No | 時刻 | 帆走時間 | 距離 | 最高速 | 平均時速 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 12:32-12:40 | 7分 | 0.8km | 39.37km/h | 6.51km/h |
2 | 12:49-13:01 | 11分 | 1.3km | 37.29km/h | 6.78km/h |
3 | 13:21-13:30 | 9分 | 1.0km | 23.75km/h | 6.59km/h |
4 | 13:56-14:30 | 33分 | 3.3km | 39.53km/h | 5.82km/h |
5 | 14:54-15:25 | 30分 | 4.0km | 45.23km/h | 7.80km/h |
6 | 15:51-16:19 | 28分 | 3.2km | 40.64km/h | 6.71km/h |
7 | 16:34-16:51 | 16分 | 1.8km | 41.67km/h | 6.52km/h |
8 | 17:17-17:30 | 13分 | 1.1km | 40.61km/h | 5.28km/h |
9 | 17:35-17:45 | 9分 | 2.4km | 40.84km/h | 14.83km/h |
total 160分 18.9km 7.1km/h
吹きそうだけど、大平洋岸の梅雨前線の位置次第ではあんがい外してしまうかもしれない。そんな微妙な天気図だった。それでも行く気になったのはおもちゃがあったからだ。
マストトップ用のハウジング・マウントである。
もちろんお手製だが。
スキニーマストのプロテクターをベースにしていたやつは以前、壊れてしまった。midaさんの記事にあるような電灯用のクリップも検討しただけれど、アタッチメントの関係で無理だった。
それならでかいダブクリップなら何とか、なるんじゃないか? と気づいたのはついこのあいだのことだった。前回のときにはすでにAmazonに注文を出していたのだけれど、まだ、手元に届いていなかった。
それが手元にある。行くしか、ない。
Google Mapsの道案内で本栖湖へ到着したのは11時半ぐらいだった。
風はまだ、それほどではなかった。それでも南でブローが入っている。三、四艇が湖上にでていた。カレーマンの姿もある。なんとか、ブローをひろえば、走るという感じ。
嬉々とセイルをセッティングした。
もちろん乗れるから、というのではなく、おもちゃを試してみようと。1
まぁ、悪くないんじゃないだろうか。
魂さんがやってきた。
ちなみに下記は雄叫びをあげながら通りすぎていった魂さんである。カメラの設定をまちがえてauto foucsにしてなかったことと、マイクが雄叫びを拾えてないけれど。
風はいまいちだった。ブローの範囲が狭くて乗りづらい。むしろ出艇しなければ、よかった、と後悔した。そんな中、ナカヒラさんがかっ飛んでいた。しばらくしてやってきた浅野プロはさらにかっ飛んでいた。
きつめのブローがはいった瞬間、浅野プロのセイルのリーチがぐにゃぐにゃなりながら開くのは見ていて気持ち悪かった。リーチ以外の部分は微動だしないのにだ。自分の身体に染みこんでいる動きとはまったくちがうので理解不能なものを見た気分だった。
いまいちだ、いまちだ、いまいちなコンディションだ、と思いながら乗っていたら(大部分は水の中にいたけれど)、突然、右足の前ストラップがずぼずぼになった。ああ、これはあれだ。フットストラップが切れた。案の定だった。半分、ちぎれかけていた。
さいわい、予備があったので事なきを得た。これでようやく左右のストラップがそろったことになる。2
カレーマンはあまり見かけなかった。
気づくと、ずっと沖にいるか、下側で乗っている。——人見知りなのか?
それでも一度、距離は離れていたけれど、並走した。スタボー。10mか、20mか下側をカレーマンが沖へかっ飛んでいた。ちょうどいいブローが入っていてこちらもプレーニングしている。あいだにほかのセイラーがひとり。さすがに同じ角度ではカレーマンの方が速く、先行していく。下りぎみにして追走しようとしたが、無理だった。あいだのひとりをかわすのやっとで、置いていかれた。
ジャイブ。
ポートに切って返し、ラッキーブローでフルプレーニング。ふとうしろをふりかえると、カレーマンが猛追してきていた。距離があったのでビーチ側のジャイブをするまで追い抜かれなかった(はず)。そのあと、記憶に残ってないが、カレーマンがたぶんプレーニングしないぼくを抜いていったのだろう。3
夕方の四時ぐらいのことである。
そのあと、沖合いにラインをのばしたところではまるで風がなくなった上、東にふれたため、沈をくりかえす。終業のチャイムが鳴り、子どもは帰る時間になった。そんな風の振れ方だった。
それなのにふたたび、吹き出した。
日が翳りだしてからの吹き出しよりも早かった。
一度、風が——ビーチ際は西に——振れたが、翳りだしてからのひと吹きがはじまった。フリースタイラーがばりばり、走り出し、残っていたセイラーも湖にでる。二、三本、往復してギブアップした。体力がない。一本のフルプレーニングであっさり息があがってしまう。
ビーチ寄りに西が入っていて一瞬、もどれなくなる。
たっぷり泳ぎましたよ、もちろん。
あがるぼくにすれちがうようにカレーマンがにこにこ笑いながら「また吹いてきましたね!」とでていった。おかしいなー。ぼくが来たときにはもうセーリングしていたよねぇ、カレーマン。
GPSのログを見るとあんがい、(自分にしては)乗れていたらしく、40km/hごえを何度か記録していた。これは前回、セイルが重く感じられたのでいつもよりひと増しだけダウンを引いていたおかげかもしれない。