突っ込みをいれながら読み終えた。ふと思ったのは血統というのはどうなんだろう、ということだ。たとえば、父方の血が強くあらわれる、と聞いたことがある。でもこれは代表性バイアスの一種だろう。そう思っていた。
同じ年代で父の息子は100頭とか、いることはあっても母の息子はせいぜい2頭だ。100対2だ。そりゃあ、100頭の中から勝つ馬はでやすい。
そんなこともあって血統のことは無視していた。
でもどうなんだろう?
確認してみることにした。
2014年に未勝利戦、新馬戦に出走した頭数は22671頭。そのうち、勝利した馬は1506頭であった。勝率は6.6%。たとえば、ディープインパクト産駒はこの勝率は上回れるだろうか。
出走頭数:557頭
勝利頭数:79頭
勝率14.2%。
えっ?
驚いた。6%前後の勝率ではないか、と思っていた。そんなことはなかった。
そうなのか……。