- 2012-12-30(日)
年末も押し迫ってきているというのに。今日は何日? 何曜日? そんな感じ。唯一、ラッキーだったのはJRAが開催されてない、ということぐらいだろうか。まぁ、それもあって曜日の感覚がおかしくなっているということもあるのだが。
昼遅くに目を醒ましてUbuntuにするか、考える前に、試しにSSDをもう一度、DELLに繋いでみた。Windowsのディスク管理を立ち上げる。おおっ。何ということだ。認識している。
よし。
パーティションは認識されていないようのでTestDiskで修復して、ThinkPadにセットして電源をいれる。
ブートしない……。
いつまでもディスクアクセスにいっている。状況がふりだしにもどってしまった。SSDを抜き、ふたたび、DELLにもどす。今度はまったく認識されない。
はー。
ゾンビは動いていても死んでいるんだ。
そういうことだ。
やはりUbuntuしかない。
サイトでインスールの情報を見ていたらWindowsから別のハードディスクにインストールできそうな按配だった。それならお立ち台にセットしたThinkPad用のハードディスクにインストールできるかもしれない。
Ubuntu 12.10。
どうやらこのバージョンからDVDでしか、インストールディスクを作成できないらしい。isoイメージをダウンロードしてきてDVDに焼いた。
もちろん元々、そんな環境はもってなかったらDELLに必要なフリーウェアをインストールして環境を整えた。ところが、その過程で何か、へんなものがインストールされてしまう。ブラウザがHao123にアクセスに行くようになってしまった。
くそっ。
Windowsからのインストール手順に従ってUbuntuを入れたところ、はた、と気づいた。このディスク、どうやったらThinkPadからブートできるんだ?
フォーマットは拡張NTFS。DELLでならCドライブにインストールで放りこまれたGRUB経由で起動されるのだろうが、このThinkPad用のハードディスクにはブートローダーははいってないぞ。
たとえば、FreeBSDのブートローダーを入れたとしても起動しに行くのはWindows(そんなものは存在しない)で、NTFSの中にあるUbuntuを起動することはできないはずだ。GRUBならできるのか?
だいたいUbuntuのインストールで結局、DVDからできなかったのはなぜだ?
わざわざWindowsのCドライブにコピーして強引にインストールした。何か、へんだ。Ubuntuがおかしいのか、おれが馬鹿なのか。
結論からいうと、おれが馬鹿だった。
しかもこの馬鹿はGRUBをいれれば、起動できると考えて一生懸命、ThinkPad用のハードディスクにGRUBをいれようとしたのだ。何時間もかけてそれすら果せず、失意の中、気づくのだった。
DVDがブートディスクだということに。
つまりDVDをドライブにセットして電源をいれれば、よかったのだ。
しかし、ThinkPadにはDVDドライブがない——。
とすると、できることはひとつだ。
DELLのハードディスクをThinkPad用のものに換装してインストールするのだ。実際、そうした。DELLをばらして内臓をいれかえ、日本語版Ubuntu 12.10をインストールした。
ThinkPadにハードディスクをセットし、電源を入れた。
ブートした、Ubuntuが。
動いた。
しかし、重い。
重すぎだ。こんなに重かったっけ。しかもEmacsが動かせない。インストールされているか、どうかすら不明という状況。何しろターミナルが見当らない。Google先生に聞くと、アプリケーションメニューから動かせ、という。どこにもそんなものないぞ。アプリケーションメニューなんて。
ユーザに余計なことをさせないためなのかもしれない。しかし、これではWindowsにも劣る。速攻、消すことにした。
パソコンがダム端末になってしまった気分だった。
やはりMacbook Airだ。
それしかない。
それでもあきらめきれず、何か適当なパッケージはないか、探す。かつてのVine Linuxのような。そうやってネット検索していたらPC-BSDというのを見つけた。USBメモリからもインストールできるようだ。
おおっ。
これだよ、求めていたのは。
しかもベースがFreeBSDだというのはポイントが高い。
早速、USBメモリにいれようとして——できなかった。
よくよくサイズを見ると、DVD並みだった。道理でDELL上で解凍にすら苦労したわけだ。思わず、いろいろファイルを消してしまったぞ。結論はUSBメモリからは無理ということだった。
しかし、おれはUbuntuのときに理解したのだよ。
うちの環境でもDVDからインストール可能だと。
早速、PC-BSDのインストールDVDを作成した。最新版の9.1を。
今度は換装ではなく、お立ち台のハードディスクへインストールできるんじゃないか、と思いつき、慎重に(ここでDELLのディスクをふっ飛ばしたら泣くに泣けん)作業。実はUbuntuのときにも思いついていたのだが、このときはまちがってDELLにインストールしてしまわないように、と安全策をとった——しかし、今回はもう、マシンをばらす気になれなかった。
せっかくきちんと元にもどしたのに。
インストールは成功した。
ThinkPadでも動作した。だいじょうぶだ。Ubuntuみたいにくそ重くない。
しかもデフォルトでEmacsがはいっていた。
るんるん気分だぜ。
ブラウザはFireFoxではなく、Midoriという軽量ブラウザだった。
ここはFireFoxをインストールしておくべきだろう。
インストールしてしまえば、PC-BSDは結局、FreeBSDだ。sysinstallでpackageをインストールできるはず。
が、なぜか、エラーになる。
FreeBSD(一昨日はのことだが)ではうまくいったぞ。だいたいpackageの一覧取得でエラーになるとは何事?
わかった。
PC-BSD 9.1はFreeBSD 9.1なのだが、なんと、FreeBSDのサイトにはまだ、9.1のpackageが用意されていなかった。早すぎたのだ。きっとどこかのマシンでpackageを9.1用にリコンパイルしているところなのだろう。
というか、まだ、FreeBSDの9.1はリリースされていなかったのではないか。
強引に9.0のpackageをいれようとしたのだが、perlのバージョンがちがうとエラーになる。くはーっ。
しかし、とりあえず、動く環境は手にはいったのだ。
あとは整備すれば、いいんだ。最悪、Emacsさえあれば、いいのよ、おれは。
時間がたてば、packageは解決する——はず。
なので、データを移行することにした。
まずはFTPが使えるように……あれ、使えない。おかしいな……。開通できないぞ。ローカルからはftp接続できるのに。TCPラッパーが邪魔をしているのだろう、というところまでGoogle先生の協力でわかったのだが、教えていただいた方法では解決しない。
面倒になった。
お立ち台から入れっちまえ、とUSBで繋いだ。
ところがお立ち台を認識してくれなかった。以前はたしかに認識していたのに。PC-BSDではなかったけれど——なぜだ。