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* Sail:CORE 5.7(NEIL PRYDE) Board:NG ACP 260
最近はすっかり「風なしくん」なのでここはおとなしく、ツイている人に乗ろうと、midaさんの行く日にあわせたのにすっかり寝坊してしまった。起きたら正午をすぎていた。
何、やってんだーっ、おれ。
あきらめて翌日に本栖湖へ。到着したときは風向きは悪く、東の風だった。
これで今日、吹かなかったらほんとうに「風なしくんパーフェクト」だ。
11時半ぐらいに南が入ってきた。まだまだ、弱かったが、目の錯覚なのか(錯覚だった)、時々、白波が立っているようにも見える。セッティングして出艇。このとき、フィンをまちがって小さいのをつけてしまった。
2012年8月29日 本栖湖 1R(11:51-12:07)2012年8月29日 本栖湖 2R(12:13-12:34) だめだめくん。まったくプレーニングせず。2012年8月の初プレーニングはいつなのか。このまま、「ない」のか。
2012年8月29日 本栖湖 3R(12:42-13:39) フィンをかえ、セイルのセッティングをかえる。ダウンとゆるめ、アウトをゆるめる。セイルが重くなるので嫌なのだが、他に道はない。なぜか、ぼくが出艇すると風がなくなっているように見える。ほんとうに「風なしくん」だな。
ついに2012年8月、最初のプレーニングを記録。
驚いたことにスタボーではなく、ポートでだった。もっともブローがくるまでアウトで水の中にいたのだけど。
Jナンバーの人がやたらと速い。他に同じニールプライドのセイルを張った人も。やはり本栖湖はスラロームがいい――古いウェイブなんて変態の極みだ。
二、三度、前に飛ばされそうになってフラミンゴ状態になる。
2012年8月29日 本栖湖 4R(13:57-15:03) 他のセイラーはけっこう走っている。ぼくは時々のブローで時々、プレーニング。一度、走り出したのがもったいなくて必死に身体をよじってフットストラップから両足を抜かずにいたらアウトにかなり突っこんでしまって無風に殺される。
今日は平日というのに人が多くてパンピングで下らせると、度々、下に人がいて往生する。いや、走らない道具をつかっているぼくが悪いのだが。
2012年8月29日 本栖湖 5R(15:12-16:14) ふとJ-25のセイルに気づく。本物か、と思っていたら半端なく速い。本物の浅野プロらしい。そういえば、さっきドラゴンの方からかっ飛んできていたような気する。思わず、呆然とビーチスタートもせずに見惚れてしまった。ファンビーチの上側から山の裏側をすさまじい勢いで下る。他のJナンバーよりもワンランク速い。道具のせいもあるのか、だれもプレーニングしていないときにもひとり、走っている。
ボードは遠目にはフォーミュラレーシングに見えるのだが、スピードがちがいすぎる。ワイド幅のスラロームだろうか。ほんとうにあきれるほど速く、水上ですれちがうときに注視していたら、ジョイント部分のボトムが完全にリフトしていた。なんと水面とボトムのあいだに空間が見えたのだ。どんだけ接水してないんだよ。
アウトにつっこみすぎたぼくが前方にあるブローのかたまりが消えないように、と祈りながら進んでいると、すさまじい勢いで浅野プロがブローの中を下ってきた。ちょうど正面でビビる。接触するとは思わなかったが、あまりの迫力に目が飛び出る。
向こうは笑っていた。
2012年8月29日 本栖湖 6R(16:30-17:17) 気温が下がってきたこともあってライフジャケットを着用。
今日は夕方のひと吹きまで乗り倒すんだ、と思っていたけれど、ふと不安になる。今日はひと吹きするのか?
セイルを緩めていることもあってプレーニングすると下り気味になる。そうやってアウトに突っこんでいたら水面にブローラインがまったく見えないのに、ブローがはいった。油断していた。フラミンゴ。ほとんど左足を地面に平行にのばした状態になる。死ぬ、と思った。激沈してきっと道具を壊してしまうんだ、と。幸い板が走ってくれてぎりぎり沈は回避できた。
まだまだ、吹くなら乗りたかったが、掌が限界だった。限界だったのは掌だけではなかったらしく、着替えているときに足がつりそうになった。