2014年12月17日水曜日

MacBook Air雑感

 難点があるとすれば、ディスプレイが細密すぎるということだろうか。
 しばらくMacBook Airを使ったあと、ThinkPadのディスプレイを見ると、ドット絵のように感じる——それほど、MacBook Airのドットは細かいのだが、それ自体はいいことなのだろうが、字がその分、小さく感じられて年寄りにはちょっとつらい。
 1366×768なので高さはThinkPadのときとかわらない。横長になった。なんで?
 まあ、馴れなんだろうが。
 すでにThinkPadの方が違和感を覚えるほどだから。
 とくにキーの感触は浅く軽くなっていてThinkPadにはもどれない。

 一番、なれなくてはいけなかったのはトラックパッドだった。
 何しろ、ThinkPadは赤いポッチだ。それにはかなり馴染んでいたけれど、次はない、と思っていた。以前、ThinkPadにディスプレイを外部接続して使ったとき、感じたのだ。赤いポッチはThinkPadの画面サイズまでが限界だ、と。それより大きくなると、マウスがなければ、つらかった。
 iMacを使ったとき、このトラックパッドが鬼門だった。
 クリックが面倒だったのだ——なんでタップでできないんだ、と「システム環境設定>>トラックパッド」の設定を見直した。デフォルトでは「タップでクリック」がオフになっていた。
 ドラッグの仕方もその設定を見て承知した(3本指)。2本指でのスクロール機能もすばらしい。
 このあたりから急速にトラックパッドになじんでいった。
 気にいったのはピンチでSafariの表示をズームアップできることだ。老人の目にはこの機能はありがたい。ただしFireFoxではできなかったのでアプリが対応している必要があるのかもしれない。それもあってメインのブラウザはSafariにしようか、と思っている。FireFoxにはSage(RSSリーダ)とScrapBookというアドオンをいれているのでそれをどうするかが問題だったのだが——MacにはSpotliteがある。これがかなり強力だった。
 使ってみて驚いた。いわゆるデスクトップ検索なのだが、pdfの中身からなにから検索できる。しかも速い。インタラクティブ検索をしているようなので日本語でなければ、さらに感動的なほどだろう。

 ScrapBookというのは気にいったり、手元にとっておきたい記事をローカルにクリッピングするアドオンなのだが、検索機能がFireFox上で実装されているのでやはり遅い。ThinkPadだったこともあるが(MacBook Air上ではストレスなく検索できた)。
 しかし、これだったらSafariでpdf出力しておいてSpotliteで検索をかけることで代替できるのではないか。しかも今まで溜めこんだものも検索できる。
 Sageについては今までどおりになりそうだが。

 Safariをメインブラウザにしようと思った原因がもうひとつ。
 リーディンテストである。
 実は以前からウェブサーフィンはiPad miniを使っているのだが、リーディングテストの機能がピンときてなかった。あと読みたいと思った記事をとっておくのだが、iPad miniの中に閉じていた状態ではあまり意味がなかった。
 それにMacBook Airに同期されるようになって俄然、意味をもってきた。
 じっくり読めるし、ローカルにpdf出力しておくこともできる。
 しかもだ。
 MacBook Airが横長なおかげでサイドバーにリーディングテストをだしておいても邪魔にならない。むしろ、いいぐらいだ。とくにフルスクリーンにしたときは。

 横長であることには重要な意味があったのねー。
 感心すること、しきり。
 というかリーディンテストがオフラインで読めることに驚いた。そうだったのか! すばらしすぎる。