* Sail:CORE 5.7(NEIL PRYDE) Board:NG ACP 260
時刻 | 帆走時間 | 帆走距離 | 最高速 | 平均時速 |
---|---|---|---|---|
11:39-11:50 | 11分 | 0.60km | 9.44 | 3.22 |
12:24-12:33 | 9分 | 1.01km | 36.03 | 6.64 |
12:44-12:48 | 4分 | 0.44km | 10.25 | 6.29 |
12:50-12:56 | 5分 | 0.55km | 13.54 | 5.93 |
13:13-13:35 | 22分 | 2.27km | 14.50 | 6.14 |
14:03-14:25 | 22分 | 2.84km | 40.20 | 7.63 |
14:46-15:01 | 34分 | 6.72km | 39.85 | 11.64 |
15:18-15:28 | 10分 | 2.44km | 41.64 | 14.49 |
15:45-16:00 | 15分 | 2.15km | 41.54 | 8.51 |
16:15-16:20 | 4分 | 1.50km | 42.03 | 18.48 |
16:25-16:35 | 10分 | 2.41km | 42.26 | 13.77 |
もう今日はだめか、と思った。
到着したときにはすでにレギュラーの風が吹きはじめていたし、よく晴れていて夏のような光景だった。これは期待できる。白波が見える一瞬もあるし。
嬉々と出艇した。
ところがブロー来たーっと思って出艇すると風はなく、風がねぇとビーチにあがると、湖面に白波が見える、という間の悪さ——というよりブローが短いので一手どうして遅れてしまう。もしかしたらはじめの方に一回プレーニングしただけで今日は終了になってしまうのか。腹をくくってずっと湖上にいてみたりしたが、だめだった。
絶望した。やはり風なし君ではないか、と。
本格的に吹きはじめたのはそのあとのことだった。
しかも元ドライスーツに着替えている最中。陽が翳ると、海パンとラッシュガードでは寒かったので着替えていたのだ。身体が濡れていたので身動きできなくなり、ふたたび、絶望した。出艇すると、まちがいなく吹いていた。
前半戦のように沖のブローが上から降ってきて30度ぐらい風が振れるようなこともなかった。風向きも安定していた。ただ前半にあわせてセイルセッティングをゆるくしていたので、どこかずれているような感じだった。セイルが重い。それでもセッティングしなおす気になれず、乗りつづけた(ちょっと後悔している)。鬼ブローで裏風を何度もくらいそうになるし、最高速も伸びない感じだった。
しかもセイルが前にもっていかれて、ジャイブもおかしくなってしまった。
あれ? おれ、どうやってジャイブしてたっけ?
風が安定して吹いているようなのでiPhoneで動画撮影を開始した。
まずはオン・ザ・マスト。次にヘッドマウントを二本。四時をすぎて陽が山に翳ると、さらに吹いた。気温が下がったせいもあって風が重くなってパワフルだ。セッティングがずれているのを我慢して乗りつづける。
——だからセッティングをなおせよ、過去の自分。
何しろジャイブ直後に一瞬、ハーネスをかけることができないほどだった。腕力がなくなっていることもあるけれど、セイルが重くて(ブームをすこし高くしていてハーネスがわずかに短い状態だった)。
四時前
四時以降の強風モード
もうあがろうか、とビーチに向かっていると、なんとビーチそばにきれいにブローがはいっていた。最後に一本、と思ってジャイブで突っこんだ時、左前のフットストラップがぶち切れた。ものの見事に前転してしまった。
それが本日の最高速を記録した瞬間だった。