2012年9月22日土曜日

笠井潔「8・15と3・11―戦後史の死角」

笠井潔「8・15と3・11―戦後史の死角」
  たぶん著者の今までの評論の中で一番、衝撃を受けた。
  とくに「第四章 潜在的核保有国ニッポン」の「「平和利用」の論理破綻」だ。自分で意識すらしてなかった欺瞞を射貫かれてしまった。しばらく動けなくなったぐらい。ぼくはずっと何の根拠もなく原子力は「兵器」と「平和利用」に分離することができる、と思っていた。
  そして、それゆえ潜在的核保有国ニッポンに無意識のうちに加担していたことも。
  実は衝撃があまりにも強すぎてこの本のことは忘却、あるいは自己欺瞞的に隠蔽してしまいたいほどだ。