冲方丁「光圀伝」(上) 冲方丁「光圀伝」(下)
すばらしい。非常におもしろかった。 とくに下巻の途中から読むのを止めることができず、徹夜してしまい、最後には現代的ともいえるテーマが露になったときには絶句してしまった。 時代小説とはいえ、現代の小説ということなのだろう。
それにしてもテレビドラマの「水戸黄門」の黄門様のふぉふぉふぉ、という笑い顔がどうしても頭に浮かんでしまい、それをふりはらいながらの読書であった。