2014年12月3日水曜日

GNOME3をインストールしようとしてSLiMに至る

 迂闊すぎた。

 というのでうっかりGNOME3をインストールしてしまったのだ。「pkg install gnome3」——使えるパソコンが一台しか、ないというのに。いきなりログインマネージャー——GDMが動かなくなった。
 画面が真っ暗。
 わー。
 しかも最近、Alt+Ctrl+F1でなぜか、仮想端末にはいれない。大勢に影響がないので原因は探ってなかったのだが、おかげで真っ暗になった画面を前に何もできなくなってしまった。ほんとうに手も足もでない。
 rebootしても最終的に真っ暗な画面にたどりつくだけだから。
 シングルユーザーモードで立ち上げなおしてもディスクがreadonlyなので、rc.confを修正することができないのだ。あー、しまった。しまったよ。
 どうしようもなくてssh経由で裏からThinkPadにはいってrc.confを修正してGDMを殺す。sshdを立ち上げておいてよかったよ、まったく。
 それからいろいろ試してみたのだが、GNOME3自体もうまく動かないことが判明。
 しかもGNOME2のGDMにもどそうとしたのだが、うまくもどせなかった。あいかわらずGDMが真っ暗なまま。結局、「GDM (GNOME 3) fails to show login screen」という記事を見つけてGNOME3はあきらめた。まだ問題は解決してないように読める。
 もういっそパソコンを買い替えようか、と思ったほどだった。
 ログインマネージャーを経由せずに、startxで立ち上げるという手はあるのだけど、この方法だとどうもデスクトップから直接、シャットダウンできなくなる(権限の問題だろう)。それはそれで問題だ。どういうわけか、デスクトップを終了させてもコンソール画面まで戻らないのだ。
 Xのログインマネージャーはrc.confをいじれば、すぐ動くというものでもないしなぁ。そこでKDesktopのログインマネージャーを使ってみる——KDM。だめだぁ、なんか、ピンとこない。KDMからMATEを使う方法をさがしている道行で、SLiMというログインマネージャーを見つける。「pkg」にあった。
 インストール。
 設定もrc.confだけで充分だった。「slim_enable="YES"」
 ログインしたらいきなり、MATEが動いて驚いた。「/usr/local/etc/slim.conf」の中を見てやっていることがわかる。「.xinitrc」を起動させていた。
 なるほど。
 それでKDMのカスタムは「.xsession」を起動していたのかもしれない、と気づく。そこにMATEを起動するようにすれば、うまく動いたのかもしれない。ためしていないけど。
 いずれにしてもSLiMのわかりやすさが気に入ってログインマネージャーに採用。
 これでGNOME3がおかしくてもログインマネージャーに影響することはなくなった。けれど、たぶんGNOME3はいれない気がする。何度か、pkgからインストールしなおしているときに気づいたのだが、gnucashが削除されていた。
 パッケージの依存関係からだろうが、それはこまる。非常にこまる。
 というわけでGNOME3はいれないと思う。ここしばらくは。