2015年8月11日火曜日

ジョージ・A・ロメロ監督「ランド・オブ・ザ・デッド」

 ジョージ・A・ロメロ監督「ランド・オブ・ザ・デッド」

 さすが、ジョージ・A・ロメロ監督のゾンビは一味ちがう。
 おもしろいわー。
 まわりの世界はゾンビだらけなのに、金目当てで街をふっ飛ばす、と脅しをかけるのもおもしろい。普通、ありえねーだろ、そんなこと——金なんて無意味だろとか思うのだけれど、ロメロ監督の手にかかると、わざとそういう設定にしているんじゃないか、と思わさせられてしまう(ほんとうに意識的にそういう設定を選んだのかもしれない)。
 生き残った人間もまた、ゾンビと同じように今までと同じに行動してしまっている、と不思議な気分になる。

2015年8月10日月曜日

ネズミか!

小さいときにも「トムとジェリー」のジェリーみたいだと思っていた。猫なのに。最近、ますます、でかい白ネズミみたいだ、こいつ。

2015年8月7日金曜日

デイビッド・クローネンバーグ監督「ザ・フライ」

 デイビッド・クローネンバーグ監督「ザ・フライ」

 さすがクローネンバーグ。
 主人公が壊れはじめてからが本領発揮で、気色悪くてすっかり目が離せなくなる。ラストなど、ジャン=ピエール・ジュネ監督「エイリアン4」と似た哀しみすら覚え、涙ぐんでしまった。

2015年8月6日木曜日

ケヴィン・グルタート監督「ソウ 6」「ソウ・ザ・ファイナル」

 ケヴィン・グルタート監督「ソウ 6」
 ケヴィン・グルタート監督「ソウ・ザ・ファイナル」

 ようやく「ソウ」の続きを観た。
 「5」でパワーダウンしてしまったか、と思っていたけれど、どうしてどうして「6」では最後に、やられたっ、と唸ってしまった。これって叙述トリックやん、と。すっかりだまされてしまった。

2015年8月5日水曜日

ロン・アンダーウッド監督「トレマーズ」

 ロン・アンダーウッド監督「トレマーズ」

 ロードショーのときに何の予備知識もなく、偶然、観てすぐに、ヒャッハーッ、とうれしくなった一本1。ツボに入りまくりのB級映画だった。何年かぶりに(十何年?)、観てまた、ヒャッハーッ、となった。やはりおもしろい。好きだわ〜、こんな映画。

Footnotes:
1

ほかには「ザ・コア」がある。

2015年8月4日火曜日

テイラー・ハックフォード監督「PARKER/パーカー」

 テイラー・ハックフォード監督「PARKER/パーカー」

 予告編を見たときはすぐに気づかなかった。
 いつものジェイソン・ステイサムのアクションものか、と思っていた。ふと気づいた。えっ? パーカー?
 おいおい、まさか、リチャード・スタークの悪党パーカーが原作か?
 俄然、観る気になった——リチャード・スタークは読んだことはないけれど、本名(だったと思う)のドナルド・E・ウェスクトレイクの「ホット・ロック」はお気に入りだった。もっとも最初は本ではなく、ロバート・レッドフォードが主演していた映画の「ホット・ロック」だったけれど。
 ストーリーにひねりが効いていて、ジェニファー・ロペス演じる薹が立ちはじめた不動産セールスレディもいい。ラストの終わり方も。いやぁ、満足。
 最後のテロップに「ドナルド・E・ウェスクトレイクに捧ぐ」の一文がでてきてにやりとしてしまった。

2015年8月3日月曜日

2015年7月18日土曜日

2015年7月17日金曜日

ゲルト・ギーゲレンツァー「リスク・リテラシーが身につく統計的思考法―初歩からベイズ推定まで」

 ゲルト・ギーゲレンツァー「リスク・リテラシーが身につく統計的思考法―初歩からベイズ推定まで」

 ——検査の結果が陽性だった場合、ほんとうに病気である確率はどのくらいか?

 けっこう有名なエピソードなのか、ベイズ推定がらみではよく目にする。はじめて出会ったときはしばらく考えて正解にたどりつけたのだが——これは本で出会ったから正解できたのであって現実だったらもっと短絡的に考えて無理だった——、それ以降、何度、やっても正解にたどりつけなくなってしまった。
 ずっとどうして最初のときは解けてそれ以降、間違うのだろう、と不思議だったのだが、この本で疑問が氷解した。
 ベイズの定理で解こうとしていたからである。
 はじめてのときはベイズの定理なんか、知らなかったので頻度で——1000人のうち×人が陽性でと——考えて結局、正解にたどりつけた。
 この本では全編、そのことをくりかえし、主張している。
 確率でリスクを把握するのは困難である。頻度で考えると、はるかに把握しやすい、と。

 それでも一番、考えこまされたのは乳がん検診についての章だった。
 三ヶ月ほど前にテレビのニュースバラエティ番組で乳がん検診の啓蒙をやっていてそれをまたまた観ていたということもある。まじめに観ていたわけではなかったのだが、乳がん検診を受けるべきなんだろうな、となんとなく——ぼくは男なのであまり関係はないのだが——、思っていた。しかし、それはまちがいだった、と教えられた。すくなくとも話題にあがっていない隠されたコストが存在すること。そして、非進行性の乳がんというもの——つまり無害の——が存在することをはじめて知った。
 すこしばかり考えを変えることにした。

2015年7月16日木曜日

iPhone6ゲット

 iPhoneを本栖湖の水底に沈めてしまった翌日、近所のソフトバンクショップで新しいiPhoneをもとめた。ほんとうは5Sか、5Cがよかったのだが、在庫がないという。しかも容量64Gのみ。しかたなかった。
  Optrixのハウジングの6対応がまた、日本で販売されていないようなのだが。1
 そう。
 まだ、iPhoneをウィンドで使うことを考えているのである。
 さすがにカメラとしては紛失する可能性が高いのでGPSロガーにするだけかもしれないが——それでもハウジングは必要だ。
 実はiPhoneを失くしたことよりもハウジングが壊れたことの方がショックだった。というのもiPhone——4Sだった——は今年いっぱいが限界かな、と考えていたからだ。バッテリーの保ちも悪くなっていたし、操作にたいして反応しなくなってきていた。しかし、ハウジングは——なくなると、GPSロガーも動画撮影もできなくなる。もっともハウジングはiPhone4S専用だったので、いずれにても引退間近ではあった。
 さてどうするか——。
 今はGoProなどを片目で見つつ、iPod Touchはどうだろう、などと考えているところだ。いずれにしてもハウジング次第だけれど。

1

と思ったらでていた。見たときは入荷未定だったんだけどなぁ。

OPTRIX PRO iPhone6をアクションカメラに変えるタフケース 10m防水 広角/望遠/マクロレンズ付き トップクラスの耐衝撃性能 9476803

2015年7月15日水曜日

2015年7月14日(火):本栖湖FUNビーチ:晴れ

* Sail:CORE 5.7(NEIL PRYDE) Board:NG ACP 260 Fin:9.5inch

 海でも吹いていそうなのに、本栖湖へ行ってしまった。
 本栖湖が確実だろう、と思ったのだ。しかし、1時すぎに到着してドラゴンビーチを見たとき、一艇しか、でていなかった。しかも風は入っていない。あまりに想定外だったので頭の中が真っ白になってしまった。
 途中の山中湖ですら吹いていたのだ。
 ファンボードビーチには三、四艇がでていた。
 走っている瞬間もあれば、止まっている時もある。
 いちおうブローが入っているらしいのでほっとして道具をセッティングした。ドラゴンビーチで風が入ってないように見えたのはたまたまだったのだろう。
 カメラ(iPhone)をマスト上部に取り付け、湖へ出た。
 ブローはきつめなのに、幅が狭く、薄い。走り出しづらい。それでもプレーニングしたところでひさしぶりにキックジャンプをしてみた。あまりよい感じではなかったが、いちおうジャンプした。
 突然、左足親指に痛みを感じる。爪先——というか、爪だ。ジャイブでどたばたしたとき、かるく剥してしまったらしい。ビーチにあがって確認してみると、爪が割れている。肉がある部分まで逹っしていて血もでていた。
 おれのウィンド人生、平穏無事はないのか。
 ところが今日はそれだけではすまなかった。

 セイルのセッティングが悪く、何か、うまくない。
 うまくない、うまくない、とつぶやきながらブームをあげたり、ダウンを引き増したりしてもあまり改善はしなかった。コンディションもあるのだろう。ブローは白波ばんばんなのだが、うまくつかめない感じ。
 何度めかのプレーニングでふとレイルトゥレイルをやってみたら後ろのフットストラップが切れかけた。今日は呪われているな。
 セイリング中に切れてしまうとやっかいなので、他のボードのフットストラップを取りつけ直した。がんがん、ボードのボトムを石塊にぶつけながら。

 今日の本栖湖はいつにもまして乗りづらいコンディションだった。
 ブローはオーバー。なのにすこんとなくなる。しかも風がけっこうころころと振れていた。ぼくはヘルメットにカメラを後方に向けてつけてみたり——どんな映像がとれるのか、試してみたかったのだ——、一時間ほどぶっとおしで撮りつづけたりとか、したせいでiPhoneの容量がなくなってしまった。
 この段階でまともなジャイブをした記憶がない。
 今日、いかにだめだめ君だったか、よくわかる。
 四時ぐらいに今日はこれで終わりという雰囲気になった。ファンビーチにきていた半分ぐらいのセイラーがそれで片付けはじめた。それらのセイラーの姿が見えなくなったころ、フィーバータイムがはじまった。
 うまく乗れなかったが、わりあいいい感じのブローだった。
 小雨が降ったりしたが。
 そうしていたら——。

 もげた。
 カメラ(iPhone)用のハウジングが、である。
 落下防止のためのリグコードが取りつけてある上の部分でぽっきり、と。当然、iPhoneは湖底に沈んでしまった。

 実はヘルメットにつけかえたとき、ヒンジにヒビが入っていることには気づいていたのだが——、リグコードがあるからだいじょうぶだろう、と油断していた。まさか、リグコードをつけてある上の部分で壊れるとは。ずっとマスト上部につけたまま、沈をくりかえしていたのだから壊れて当然だったのかもしれない。最後は岸近くで前にセイルごと倒れた。
 iPhoneが消えたことに気づいたのはその時だった。
 さすがにそのまま、セイリングをするほど、根性はなく、空にしたペットボトルをアクアスコープがわりにして湖底を見たり、コンタクトレンズを外して眼鏡で潜ってみたりしたけれど、見つからず——というか、ほんとうに気づいたところに落ちたのか?
 それでも足がとどかない深さだったが。
 いっそ浩庵荘からスキンダイブの道具を借りてこようか、とも思ったのだが、びしばしジャイブしているエリアの上、ブローで湖面が荒れている。
 この無駄なあがきをしているときが一番、風が安定していていいコンディションだった。それはわかっていたのだが、探さずにはいられなかった。ようやくあきらめて湖上に復帰したのだが、二本ほど往復してじわじわとiPhoneを失くしたことにショックを感じはじめ、それであがってしまった。
 小雨が降っていたが、天気雨で本栖湖の湖上には虹がかかっていた。

2015年7月13日月曜日

2015年7月10日(金):本栖湖FUNビーチ:晴れ

* Sail:CORE 5.7(NEIL PRYDE) Board:NG ACP 260 Fin:9.5inch

No 時刻 帆走時間 帆走距離 最高速 平均時速
1 14:45-14:55 10分 1.7km 44.13km/h 9.90km/h
2 14:59-15:24 24分 2.5km 38.24km/h 6.12km/h
3 15:31-15:38 7分 0.9km 36.34km/h 7.77km/h

total 42分 5.2km 7.3km/h

 もげた。
 ジョイントベースのウレタンが、である。
 予備のジョイントを折り曲げてみたらウレタンが剥離するように割けてしまったのだ。使用していたわけではなく、ただの経年劣化だった。おそろしい。スキニーマストのアダプタといい、いろんなものがボロボロになっている。

 土曜の方が良さげな予想天気図だった。
 しかし、土曜は第2回福島開催4日目である。
 本栖湖へ行くなら金曜日しかない。寝坊してしまったが、とにかく出発したら首都高速で事故渋滞につかまってしまった。下道を新宿方面へ抜ける途中で何をとち狂ったか、首都高速で渋谷へもどって東名高速で横浜町田。そのあとひたすら道志街道を走って本栖湖へついたときには二時を回っていた。
 はずす可能性もけっこうあると思っていた。
 案の定、天気はいいのに風はあまり入っていない。
 それでもさすが晴れたときの本栖湖。薄く細いブローが入ってきた。
 ウレタンが簡単に折れたのはそんな時である。

 あまりいいコンディションではなかった。
 その証拠にぼくのすぐあとぐらいにやってきた浅野プロは出艇することもなく、いつのまにか、いなくなっていた1。レース、スラローム系でもやっとプレーニングしているという感じで——さすがにプロらしい女性セイラーはひとり、よく走っていたが。
 ジャイブもメタメタで、最初の一本以外はすべて沈。というか、ジャイブに入ること自体が二、三本という一日で、その貴重な一本でジャイブの途中に、発作的にレイダウンジャイブをしようとして沈してしまったのはほんとうにアホだった。
 2ラウンド目の途中で風向きが振れ、異様に下ってしまう。本人的には必死に上りをとっていたのだが。そのあと、完全に風がなくなってしまい——ぎりぎり長崎の鼻を越える位置で沈していたので、帰着できないことを一瞬、覚悟した。ブローが屆かない位置でもあったし。くるぶしまで沈みながらセイルアップに成功し、なんとかFUNビーチのだいぶん風下にもどることはできたけれど。
 本日は夕方からのフィーバータイムもやってこなかった。
 最後のふたりのうちのひとりになる。

 やたらと高速を使ったことを考えると、コスト的には割に合わない風であった。

2015年6月25日木曜日

藤代三郎&亀谷敬正「馬券データ竜宮城」

 藤代三郎&亀谷敬正「馬券データ竜宮城」

 突っ込みをいれながら読み終えた。ふと思ったのは血統というのはどうなんだろう、ということだ。たとえば、父方の血が強くあらわれる、と聞いたことがある。でもこれは代表性バイアスの一種だろう。そう思っていた。
 同じ年代で父の息子は100頭とか、いることはあっても母の息子はせいぜい2頭だ。100対2だ。そりゃあ、100頭の中から勝つ馬はでやすい。
 そんなこともあって血統のことは無視していた。
 でもどうなんだろう?

 確認してみることにした。
 2014年に未勝利戦、新馬戦に出走した頭数は22671頭。そのうち、勝利した馬は1506頭であった。勝率は6.6%。たとえば、ディープインパクト産駒はこの勝率は上回れるだろうか。

 出走頭数:557頭
 勝利頭数:79頭
 勝率14.2%。

 えっ?
 驚いた。6%前後の勝率ではないか、と思っていた。そんなことはなかった。
 そうなのか……。

2015年6月22日月曜日

SportsTrackerとgpsbabel

 GPSロガーに使っているアプリ——SportsTrackerはポーズしてもGPSにアクセスしているのが不満だった。そのあいだ、貴重なバッテリーを消費しているにちがいない。
 なので小まめに終わらせていたら、当たり前の話なのだが、GPXファイルがバラバラになってしまった。
 ありゃあ、こまったなぁ。
 でも。

gpsbabel -i GPX -f 入力ファイル名1 -f 入力ファイル名2 -o GPX -F 出力ファイル名

 で、gpsbabelがファイルをマージしてくれた。

2015年6月19日金曜日

カレーマンとの追いかけっこ

 カレーマンよりGPSのデータを提供していただきました。
 ありがとう!
 間を取り持ってくれたmidaさんもどうもありがとう!
 感謝です。

 やってみたかったんですよ、下記のようなやつ。ひとりじゃできないから(笑)。ありがとう!

 ちなみにこのときの様子ですね。

2015年6月18日木曜日

Google Maps

 本栖湖へは町田近辺を経由して道志みちを使っている。
 元々、そのあたりに土地勘があったのでなんとなく、そのルートだったのだが、甲州街道の方が近いんじゃないか、と指摘を受けた。たしかにGoogle Mapsなどでみると、若干、現在のルートは遠いのだが。
 先日の本栖湖行の朝、ふとそのことを思い出した。
 地図でルートの細かいチェックはしていないけれど、Google Mapsのナビ機能に身を委ねてみよう。案の定、ルートの候補にでたのは甲州街道経由だった。
 指示に従って淡々と走った。iPhoneの過熱と、データ通信量が気にかかったが——。途中、ルート変更の指示がでた。さらに早いルートがあるが、変更しますか、と。承諾した。
 道は多摩センターを抜け、時々、町田方面への道案内がでる。
 もういっそ、ここでナビをやめて町田へ抜けて道志みちを行こうか、とも思ったのだが、我慢して指示に従いつづけた。ふと気づくと、いつもの使っているルートの一本、隣の道へ出た。これはいつものルートに案内されるんじゃないか、と思っていたらちがっていた。
 しかし、道志みちの入口へ直接、出た。
 ——ああ、この道はまったく知らなかった。
 道志みちに入ってしまったのでナビはキャンセルしてしまったのだが、さらに意外な道へ案内されていたかもしれないのに、と気づいたときにはずっとあとのことだった。
 結局、普段のルートより10kmほど短く、若干、早く到着した。

 Google Mapsの地図上では分岐のたびに「10分遅い」とか表示される。
 ずっと何だろう、と思っていた。到着予定時刻にたいする、遅延時間だろうか——帰路、Google Mapsまかせで走っているときに気づいた。分岐した道を行っても同じところにたどりつくが、10分、遅いよ、という意味なのだ、と。
 帰路に提示されてルートはいつものルートと、ほとんど同じだったのだが、ここはポイントになると思っていた裏道へは行かなかった。
 Google Mapsによると、ぼくがいつも使っていた道は6分遅かったらしい。

 もっともそのあと、工事渋滞に突っ込んでしまったが。

2015年6月17日水曜日

2015年6月15日(月):本栖湖FUNビーチ:晴れ


* Sail:CORE 5.7(NEIL PRYDE) Board:NG ACP 260 Fin:9.5inch

No 時刻 帆走時間 距離 最高速 平均時速
1 12:32-12:40 7分 0.8km 39.37km/h 6.51km/h
2 12:49-13:01 11分 1.3km 37.29km/h 6.78km/h
3 13:21-13:30 9分 1.0km 23.75km/h 6.59km/h
4 13:56-14:30 33分 3.3km 39.53km/h 5.82km/h
5 14:54-15:25 30分 4.0km 45.23km/h 7.80km/h
6 15:51-16:19 28分 3.2km 40.64km/h 6.71km/h
7 16:34-16:51 16分 1.8km 41.67km/h 6.52km/h
8 17:17-17:30 13分 1.1km 40.61km/h 5.28km/h
9 17:35-17:45 9分 2.4km 40.84km/h 14.83km/h

total 160分 18.9km 7.1km/h

 吹きそうだけど、大平洋岸の梅雨前線の位置次第ではあんがい外してしまうかもしれない。そんな微妙な天気図だった。それでも行く気になったのはおもちゃがあったからだ。
 マストトップ用のハウジング・マウントである。
 もちろんお手製だが。
 スキニーマストのプロテクターをベースにしていたやつは以前、壊れてしまった。midaさんの記事にあるような電灯用のクリップも検討しただけれど、アタッチメントの関係で無理だった。
 それならでかいダブクリップなら何とか、なるんじゃないか? と気づいたのはついこのあいだのことだった。前回のときにはすでにAmazonに注文を出していたのだけれど、まだ、手元に届いていなかった。
 それが手元にある。行くしか、ない。

 Google Mapsの道案内で本栖湖へ到着したのは11時半ぐらいだった。
 風はまだ、それほどではなかった。それでも南でブローが入っている。三、四艇が湖上にでていた。カレーマンの姿もある。なんとか、ブローをひろえば、走るという感じ。
 嬉々とセイルをセッティングした。
 もちろん乗れるから、というのではなく、おもちゃを試してみようと。1


 まぁ、悪くないんじゃないだろうか。
 魂さんがやってきた。
 ちなみに下記は雄叫びをあげながら通りすぎていった魂さんである。カメラの設定をまちがえてauto foucsにしてなかったことと、マイクが雄叫びを拾えてないけれど。


 風はいまいちだった。ブローの範囲が狭くて乗りづらい。むしろ出艇しなければ、よかった、と後悔した。そんな中、ナカヒラさんがかっ飛んでいた。しばらくしてやってきた浅野プロはさらにかっ飛んでいた。
 きつめのブローがはいった瞬間、浅野プロのセイルのリーチがぐにゃぐにゃなりながら開くのは見ていて気持ち悪かった。リーチ以外の部分は微動だしないのにだ。自分の身体に染みこんでいる動きとはまったくちがうので理解不能なものを見た気分だった。

 いまいちだ、いまちだ、いまいちなコンディションだ、と思いながら乗っていたら(大部分は水の中にいたけれど)、突然、右足の前ストラップがずぼずぼになった。ああ、これはあれだ。フットストラップが切れた。案の定だった。半分、ちぎれかけていた。
 さいわい、予備があったので事なきを得た。これでようやく左右のストラップがそろったことになる2


 カレーマンはあまり見かけなかった。
 気づくと、ずっと沖にいるか、下側で乗っている。——人見知りなのか?
 それでも一度、距離は離れていたけれど、並走した。スタボー。10mか、20mか下側をカレーマンが沖へかっ飛んでいた。ちょうどいいブローが入っていてこちらもプレーニングしている。あいだにほかのセイラーがひとり。さすがに同じ角度ではカレーマンの方が速く、先行していく。下りぎみにして追走しようとしたが、無理だった。あいだのひとりをかわすのやっとで、置いていかれた。
 ジャイブ。
 ポートに切って返し、ラッキーブローでフルプレーニング。ふとうしろをふりかえると、カレーマンが猛追してきていた。距離があったのでビーチ側のジャイブをするまで追い抜かれなかった(はず)。そのあと、記憶に残ってないが、カレーマンがたぶんプレーニングしないぼくを抜いていったのだろう。3
 夕方の四時ぐらいのことである。


 そのあと、沖合いにラインをのばしたところではまるで風がなくなった上、東にふれたため、沈をくりかえす。終業のチャイムが鳴り、子どもは帰る時間になった。そんな風の振れ方だった。
 それなのにふたたび、吹き出した。
 日が翳りだしてからの吹き出しよりも早かった。
 一度、風が——ビーチ際は西に——振れたが、翳りだしてからのひと吹きがはじまった。フリースタイラーがばりばり、走り出し、残っていたセイラーも湖にでる。二、三本、往復してギブアップした。体力がない。一本のフルプレーニングであっさり息があがってしまう。
 ビーチ寄りに西が入っていて一瞬、もどれなくなる。
 たっぷり泳ぎましたよ、もちろん。
 あがるぼくにすれちがうようにカレーマンがにこにこ笑いながら「また吹いてきましたね!」とでていった。おかしいなー。ぼくが来たときにはもうセーリングしていたよねぇ、カレーマン。

 GPSのログを見るとあんがい、(自分にしては)乗れていたらしく、40km/hごえを何度か記録していた。これは前回、セイルが重く感じられたのでいつもよりひと増しだけダウンを引いていたおかげかもしれない。

Footnotes:

1

魂さんからハウジングの頑丈さに感心されたけれど、下記のような状況でもだいじょうぶでした。


2

あとでポートからのジャイブで一度、ストラップが抜けなくて沈してしまったとき、ストラップを換えたからだ、と思っていたのだが、よくよく考えてみると、抜けなくなったのは交換してない方の左足の前ストラップだった。

3

カレーマンのGPSのデータがあれば、航跡を重ねあわせてみたいところ。

2015年6月10日水曜日

VikingとGpsPrune

 Vikingの代替をとしてGpsPruneを使ってみた。
 FreeBSDのpkgで見つけたソフトである。
 いまいちだった。
 GPS管理ツールのVikingの最大の目的は結局、地図に航跡を描き、画像データを出力することだったのに——速度によって線の色を変えてくれれば、なおのことよい——、それができない。
 AppleStoreでいろいろアプリを試してみたのだが、ぴんとくるものがない。
 Garminがだしているやつとか、あとMyTourBookとか。後者のやつはよさげだったのだが、あいにくMacOSでは動作しなかった。ああ、そうだったよ。MacOSはjavaのサポートを切ってしまったのだった。
 FreeBSDでもすぐに動かせるというわけではなさそうだったのであきらめた。

 ——どうしよう。
 portsでもうまくコンパイルが通らないVikingをリコンパイルするしか、ないか……。しこしこ、FreeBSD上で./configureを通していてふと気づく。これってMacOSでやってもいいんじゃね?
 で、今度はしこしこと、MacOSで./configureを通してmakeした。
 なんか、エラーはでていたけど、実行ファイルはできた。
 動かしてみると、ちゃんと動く。X上でだけど。1

 ただし、当たり前の話だが、日本語入力ができない。しかもCtrl-c、Ctrl-vで日本語をコピー&ペーストすると、文字化けしてしまう。あー、これは使えないかもなー。ところがマウス操作でなら日本語のコピー&ペーストはうまくいった。ならまぁ、いいか。

Footnotes:

1

GnuCashとか、Emacsとか、Xじゃなくても動いているので、もしかしたらGTK+ならnon Xで動くんじゃないか、と思っていたのだけど、そんなあまくはなかった。gtk-demoはnon Xで動いたのだけれど。

2015年6月9日火曜日

SportsTracker

 EveryTrailの代替である。
 GPSのデータ自体はEveryTrailと同じく、クラウドのアップロードしてそこからダウンロードする形になる。形式はGPXのみ。これは問題ではない。ただ、取得するトラックポイントの間隔を指定できないようでほぼ1秒間隔で取得しているようだった1。同じ時刻データもある。
 これはちょっと自前のツールに問題だった。トラックポイントに同時刻はない、という前提だったから。
 しかたないのでgpsbabelで同時刻のデータを削ってもらうことにした。

gpsbabel -t -i GPX -f 入力ファイル名 -x track,merge -o GPX -F 出力ファイル名

 EveryTrailではポーズにすると、セグメンテーションが別になっていたのだが、SportsTrackerでは丸々、ひとつになってしまうし、ポーズ中にもGPSにアクセスしているように見える。電池がもったいない。
 データのセグメンテーション分けもgpsbabelにまかせることにした2

gpsbabel -t -i GPX -f 入力ファイル名 -x track,split=3m -o GPX -F 出力ファイル名

 合わせ技も可能だ。

gpsbabel -t -i GPX -f 入力ファイル名 -x track,merge -x track,split=3m -o GPX -F 出力ファイル名

 それでも。
 SportsTrackerでならiPhone上でスピードのグラフや、500mごと(ほかにも指定可能)のラップタイムをリストで見ることができる。これはいい。ちなみに先日の本栖湖のデータによると、500mごとのラップで最高速は34km/hであった。

Footnotes:

1

ActivityをRunningにしたからかもしれない。

2

三分間隔が空いたらsplitする。

2015年6月8日月曜日

Garmin VIRB Edit for Mac

 ほんのすこし嫌な予感はしていたのだ。
 VIRB Edit for Macにアップデートが来ていたのを見て——一度は無視したのだが、気の迷いからアップデートしてしてしまった。2.9.2から3.0.1へ。
 意外なところに影響が出た。
 動画のエクスポートで同期したGPXが出力されなくなっていた。
 機能を丸々なくすとも思えないので、色々、探してみたのだが、見つからない。なんてこった。頭を抱えてしまった。「Google earth Pro」を使ってトラックデータの動画を生成しようと思っていた矢先である。
 ——何で見つけたやり方をできなくしてしまうんだよぉ。
 ダウングレードするしか、ない。
 どうするか。
 考えた末、気づいた。
 ぼくにはTimeCupsleがあるじゃないか。Time Machine。それで無事、VIRB Editをダウングレードする。立ち上げると、アップデートしますか、とメッセージがでるが。
 いやぁ、Time Machineって、すばらしい。

 もちろん、GPXのデータを取り込める、というのはiMovieにできない長所なのだけれど、もう一点、iMovieにできなくてできることがある。時刻表示である。iMovieでも時刻表示はできるのだけれど、表示位置はどうやら固定らしい。VIRB Editはそれが調整できる。どうせなら秒数まで表示して欲しいところなのだが、それは見当たらなかった。——残念。
 時刻はやはりファイルの拡張情報を開始時刻にしているらしい。 それを変更する手段はiMovieでもVIRB Editでも見つけることができなかった。

2015年6月6日土曜日

Google Earth Pro

 Garmin VIRB Editをいろいろいじってみていて気づいた。結局、GPSのデータから動画を生成できれば、いいんだな、と。もうすこし大きめの航跡図がないかな、とちょっと不満だったのだ。
 で、ネットを検索していてふと思い出した。
 そういえば、「Google Earth」で何か、できたような。調べてみると、「Google Earth Pro」なら動画で出力できるらしい。さいわいなことにかつて有料だったProは無料になっていた。
 試行錯誤の結果、つくってみた動画が以下。

 手順の備忘録

2 Garmin VIRB Editからローカルに動画をエクスポート。このとき、mp4だけではなく、gpx1も出力される。

3 上記、gpxをGoogle Earth Proにインポートしてツアー機能と録画機能を使って航跡の動画を生成2

4 iMovieを使ってGarmin VIRB Editからエクスポートした動画と、Google Earth Proで録画した動画をマージする。3

 ざっくりをつくってみた結果、良さげなので今回の手持ちの動画をこれでやってみようかな……。

Footnotes:

1

これは同期された分だけが切り出されている。

2

このとき、ツアーの速度を1.0倍にする。

3

このとき、尻をそろえてやると、うまく同期する。また、gpxファイルの中のnameタグの部分を書き換えると、自分の名前で表示してくれる。

2015年6月4日木曜日

SOLOSHOT



Soloshotは、動いている自分のビデオを自撮りできるロボットカメラマン
おおっ、こんなものがあるのか……。

SOLOSHOT

2015年6月1日(月):本栖湖FUNビーチ:晴れ

* Sail:CORE 5.7(NEIL PRYDE) Board:NG ACP 260 Fin:9.5inch

No 時刻 帆走時間 帆走距離 最高速 平均時速
1 14:47-15:09 21分 3.5km 39.67km/h 9.72km/h
2 15:14-15:28 13分 2.2km 38.70km/h 9.48km/h
3 15:50-16:29 38分 6.3km 43.26km/h 9.76km/h
  バッテリー充電中        
4 17:04-17:10 5分 1.4km 39.24km/h 16.46km/h
5 17:13-17:30 16分 2.7km 38.93km/h 10.01km/h

total 95分 16.1km 10.1km/h

 二度に渡る渋滞——警察の検問と工事——をこえてようやく、本栖湖へ着いたときには二時をすこし回っていた。もしかしたら外したかな、と思っていたのはドラゴン側に二艇しか、セイルが見えず、風もなさそうだったからだ。
 ところが車を止めていると、風が入りはじめた。白波も見える。
 ラッキー。ちょうど吹きはじめたところなのかもしれない。
 本日はiPhone用のマストトップアタッチメントの準備が間に合わなくて、はじめてiPhoneの動画撮影を使ったときのように、ブームのすこし上、マストに直づけである。
 直はすばやいんだぜぇ、とプロシュート兄貴1のセリフをつぶやきつつ、セッティング。なくなってしまったEveryTrailのかわりに、SportsTrackerというアプリも準備してある。さてうまくいくか、どうか。
 湖上の人になる。
 最高速39.67km/hを記録しているが、記憶にない。
 ポートがうまく走り出せなかったことと、ポートからのジャイブが何か、うまくない、ということで悩んでいた記憶しか、ない。途中、やたらと目立つセイルに気づく。ひとりよく走っているし、速い。セイルナンバーがついている。
 ——あれ? 今日は平日だろう? いいのか。
 カレーマンである。2
 ポートからのジャイブでのセイル返しのうしろ姿が特徴的で——手足がやたらと長い——、本人だと確信する。
 もうひとりセイルナンバーをつけていたセイラーがぼくに笑いながら突っこんできたのだけど、いくら考えても知り合いだという記憶がない。まちがいだったのだろう。二度とからんでくるようなことはなかった。
 前回のときよりもしっかりと吹いていた。
 実は4時半からバッテリーに充電するため、iPhoneなしだったのだが——GPSロガーなし——、このときが一番、気持ちよく乗れたのはなぜだろう。iPhoneでの動画撮影に何かプレッシャーでも感じているのだろうか。
 たぶん最高速を叩き出したのはこのときだったと思う。証拠はどこにもないけれど。
 五時半。
 ぼく以外の最後のセイラーが片付けはじめた。
 上りがとれなくて下からボードを引いてきていたぼくはそれを見て上がることにした。
 まだまだ、吹いていたし、まだ、乗りたかったのだが。


追加動画1
追加動画2

Footnotes:

2

片付けのときにすこし話した。ぼくには気づいていなかったらしい。

2015年6月3日水曜日

Garmin VIRB Edit試用(あるいはいかにして私は動画とGPXを同期するようになったか)

1 前提(問題点)

  1. Garmin VIRB Editは「*.MOV」「*.m4v」ファイルのインポートはできない。「*.mp4」はできる。
  2. iPhoneからMacBookAirの「写真」へ同期した動画ファイルは「*.MOV」
  3. MacBookAirの「写真」からビデオをして書き出すと「*.m4v」1
  4. iMovieから「写真」を取り込んでファイルを出すと「*.mp4」。これでGarmin VIRB Editへインポートできる。
  5. 「*.MOV」の拡張情報には撮影時刻らしいものが入っている。2
  6. 「*.m4v」「*.mp4」は書き出した時刻らしいもので上書きされている。
  7. Garmin VIRB Editは撮影時刻3とGPXのトラックポイントの時刻を同期してくれる。範囲外の前後のデータは無視する。ただし、まったく重なっていないと、先頭のトラックポイントのデータから順番に同期している模様。
  8. ではどうやって動画とGPXを同期するか?

2 対応方法1

「*.MOV」をコピーし、拡張子を「mp4」へ変更してGarmin VIRB Editへインポートする。4

3 対応方法2

  1. gpsbabelを使ってGPXの対象時刻間を抽出。
  2. 抽出したGPXの先頭に撮影時刻のトラックポイントのデータを挿入する。5
gpsbabel -t -i GPX -f 入力ファイル名 -x track,start=開始時刻,stop=終了時刻 -o GPX -F 出力ファイル名

4 対応方法3

exiftoolを使って動画の中の撮影時刻を正しいものに変更する。6

5 お世話になったツール

5.1 gpsbabel

GPSのデータにたいして大概のことができる。7

5.2 exiftool

画像、動画の拡張情報を参照、修正できる。8

6 そのほか

Garmin VIRB Editはインポートとき、「Rotation」の情報を無視しているらしく、mp4に偽装した「*.MOV」では上下がひっくり返ってしまった。あと、GPXの異常なトラックポイントを除くことは必要な模様。

7 問題点

Garmin VIRB Editでエクスポートすると、表示されているGPXがずれる(直接、Youtubeにアップロードするとき)。9

Footnotes:

1

当然、未編集で書き出すと「*.MOV」

2

「Create Date」「Track Create Date」「Media Create Date」など

3

どこを使用しているのかは不明

4

ある意味、裏技。

5

先頭のデータを修正しても、先頭のデータをコピーして時刻だけを修正してもよいであろう。

6

この方法は未確認

7

たぶん、NMEA→GPXの変換もできます。

8

HomeBrewでインストールした。

9

バグだな、これは。

2015年6月2日火曜日

WindSurf以外の小道具

 GPSロガーとして使っていたEveryTrailが消失してしまった。
 サービスそのものがなくなったようでけっこうショックだ。新しいアプリを探さなければ、いけないし、パソコンの買い換えと重なってちょっと自分の環境がどうなっているか、混乱している。以下、備忘録。

  2014年 2015年
ハイエース ハイエース
パソコン ThinkPad(FreeBSD) MacBook Air(MacOS/FreeBSD)
カメラ iPhone4S iPhone4S
GPSロガー EveryTrail(iPhone) SportSTracker(iPhone)1
GPS管理 Viking(FreeBSD) Viking(FreeBSD)2
    GpsPrune(FreeBSD)3
動画(カメラ) Vidometer(iPhone) Vidometer(iPhone)
  videosport(iPhone) videosport(iPhone)
動画(ハウジング) Optrix XD4 Optrix XD4
動画(編集) avidemux2(FreeBSD) iMovie(MacOS)
    Garmin VIRB Edit(MacOS)4


Footnotes:
1

試してみているところ

2

FreeBSDのpkgからなくなっている上、ports側のコンパイルが通らない。Mac用は見当たらなかった。必要なら自前リコンパイルか?

3

試してみようと思っているところ

4

試してみようと思っているところ