「pkg upgade」をかけたところ、FreeBSDがおかしくなってしまった。ログインマネージャーであるGDMがまたたくようにスタートとダウンをくりかえす。なんとか、GDMが立ち上がらないようにして急場を凌いだのだが、デスクトップ環境が動かなくなっていた。
あちゃー。
MATEだけではなく、Xfce4もGNOME2も動かない。Xorgごと落ちてしまう。まいった。実は「pkg upgrade」は元にもどす方法があると思っていたのだが、わからず、「pkg upgrade -f」で全アプリをいれなおしてしまった。結果、動かない。
せめてpkgのバックアップをとっておけば、よかった。そうすれば、元にもどせたかもしれない。
色々、やってみてXorg単体は動くことが判明。
xterminalも動く。しかし、Emacsはだめ。Xorgごと、落ちる(XorgがSegmentaion faltで落ちる)。試行錯誤の末、Gtkをバインドしたアプリを動かすと落ちるらしい。その象徴的な例がEmacsで、端末モードで動かすと、ちゃんと動く。
ためしに、Qtをバインドしたアプリ——qpdfviewを動かしてみたところ、だいじょうぶだった。「gtk-demo」はだめ。Gtkが何か、悪さをしているのか、と思って再インストールしたりしたのだが、よくよく考えると、Gtkの影響でどうしてXorgが落ちるんだ?
へんだ。
Xの共有メモリでも叩いているのか?
確認のためにWindowsのXwindowを動かして、その上でEmacsを動かしたら動くじゃないか! 1こりゃあ、XorgのバグをGtkが踏んでいるのかもしれない。それともうちの環境固有か。パソコンが古すぎるとか。Xorgが最新になって何かがサポートされなくなったというオチかもしれない。
Google先生にお伺いをたてたが、わからず。
Qtなら動くので、KDEをインストールしようとしたが、portsでビルドするしか方法がなく、コンパイルエラーでビルドできず。Xorgも同様。このまま、待てば、pkgが更新されて直るんだろうか。それならいいんだが。
いっそ新しいパソコンを買うか。
最低でもEmacsが動けば、我慢できるんだが。端末モードではなぁ。ふと思いつく。EmacsをGtkなしでリビルドすれば、いいんじゃね?
Motifでリビルドして素のXwindow上(ウィンドウマネージャーはmwm)で動かしたところ、動く。これでしばらく、復旧するまで(しないかもしれないが)、凌ぐことにする。
WebブラウザはQtの「otter-browser」というのがあったし。
RSSリーダーがないとか、GnuCashが使えないとか、libreOfficeが使えないとか、VirtualBoxが使えないとか、shotwellが使えないとか、FireFoxが使えないとか、いろいろあるが、これらはしかたない。使用頻度が高くないので我慢するとしよう。いちおう、Windows上のXwindowで動かせるから。それでよいか……。
しかし、まいった。
1 と思ったのだが、FreeBSD9のXwindowにリモートしたらXorgが落ちた。こりゃあ、やはり最新のGtkが何か悪さをしているのかな……。
追記:
つらつらとFreeBSDのバグレポートを見ていたら下記のものを発見。そこに解決策があった。 [Solved] Xorg Crash when Opening GUI Appspkg delete -f cairo-1.12.16_1,2 pkg add cairo-1.10.2_10,2.txzとのこと。