こんなおもしろいマンガ、はじめてだ。
経験したことがない。
正直、「HELLSING」が終わったとき、次の新連載にはあまり期待してなかった。「HELLSING」は傑作でこれを超えるのはむずかしいだろう、と。ところがそんなことはなかった。前巻までもさすが平野耕太だ、おもしろい、「HELLSING」はまぐれじゃなかったのね、とか思っていたのだが(何、この上から目線)。
4巻で完全にノックアウトされてしまった。すげーよ、これ。これは完結してしまうまで死ねんな、と思ったほどだ(そういえば、「HELLSING」のときも同じようなことを考えた)。
それにしても
正しい
君達は正しい海洋国家
商業国だ
というさりげないセリフの凄さは何だ。
裏にどれだけの知識があるのかと考える慄然とする。あるいは信長が「桶狭間あたりからやりなおしてぇ」とか、吐くセリフとか。しかもただ知識量が豊富というのではなく血肉になっているからこそ、という凄さ(こちらの知識がなさすぎだけかもしれないが)。
しかしなぁ。
5巻は確実に1年以上、待たされるんだろうなー。