予告編を見たときはすぐに気づかなかった。
いつものジェイソン・ステイサムのアクションものか、と思っていた。ふと気づいた。えっ? パーカー?
おいおい、まさか、リチャード・スタークの悪党パーカーが原作か?
俄然、観る気になった——リチャード・スタークは読んだことはないけれど、本名(だったと思う)のドナルド・E・ウェスクトレイクの「ホット・ロック」はお気に入りだった。もっとも最初は本ではなく、ロバート・レッドフォードが主演していた映画の「ホット・ロック」だったけれど。
ストーリーにひねりが効いていて、ジェニファー・ロペス演じる薹が立ちはじめた不動産セールスレディもいい。ラストの終わり方も。いやぁ、満足。
最後のテロップに「ドナルド・E・ウェスクトレイクに捧ぐ」の一文がでてきてにやりとしてしまった。