* Sail:CORE 5.7(NEIL PRYDE) Board:NG ACP 260 Fin:9.5inch
No | 時刻 | 帆走時間 | 帆走距離 | 最高速 | 平均時速 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 14:47-15:09 | 21分 | 3.5km | 39.67km/h | 9.72km/h |
2 | 15:14-15:28 | 13分 | 2.2km | 38.70km/h | 9.48km/h |
3 | 15:50-16:29 | 38分 | 6.3km | 43.26km/h | 9.76km/h |
バッテリー充電中 | |||||
4 | 17:04-17:10 | 5分 | 1.4km | 39.24km/h | 16.46km/h |
5 | 17:13-17:30 | 16分 | 2.7km | 38.93km/h | 10.01km/h |
total 95分 16.1km 10.1km/h
二度に渡る渋滞——警察の検問と工事——をこえてようやく、本栖湖へ着いたときには二時をすこし回っていた。もしかしたら外したかな、と思っていたのはドラゴン側に二艇しか、セイルが見えず、風もなさそうだったからだ。
ところが車を止めていると、風が入りはじめた。白波も見える。
ラッキー。ちょうど吹きはじめたところなのかもしれない。
本日はiPhone用のマストトップアタッチメントの準備が間に合わなくて、はじめてiPhoneの動画撮影を使ったときのように、ブームのすこし上、マストに直づけである。
直はすばやいんだぜぇ、とプロシュート兄貴1のセリフをつぶやきつつ、セッティング。なくなってしまったEveryTrailのかわりに、SportsTrackerというアプリも準備してある。さてうまくいくか、どうか。
湖上の人になる。
最高速39.67km/hを記録しているが、記憶にない。
ポートがうまく走り出せなかったことと、ポートからのジャイブが何か、うまくない、ということで悩んでいた記憶しか、ない。途中、やたらと目立つセイルに気づく。ひとりよく走っているし、速い。セイルナンバーがついている。
——あれ? 今日は平日だろう? いいのか。
カレーマンである。2
ポートからのジャイブでのセイル返しのうしろ姿が特徴的で——手足がやたらと長い——、本人だと確信する。
もうひとりセイルナンバーをつけていたセイラーがぼくに笑いながら突っこんできたのだけど、いくら考えても知り合いだという記憶がない。まちがいだったのだろう。二度とからんでくるようなことはなかった。
前回のときよりもしっかりと吹いていた。
実は4時半からバッテリーに充電するため、iPhoneなしだったのだが——GPSロガーなし——、このときが一番、気持ちよく乗れたのはなぜだろう。iPhoneでの動画撮影に何かプレッシャーでも感じているのだろうか。
たぶん最高速を叩き出したのはこのときだったと思う。証拠はどこにもないけれど。
五時半。
ぼく以外の最後のセイラーが片付けはじめた。
上りがとれなくて下からボードを引いてきていたぼくはそれを見て上がることにした。
まだまだ、吹いていたし、まだ、乗りたかったのだが。
Footnotes:
片付けのときにすこし話した。ぼくには気づいていなかったらしい。