しかたないので余分に買っておいたMacroSDにFreeBSDをインストールすることにした。元々、そのつもりだったのでよいのだが——しかし、それにしても考えが甘かったというか、下調べが足りなかった、というか、認識してなかったから結局、同じだったかもしれないが、買ったRaspberry Pi3はそれまでのRaspberry Piとモノがだいぶ、ちがうものだったらしい。
Raspberry Piって64bitCPUなんだ、と感心していたのだけれど——手持ちのThinkPadは32bitなのでそれもあってRaspberry Piを買おうという気になったのだが——、実はそれは3からでそれまでは32bitだった……。
しまった。Wifi、Bluetooth内蔵に目がくらんでしまった。
しかもFreeBSDの対応はいまいちっぽかった……。そのことに気づいたのはRaspberry Pi2用のバイナリを入れてもちっともbootすら開始されなくてあれ? と思ってからだった、という。
いちおうバイナリは存在していたので入れてみたのだが、bootは開始されるもおしいところで停止する——どうも手作業でkernelの場所を指定してやらなければ、いけない雰囲気だった。いや、だからね。USBのキーボードを持っていないんだよ、おれ。
いったいおれはだれに向かってしゃべっておるのか。
といいつつも最初にFreeBSDをいれてbootしているのか、どうか、まったくわからず——モニタにすら繋いでいなかったのだから当然だ——、スターターキットに同梱されていたプリインスール版のMicroSDカードを使ってみてふと気づいた。あれ? 動いてんじゃね? Raspbian1。モニタがわりのテレビにデスクトップ画面が表示されているんですけど?
マウス操作でBuletoorhのキーボードを認識させることができた。
キーボードが使えるということはWifiの設定ができるということだ。設定した。ついでにVNCも立ち上がるようにする——これで周辺機器を何もつながなくてもMacBook Airから使うことができる。
と思ったのも束の間、MacBook AirのVNCでは接続できないことが判明した。バージョンがちがうとかなんとか……。
ふて寝した。
で、ふと気づく。——MacBook AirがだめならiPad Proがあるじゃないか。iPad ProのVNC Viewアプリならあるいは。
アクセスできた。ただ、画面はとても小さかったけれど。それで機嫌がよくなってさらにさらに考えた。
——VNCがだめならMacBook AirからXを使えばいいんじゃね?
ssh XXXXX -Y '/usr/bin/lxsession -s LXDE-pi -e LXDE'
おおっ、いけた。しかもVNCよりもいい感じで画面の大きさも当然、MacBook Airサイズ。これで遊べるLinuxマシンが手に入ったわけだけど……Linuxのことはよく知らないんだよぁ。まぁ、いいけど(じゃ、何を知っていると聞かれてもこまるけど)。
Footnotes:
プリインスールされているOS。