ニートの歩き方
おもしろかった。
もっともそれはぼくが現在、無職で今までにも何度か、働いては無職になる、ということをくりかえしているような人間だからかもしれない。「働かざるもの食うべからず」と思っている人間には噴飯ものだろう。
こちとら、子どものころから「遊んで暮らせるならいいとみんな思ってるの!」(でもそれができないのだから働け)と(そんなこと、思ってもいなかったのに)何度となくいわれ、成人してからも無職になって年下の人間に「労働は国民の義務」とか「憲法で決められている」とかいわれ、「なんで働かないの」といわれて「嫌だから」と答えて説教されたことのある人間だ。おもしろく読めて当然かもしれない。別に自分の生き方(そんな大仰なものではないが)を肯定さているからというわけではないのだが。
シェアハウスのくだりではふと押川雲太朗の「BET!」を思い出した。