。
 例外的なのは右上の右端だ。
 これは笠井潔の「新版 テロルの現象学――観念批判論序説」で、ユヴァル・ノア・ハラリの「サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福」とのあいだに、ジョージ・オーウェルの「一九八四年」でリンクが発生していた。

 おもしろい。

 ちなみにtwopiというコマンドもあって中央に複数のリンクのあるものが集まるようになるみたいだ

2021年9月13日月曜日

2021年 第36週

また体重が落ちなくなった。
それにしてもヘルスデータを歩数からアクティブエネルギーに変えたのだけれど、歩数ほど日々の差がないなぁ。これはあれか? 歩いても歩かなくても似たようなものってこと?

2021年9月9日木曜日

ジミー・ソニ/ロブ・グッドマン「クロード・シャノン 情報時代を発明した男」

 昔、思いついて保留にしていた考えがある。
 レコードが人類滅亡のあとに発見されたとして再生する方法がわからない場合、このレコードに情報がある、といえるだろうか?

 ……………………

 アラン・チューリングのエニグマを解読したbombeや、プログラム内蔵式コンピュータの話——たぶんACE——を読んだとき、現在のコンピュータとずいぶんちがうなぁ、という印象を受けていた。細かい動作などは理解していないのであくまで印象にすぎないのだけど。
 デジタルっぽくないな、と。
 回路の説明ばかりだったのでなおのことそう思ってしまったのかもしれない。
 ENIACの説明を読むと、中身は十進数だし。

 二進数の世界になったのは結局、クロード・シャノンの情報理論の影響だという——そんな話だ。

 フォン・ノイマンやアラン・チューリングはわりと有名だけれど、クロード・シャノンの話はあまり聞かない——ノイマン型コンピュータとか、チューリング・マシンとか名前がついているものがあるせいかもしれないが。なんとなく、シャノンは通信 1についての人だと思いこんでいた。
 電気回路が論理演算に対応することを示したのが、クロード・シャノンなのだ、という。

 ——それって現在のコンピュータでは当たり前とされる概念じゃん!

 しかもそのあとに発表された「通信の数学的理論」ではビットという言葉もつくっている……。いや、それ、むちゃくちゃ現在のコンピュータの基礎じゃん!

 たしかに「情報時代を発明した男」。

 ……………………

 ちなみにこの本を読んでようやく、冒頭の疑問に答えを得た。

 答え:情報はある。

Footnotes:

1

実際、この本でその内容をはじめて知って——ぼんやりとは知っていたけれど——驚いた。

2021年9月7日火曜日

Laptop Table

 Laptop Tableなるものをもっていたのだけれど、壊してしまった。

 最近は書見台として使っていたのに。

2021年8月31日火曜日

フランク・ライアン「破壊する創造者―ウイルスがヒトを進化させた」

 本書で書かれているレトロウィルスが進化に影響を与えたという可能性については、小松左京の「はみだし生物学」ですでに読んでいた。1985年、新潮文庫版で。なので目から鱗ということはなかった。「はみだし生物学」は1980年の出版なので小松左京すげえ、なのだけど 1
 「はみだし生物学」では他の生物の遺伝子を運ぶ、という形の想像だった、と記憶している。

 本書であげられている進化の推進力

  1. 突然変異
  2. 共生進化
  3. 異種交配
  4. エピジェネティクス

 「はみだし生物学」の捉え方はどちらか、というと「異種交配」に相当する。
 「破壊する創造者―ウイルスがヒトを進化させた」のレトロウィルスがらみは「共生進化」で、レトロウィルス自体の遺伝子が組み込まれ、それが影響を与えているという話だ(レトロウィルスとの共生)。
 胎生が可能になったのもその影響だ、と。
 そういえば、恐竜は卵生だったし、鳥類は今だに卵生だ。どうして哺乳類だけが——もっとも哺乳類という言葉自体、胎生をあらわしているわけだけれど。
 もしかしたら胎生というのは卵生よりも進化的に有利だったのだろうか。
  恐竜が都合よく滅びなくても進化的な覇権は哺乳類に移っていたのかもしれない。

Footnotes:

1

DNAに逆転写するという話を聞いたらだれでも想像してしまうよね、という話ではあるけれど。

2021年8月25日水曜日

2021年8月24日火曜日

iPadのSiriを呼び出す

 これがやっかいで、Apple WatchのSiriが反応してしまう。こいつのSiriはOFFにしたくない。というのもリマインダーの登録とか、Apple WatchのSiriからできるのだ。重宝する。 
 一計を案じた。
 iPad Proに命令するときはApple Watchを手で覆ってやるのだ。これで音楽を操作できる。けっこう効果的だった。

 などのしたり顔で 書いてしまったが、AppleWatchのSiriの設定を「手首を上げて話す」しておけば、iPadのSiriを呼び出すときは手首を下げて「Hey! Siri」でいいのだった……。

2021年8月17日火曜日

Lisp ECL

 土日にWindowsやらFreeBSDのUPDATEをしてpkgとか、upgradeしてみたらmaximaで使われているCommonLispがSBCLではなくなっていた。

Maxima 5.44.0 http://maxima.sourceforge.net
using Lisp ECL 20.4.24

 なんぞ、これ。

  LISPUSER ECL – Embeddable Common-Lisp

 2007年のものだからちょっと情報は古いかもしれない。versionが0.9.6.2だし。
 ただ、これを読んでいてそんなものがあったな、と思い出した。

2021年8月13日金曜日

Upgrade GNU Emacs 27.1

 Emacsをbrew upgradeしたら状態がぐしゃぐしゃになった。
 前回brew-caskからinstallしたので、uninstallしたら、なぜか、brew-coreからinstallした、と勘違いしている。なので強引にreinstallした。

 が、Cocoaで立ち上がらない。

  過去の記事を読んで思い出した。そうだ。なぜか、知らないけれど、configureのオプションが「–without-ns」になっていたのだった。それでcaskを利用したのだけど。オプションをいくつかコントロールしたいこともあって自前でbuildするか、と。
 インテルチップはバイナリ提供をしていないようで、compileしなおしていた。それならどこかにsourceを展開しているはずなので、手動でbuildしなおそうか、と考えたのだ。
 ところがそれが見当たらない。

 brew installからオプションを渡す方法はあいかわらず、パージされたままだ。
 bottleを直接、いじってみたらbuildが途中で失敗する。
 どこかに代替手段がありそうなもんなんだがなぁ。
 man brewをつらつら読んでいて気づいた。

-i, --interactive
       Download  and  patch formula, then open a shell. This allows the
       user to run ./configure --help and otherwise  determine  how  to
       turn the software package into a Homebrew package.

 なるものがあるじゃないか。

brew reinstall -i emacs

 で、インタラクティブモードから手動でbuildできるようになっているらしい。

./configure --enable-locallisppath=/usr/local/share/emacs/site-lisp --infodir=/usr/local/Cellar/emacs/27.1/share/info/emacs --prefix=/usr/local/Cellar/emacs/27.1 --with-ns

 exitしたら実際に反映されるらしいのだが。
 おかしい。
 あいかわらず、「without-ns」のままだ。Cocoaで立ち上がらない。
 ログを見るかぎりEmacs.appをつくっているようにも見える。しかし、そんなものどこにも見当たらないぞ。試行錯誤して調べてみると、exitした瞬間に消えてしまっている。

 なので、buildしてインタラクティブモードを抜ける前に~/Applications/にコピーした。
 そちらのEmacs.appはちゃんと、「–with-ns」になった。

system-configuration-options is a variable defined in ‘C source code’.
Its value is
"--enable-locallisppath=/usr/local/share/emacs/site-lisp --infodir=/usr/local/Cellar/emacs/27.1/share/info/emacs --prefix=/usr/local/Cellar/emacs/27.1 --with-ns"

Documentation:
String containing the configuration options Emacs was built with.

[back]

 /usr/local/Cellar/emacs/27.1/bin/emacsは

system-configuration-options is a variable defined in ‘C source code’.
Its value is
"--disable-silent-rules --enable-locallisppath=/usr/local/share/emacs/site-lisp --infodir=/usr/local/Cellar/emacs/27.1/share/info/emacs --prefix=/usr/local/Cellar/emacs/27.1 --with-gnutls --without-x --with-xml2 --without-dbus --with-modules --without-ns --without-imagemagick"

Documentation:
String containing the configuration options Emacs was built with.

 なのだが。

2021年8月12日木曜日

速くする

 仕事でもEmacsを使っている。
 プログラミングのため、というより事務作業のためだ。
 メモ、予定管理……極めつきはいろんなものを helmでごっそり検索している。思いついたものを——Excelの中身を読み込むツールを書いたりして——どんどん追加していったらhelm-sourceが20個ぐらいになってしまった。操作ひとつで、それだけの情報に検索をかけることができるわけである。
 すごく便利なのだけど、さすがに遅くなってしまった。
 ひさしぶりにEmacsのprofileを使って調べてみたけれど、ボトルネックはわからない。
 積りつもって遅くなっている、ということだろうか。
 そこでsourceを見直しながらちょこちょこと直してみたのだけれど、ほんのちょっとだけ速くなっただけだった。元々、メモライズとかの処理をいれていたということもある。
 これ以上は無理かなぁ、と思っていたとき、ふと思い出した。
 バイトコンパイル。

 ——速くなった。

 このときの脱力感といったらもう……。

2021年8月11日水曜日

reminders-cli

 reminders-cliなるものをinstallした。
 Emacsとリマインダーのあいだで連携できないか、と。
 ところがEmacsの中でremindersがうまく動かない。

yamada@MacBookAir ~ % reminders show-lists
reminders show-lists
2021-08-07 20:30:37.330 reminders[39814:1483191] CoreData: XPC: Unable to load metadata: Error  Domain=NSCocoaErrorDomain  Code=134070  "An error occurred in the persistent store."  UserInfo={ Problem=request failed, insufficient permission}
CoreData: error: -addPersistentStoreWithType:NSXPCStore configuration:(null) URL:file:///Users/yamada/Library/Calendars/Calendar%20Cache options:{
     NSInferMappingModelAutomaticallyOption = 1;
     NSMigratePersistentStoresAutomaticallyOption = 1;
     NSPersistentHistoryTrackingKey =     {
         NSPersistentHistoryTrackingEntitiesToExclude =         (
            ChangeRequest
        );
    };
     agentOrDaemon = 1;
     serviceName =  "com.apple.CalendarAgent.database";
} ... returned error NSCocoaErrorDomain(134070) with userInfo dictionary {
     Problem =  "request failed, insufficient permission";
}
You need to grant reminders access
yamada@MacBookAir ~ % 

 どうやら下記のアクセス許可をオンにしなければ、いけないらしい。

 ところが設定する方法がわからない。本来、remindersを動かしたときに下記のようなダイアログがでるはずなのだが、それがでない。

 ターミナルからやったときはでた。
 Emacsはアプリケーションと認識されていないかもしれない。そもそもCatalina以降、 Emacsを動かすためにrubyにたいしてアクセス権限をつけなければ、ならなかった。ということはたぶんrubyにリマンダーへのアクセス権限を付与しなければ、いけない 1。ところが設定するためのダイアログがでない。結果、rubyが「セキュリティとプライバシー」に追加されない。悪循環だ。
 これははまっちまったか。

 待てよ。
 Automaterに権限をつけてそこからemacsを立ち上げれば、いいんじゃないか。

 まずAutomaterからreminedersを実行してダイアログがでたのでそれで権限を付与。
 そのあと、emacsを実行するアプリケーションを作成 2

 作成したappから実行したemacsの中でremindersを動かしたらダイアログがあわれた。あれ? Automaterに権限をつける必要はなかった? そのダイアログから権限を付与したら無事、emacsの中でremindersが動いた。

Footnotes:

1

その傍証に、権限を付与したターミナルからemacsを立ち上げれば、remindersはちゃんと動くのである。

2

ただしこれはbrewからcaskのemacsをinstallしていたかららしい。なのでEmacs.appを叩くには

/Applications/Emacs.app/Contents/MacOS/Emacs

2021年8月10日火曜日

アダム・クチャルスキー「感染の法則:ウイルス伝染から金融危機、ネットミームの拡散まで」

 COVID-19のパンデミックで集団免疫を獲得するには免疫獲得者の割合が70%、必要だという。
 疑問だった。
 なぜ、70%なんだ?
 ニュース記事は専門家がそういっている、と説明しないし、専門家の記事はさも当然といわんばかりだ。なぜだ。理由がわからん。
 アダム・クチャルスキー「感染の法則:ウイルス伝染から金融危機、ネットミームの拡散まで」を読んでやっとわかった。

その近縁種(引用注:SARSウィルスのこと)で2020年に大きく広がったCODIV-19ウィルスも、何の対策を講じない場合、Rは同じく2〜3だった。

 Rというのは統計用のRのことではなく、 再生産数のことだ。一定期間に一人が何人に感染させるか、という数値。3ということは、感染者一人から感染者三人に増えるということ。次のステップでは3×3で、九人になる。次は27人。ネズミ算式に増加する。
 なので、次の感染者三人のうち、二人がワクチンで免疫を獲得していれば、感染者一人から感染者一人しか増えないことになる。つまり、2÷3で、0.6666666666666666で、繰り上げて(人は小数点になれないので)70%の人間が免疫を獲得できれば、感染者は増加しなくなる、ということらしい。

 でもその70%すら達成できてないんだよなぁ。どの国も(中国は達成しているかもしれない)、と思っていたら。

デルタ株、水痘に匹敵する感染力 CDCの内部資料が警告

CDCの資料によると、デルタ株は1人の感染者が平均8~9人に感染させる。これは水痘と同程度。一方、変異前のコロナウイルスは通常のかぜと同じく1人の感染者から約2人にうつるという。

 って、だめじゃん。

2021年8月4日水曜日

上野千鶴子「在宅ひとり死のススメ」

 看取りの医者に訊いたことがあります。臨終のときに、誰が周りにいるか、わかるものですか? と。「いやあ、そんあことわかりませんよ。死ぬ時には脳内麻薬といわれるエンドルフィンが出て多幸状態になりますから、傍に誰がいたって関係ありません」

 ——どうやって調べたんだよっ、と思わず、突っこんでしまったけれど。
 最近、 猫を看取ったとき、焦点の合わない目で浅い呼吸をくりかえし、時々、うぐっとえずいたりしていたけれど、苦しんでいるようには見えなかった。あれはエンドルフィンで天国が見えていたのかもしれない。

2021年8月3日火曜日

ドナルド・R・プロセロ「岩石と文明―25の岩石に秘められた地球の歴史」(上)(下)

 恐竜は人類並みの知能をもっていたそうな 1
 ということは実は高度な科学文明を立ち上げていたとか。むふふ、と想像していたらふと疑問が浮かんだ。科学文明をスタートさせることは可能だったんだろうか。化石燃料を利用できたんだろうか。石炭紀からジュラ紀まで1.5億年ほどか。石炭が形成されるのはなんとなく十分、可能なような気もするけれど、どうなんだろう。

シロアリや他の分解生物が多くいて、澱んだ水中に枯れて倒れた樹木をたちまちのうちに分解してしまう現在の湿地帯とは違い、木材を餌にするような昆虫は石炭紀にはまだ進化してなかった。要するに、現在のように腐敗して分解されてしまうのではなく、膨大な量の植物が湿地帯の酸素欠乏状態の酸性の泥の中に倒れこんで、埋没して永久に地殻の一部になったのだ。

 ということは一億年ぐらいしたらプラスチックを分解する生物もあらわれるかもしれない。
 あるいは分解できないプラスチックが埋没してまた石油にもどるかもしれない。
 まあ、そのころには人類は恐竜のように滅亡しているだろうけど。

 ちなみに恐竜の滅亡は小惑星の衝突が原因とはかぎらないらしい。

 はっきりしているのは三つの出来事がほぼ同時に起きたことである。天体衝突、火山噴火、海水面低下だ。

 テレビのドキュメンタリーで何度も見ていたのですっかる定説なのか、思いこんでいた。天体衝突説。

Footnotes:

1

「岩石と文明―25の岩石に秘められた地球の歴史」で語られているわけではない。

2021年7月30日金曜日

健康志向

 ブログを読み返してみると、自分がものすごく健康志向のような気がしてくる。
 酒も煙草もやらないし。
 健康食品や健康器具はまず詐欺案件と考える人間なんだが。
 まあ、自分の身体が一番身近ということなんだろう。

2021年7月29日木曜日

Emacsとリマインダー

 Emacs引きこもりである。
 何度か、そこから出ようとしたけれど、結局、果たせなかった。今ではあきらめている。死ぬまでつきあうことになるだろう。
 なのでTODO管理、スケジュール管理もEmacsの Org-modeでやっていた。
 管理するほどのものはあまりないのだけれど。

 そこへ黒船がやってきた。
 Apple Watchだ。
 Apple WatchのSiriでリマインダーへ登録が簡単にできる。
 しかもiPhone、MacBook Air、iPadのリマインダーへ同期される。
 今でこそ、コロナ禍のせいでMacBook Airを持ち歩くことはないけれど、たとえそうでなくてもApple Watchなみの手軽さはEmacsにはない。歩いている最中にふと登録などということは。

 Macにリマンダーが登場したとき、一度、Emacsから環境を移そうか、とは考えた。
 あきらめたのはリマインダーとカレンダーが分離していたからだ。
 これはGoogleカレンダーも同じで、Emacsなら——Org-modeなら混在できる。

 ところがApple Watchの利点はあまりにも大きい。でかすぎる。
 単純にいえば、メモとして使えるということなのだから。

2021年7月28日水曜日

日記など

 日記は中学のころからはじめた。
 何を読んだか、読書の記録をするのが目的で、それ自体はいつだったか、日記から読んだ本の一覧を抽出したので無意味になっているのだけれど。たぶんその一覧をつくったあたりからほとんど、日々のことを記録しなくなった。時々、**読了。と書いているだけ。
 別段、それで問題はないし、そもそも昔の日記など読み返したくもない。七転八倒してしまうのは目に見えている。恥かしさのあまり「エウレカ!」と叫んで街を走り回ってしまうにちがいない。
 ——何を発見したんだか。

 食事の記録、体重、入出金は別口で記録している。

 結局、ただの習慣でしかない——日記をはじめるとき、決めたのだ。読んだ本のことだけは記録する、と。なのでつづいているようなものだ。それなら書かない日があっても問題はないので。

 だけれども一日の終わりに今日あったことを思い出すことは脳が衰えてきている人間にとってよいことではないかろうか、と思い直した。 佐藤雅彦「認知症になった私が伝えたいこと」を読んだ影響かもしれない。
 もうひとつ、書くということの利点に、忘れることができる、というものがある。
 嫌なことというのはアウトプットしてないと、いつまもでくりかえし、頭の中にもどってくるのだ。どういうわけか脳に貼りつく。アウトプットは人に話す——愚痴とかはだめで、これは逆にくりかえし、思い出す羽目になる。
 ところが文章だと、不思議なことに脳からなくなる。思い出さなくなる。
 思い出しても他人事のようになっている。
 別に悪口を書いて溜飲を下げているわけではないのだが。

 というわけでしばらく日記を書いてみようか、と思っている。
 半分、備忘録がわり。

2021年7月27日火曜日

2021年7月22日木曜日

リストレスト

 掌の小指側の手首あたりの骨が出っぱっているけれど、そこが急に痛くなった。

 ちょっと触るだけでもかなり痛い。
 ——なんぞ?
 どうやらトラックパッドを使うとき、この出っぱりを支点にしているらしい。
 そこでマウス用のリストレストなるものを購入した。

 ところが、マウスのときに 1使用したら右小指が激痛を発して突っ張ってしまった。曲げられない。
 なので本来、マウス用にもかかわらず、トラックパッド専用である。

Footnotes:

1

Windowsを使うときはマウス。

2021年7月21日水曜日

マスク

 コロナ禍の影響でだれもがマスクをつけている。
 ほとんど部屋から出かける用事がないので、あまりやっかいにならないのだけれど、食材の買い出しとか、行ったとき、なぜか、喉がいがらっぽくなる。マスクをつけているにもかかわらず。よくわからない。外気の埃とかが喉にきているんだろうか。
 ——マスクをしているのに?
 待て。
 あるとき、気づいた。
 マスクで雑菌が繁殖しているのではないか。ほとんど使っていないので、一週間ぐらい前におろしたマスクをつけている。当然、そのあいだに雑菌が繁殖していることだろう。それを吸い込んでいるから喉がいがらっぽくなっているんじゃないか。そういえば、寒いころは起きてなかった。

 マスクを変えたらいがらっぽくなくなった。

2021年7月20日火曜日

Apple Watch Series 3(GPSモデル)

 リモートワークになってからほんとうに動かなくなってしまった。
 ずっと椅子に座りっぱなし。
 さすがにこれはまずい、と1時間に1回、アラームを仕掛けて立ち上がるようにしようか、と思ってはいたのだが、なかなか実行にうつせずにいたら。

 Apple Watchにはスタンド機能 1というものがあるのだった。
 1時間に1回、立ち上がるようにうながしてくれる。これだけでも買った価値があるというものだ。あと、深呼吸しましょうとか、消費カロリーも(たぶん推計値)記録してくれている。
 おそらく歩数などの記録はiPhoneを持っていなくても記録してくれていることだろう。

 問題はずっと腕時計をつけているのでベルトと接触している皮膚が痒くなってくることだ。
 なので、適宜、右腕と左腕につけかえている。

Footnotes:

1

スタンド能力ではない。

2021年7月16日金曜日

Siri

 iPhoneとMacBook AirのSiriはOFFにしてある。
 iPad Proをラジカセがわりにしているからだ。ラジカセという言葉はもう死語かもしれないが。操作するためにいちいち立ち上がるのも面倒臭い。そこでSiriだ。
 スタートするのも、次の曲にするのも、ラジオにするのもできる。

 最近、そこへApple Watchがくわわった。
 これがやっかいで、Apple WatchのSiriが反応してしまう。こいつのSiriはOFFにしたくない。というのもリマインダーの登録とか、Apple WatchのSiriからできるのだ。重宝する。
 一計を案じた。
 iPad Proに命令するときはApple Watchを手で覆ってやるのだ。これで音楽を操作できる。けっこう効果的だった。
「Hey、Siri!」
「にゃあ」
 うちのやんちゃ娘が部屋に入ってきた。

2021年7月15日木曜日

ホワイトボード

 ホワイトボートを買った。

 別に佐藤雅彦「認知症になった私が伝えたいこと」の影響ではないのだが——まってくないとはいえないかもしれない——、以前から突然死したら仕事の現場にどうやって連絡すれば、いいだろう、とは思っていたのだ。だって死んでいるんだぜ。
 発見してくれた人が人伝てにたどっていけば、いつか連絡はつくかもしれないけれど。

 というわけでホワイトボードにそのあたりの電話番号を書いておくことにした。

2021年7月14日水曜日

佐藤雅彦「認知症になった私が伝えたいこと」

 二度ほど記憶を失くしたことがある。
 一度目は交通事故なので、これはあきらかに外因性なのだが、もう一度はウィンドの帰りに記憶を失くした。
 いろいろあったのだが——断片的な記憶は残っている——、ぎょっとしたのはLINEのやりとりだった。どこにいるのか、わからない、と何度もメッセージを送り、今打ったメッセージの記憶がない、とパニックになっていた。
 そのパニックになったときの記憶は翌日の自分にまったくなかった。
 よく自力で家にもどれたものだ。

 なので認知症になるということはそういう感じなのだろう。
 以下は著者が認知症にそなえて、という一覧。

[ ] 将来、どこに住みたいか、どんな暮らしがしたいかをまとめておく。
[ ] 自分史を書いておく。
[ ] 財産目録を作成しておく。
[ ] 生命保険の書類をまとめておく。
[ ] 家の登記簿をまとめておく。
[ ] 遺言書を作成しておく。
[ ] 終末期医療の治療の希望をまとめておく。
[ ] 自分が死亡したときの連絡先をまとめておく。
[ ] パソコンやタブレット端末の操作を覚える。
[ ] 不必要なものは早めに捨てて、シンプルな生活を心がける。

 メメントを思い出す。

2021年7月13日火曜日

2021年7月12日月曜日

2021年 第27週

 80kgを切ったのだけれど、またリバウンド気味に