2014年9月21日日曜日

問題は未解決(解決した)

 「pkg upgade」をかけたところ、FreeBSDがおかしくなってしまった。ログインマネージャーであるGDMがまたたくようにスタートとダウンをくりかえす。なんとか、GDMが立ち上がらないようにして急場を凌いだのだが、デスクトップ環境が動かなくなっていた。
 あちゃー。
 MATEだけではなく、Xfce4もGNOME2も動かない。Xorgごと落ちてしまう。まいった。実は「pkg upgrade」は元にもどす方法があると思っていたのだが、わからず、「pkg upgrade -f」で全アプリをいれなおしてしまった。結果、動かない。
 せめてpkgのバックアップをとっておけば、よかった。そうすれば、元にもどせたかもしれない。
 色々、やってみてXorg単体は動くことが判明。
 xterminalも動く。しかし、Emacsはだめ。Xorgごと、落ちる(XorgがSegmentaion faltで落ちる)。試行錯誤の末、Gtkをバインドしたアプリを動かすと落ちるらしい。その象徴的な例がEmacsで、端末モードで動かすと、ちゃんと動く。
 ためしに、Qtをバインドしたアプリ——qpdfviewを動かしてみたところ、だいじょうぶだった。「gtk-demo」はだめ。Gtkが何か、悪さをしているのか、と思って再インストールしたりしたのだが、よくよく考えると、Gtkの影響でどうしてXorgが落ちるんだ?
 へんだ。
 Xの共有メモリでも叩いているのか?
 確認のためにWindowsのXwindowを動かして、その上でEmacsを動かしたら動くじゃないか! 1こりゃあ、XorgのバグをGtkが踏んでいるのかもしれない。それともうちの環境固有か。パソコンが古すぎるとか。Xorgが最新になって何かがサポートされなくなったというオチかもしれない。
 Google先生にお伺いをたてたが、わからず。
 Qtなら動くので、KDEをインストールしようとしたが、portsでビルドするしか方法がなく、コンパイルエラーでビルドできず。Xorgも同様。このまま、待てば、pkgが更新されて直るんだろうか。それならいいんだが。
 いっそ新しいパソコンを買うか。
 最低でもEmacsが動けば、我慢できるんだが。端末モードではなぁ。ふと思いつく。EmacsをGtkなしでリビルドすれば、いいんじゃね?
 Motifでリビルドして素のXwindow上(ウィンドウマネージャーはmwm)で動かしたところ、動く。これでしばらく、復旧するまで(しないかもしれないが)、凌ぐことにする。
 WebブラウザはQtの「otter-browser」というのがあったし。
 RSSリーダーがないとか、GnuCashが使えないとか、libreOfficeが使えないとか、VirtualBoxが使えないとか、shotwellが使えないとか、FireFoxが使えないとか、いろいろあるが、これらはしかたない。使用頻度が高くないので我慢するとしよう。いちおう、Windows上のXwindowで動かせるから。それでよいか……。
 しかし、まいった。

1 と思ったのだが、FreeBSD9のXwindowにリモートしたらXorgが落ちた。こりゃあ、やはり最新のGtkが何か悪さをしているのかな……。

追記:

つらつらとFreeBSDのバグレポートを見ていたら下記のものを発見。そこに解決策があった。
[Solved] Xorg Crash when Opening GUI Apps
pkg delete -f cairo-1.12.16_1,2
pkg add cairo-1.10.2_10,2.txz
とのこと。