2017年5月30日火曜日

本間希樹「巨大ブラックホールの謎 宇宙最大の「時空の穴」に迫る」

 本間希樹「巨大ブラックホールの謎 宇宙最大の「時空の穴」に迫る」

 どこで読んだのか、忘れてしまったけれど、ブラックホールというのはアインシュタインの相対性原理からもとめられたのだ、とばかり思っていたらちがうらしい。実際にはニュートン力学から発想され、1784年のことだという。
 正確にブラックホールをあつかうには相対性原理を使わなくてはならないらしいけれど。

 それにしても銀河中心核に存在する巨大ブラックホールって……銀河が巨大ブラックホールを生み出すのか、それとも逆なのか。生きているあいだにその答えがわかるんだろうか……。
 ううむ。

2017年5月28日日曜日

2017年5月27日(土):九十九里浜(中里):晴れ、時々薄曇り

Sail:CORE 5.7(NEIL PRYDE) Board:NG ACP 260 Fin:9.5inch

No 時刻 時間 帆走距離 最高速 平均時速 P%
1R 13:32-13:46 13分 1.2km 12.83km/h 5.01km/h 0.00
2R 14:40-14:56 16分 2.1km 31.22km/h 7.57km/h 17.08
3R 15:07-15:18 11分 1.4km 29.61km/h 7.91km/h 14.44
4R 15:26-15:31 5分 0.5km 21.59km/h 5.37km/h 5.75
5R 15:41-15:49 7分 0.2km 6.01km/h 1.32km/h 0.00

total 54分 5.3km 5.9km/h

 競馬曜日に海へ行くとは馬券者(馬鹿者のまちがいにあらず)としては失格ではないか。
 遠州灘菊川が吹きそうなので行ってみたくなったのだけれど、WindFinderをチェックしていて外房には南が入るらしいことがわかった。このあいだの検見川浜の感じだと、これなら5.7で乗れるような気がする。
 菊川は下道onlyで6時間半なんだよなぁ。所々、高速を使って4時間に短縮したとしても九十九里浜なら2時間半弱1というところで所要時間は半分。乗れるのなら外房でいいかもしれない。一度、行ってみたかったし。

 というわけで九十九里浜入り。
 駐車場にはサーファーばかりでどうしようか、と思った。
 ウィンドで海にでたら袋叩きにあうんじゃね?
 と思っていたらウィンド車が入ってきてほっとした。

 風は右からのサイド。風上に風が入っているけれど、目の前はいまいち。風上に移動しようにも工事の車が入っている。でも風上の風は本物なのか? 光線の加減でそう見えるだけかも。
 ちょっと夏場の津久井浜に似ていた。
 波は小波。風下の河口にはけっこうサーファーがはいっているけれど——波もある——、目の前は少ない。
 ブームエンドにカメラをつけるため、ハーネスの上下を逆にセットしなおし2。ほかのウィンドサーファーがもう二名、やってくる。ひとりがでて沖合いで走っているように見える。
 で、でてみた。
 だめ。沖合いで沈してウォーターすらあがらない。小さなうねりなのだけれど、セイルアップもできず。ひょえ〜。なんとか、ブローをひろってウォーターして岸へもどる。
 あかんわ〜。
 失敗だわ〜。遠州灘だったわ〜。
 アメダス風向風速をチェックしてみると、九十九里浜は東が入っている。ちょうど今いる場所はなんとか、南という感じ。房総半島の突端側か、内房の方がよさげ。でもいったん、セッティングして海に入ってしまったので、移動しているあいだに吹いてきたら、と風待ち。
 三名、入っていたウィンドサーファーも陸にあがってしまった。
 二時を回ってすこしあがったか、と海へ。
 ウォーターには充分。アウトでプレーニングした。よっしゃこれからだぜ、と思っていたらそれで終わりだった。しかもハーネルラインの位置が悪くスケグが抜けまくる。
 すこし粘ったけれど、風はそれっきりあがらず。
 終了。
 ノンプレーニング、ノンジャイブの一日か、と思ったけれど、二本プレーニングしたので心はやすらかであった。

 注意点。
 次、来るときは水を入れたポリタンクをもってくること。
 検見川浜より水温は低い。まだ、ラッシュガードは寒かった。

Footnotes:

1

Google Mapsで調べてみたら内房よりも近い。

2

ブームの上下を逆にするため。

2017年5月26日金曜日

武村政春「生物はウイルスが進化させた——巨大ウイルスが語る新たな生命像」

 武村政春「生物はウイルスが進化させた——巨大ウイルスが語る新たな生命像」

 ウィルスって昔、ビールスっていわれていたよねぇ、と思いつつ、はじめてウィルスをウィルスと認識したのはたしか、小松左京の「復活の日」を読んだときだった。たしかバクテリオファージについての説明があったのだ(もしかしたらちがうかもしれない)。そのあと、生物の授業でバクテリオファージについて習った。
 おもしろい。
 それにしてもいわれてみれば、当然なのだけど。

 抗生物質は、その名のとおり「生物」である細菌やカビなどにのみ有効であって、ウィルスは生物ではないため、効かないのだ。

本書 p.23

 大藪春彦が性病対策で抗生物質を性器にふりかけていたという話を思い出したりして。あれはエイズだったら効かなかったんだなぁ、とか。あと山田風太郎のことも思い出した。

2017年5月24日水曜日

2017年5月23日(火):検見川浜:晴れ

Sail:CORE 5.3(NEIL PRYDE) Board:NG ACP 260 Fin:9.5inch

No 時刻 時間 帆走距離 最高速 平均時速 P%
1R 12:56-13:40 43分 6.8km 35.43km/h 9.39km/h 13.13
2R 13:54-14:25 30分 6.7km 32.36km/h 13.03km/h 33.91
3R 14:41-15:01 20分 3.7km 35.83km/h 11.02km/h 24.19
4R 15:18-15:43 25分 3.5km 31.97km/h 8.31km/h 10.23

total 119分 20.7km 10.4km/h

 検見川浜へ向かう途中、いくつか渡る川のひとつが白く波立っていた。
 おおっ、これは。
 もしかしたら5.3なのか、今日は。
 ビル風かもしれない、といいきかせながらもセッティングを考える。ひさしぶりに255のボードをだすことになるかも——普段、風が吹いていないエリアでも街路樹が揺れている。
 11時51分に検見川浜へ到着。
 海を見た。5.3だ、5.3だ。さっそく5.3のセイルをひっぱりだし、ブームとジョイントパイプのセッティングを変更。セッティングする。そのあと、いちおう260のボードをセッティングして海岸へ運ぶ。
 ——あれ?
 風が落ちた?
 走ってないぞ……。
 いろいろ迷った末、上がるだろう、昨日のように、と自分を納得させて5.3のままにする。
 出艇してすぐに後悔した。5.7なら走るのに……5.7なら……。昨日も同じようなことを考えた。ポートはだめ。プレーニングしない。時々、スタボーでうねりにあわせてプレーニングする程度。
 セイルチェンジするべきか、否か。ずっと迷っていた。
 しかも今日は(昨日、南がずっと吹いていたせいか)藻がひどい。走らないと思っていたらスケグにからまった藻のせいだった。何度も自分から沈して除去作業するはめになった。
 すぐにプレーニングするならもうすこしましなのだが。
 ええい、やっぱ、5.7にしよう! 風があがっても5.7でも乗れるだろう……。ところがビーチにあがってセイルを外してすこし歩いたところでなんか、風が吹いてきているような気がした。
 ボードまでもどってセイルをセットしなおして駐車場でエネルギー補給。
 そのあいだに風があがらなければ、セイルをかえるつもりだった——あがっていた。1、2mというところだろうが。それでもポートでプレーニングするようになった(2R)。それでも心のどこかで5.7にすれば、よかった、とずっと後悔していた。
 結局、最後は全然、走らなくなってしまったのであがる。
 5.7ならもうすこし乗れたのに。
 うだうだ。
 しかし、今日は藻がひどかった。
 駐車場のあちらこちらからウィードフィンという単語が飛びかっていた。

2017年5月23日火曜日

2017年5月22日(月):検見川浜:晴れ

* Sail:CORE 5.7(NEIL PRYDE) Board:NG ACP 260 Fin:9.5inch

No 時刻 時間 帆走距離 最高速 平均時速 P%
1R 12:36-13:04 27分 4.1km 35.12km/h 8.89km/h 11.86
2R 13:15-13:58 42分 7.5km 38.39km/h 10.48km/h 19.38
3R 14:11-14:29 17分 4.0km 35.67km/h 13.39km/h 45.82
4R 14:39-15:06 27分 6.3km 35.33km/h 13.83km/h 40.22
5R 15:30-15:50 20分 2.3km 21.48km/h 6.88km/h 1.76

total 135分 24.2km 10.7km/h

 何がくやしかったって満を持して本栖湖へ行ったのに外してしまったこと。しかも翌日、吹いているし。土も吹いた。涙目である。
 月曜はどうか。
 WindFinderによると、南が吹きそうだ。
 検見川浜より逗子、三浦1の方が風は強い。ぶらり白里の旅でもいいかな、と思っていたけれど、ここはまぁ、検見川浜に。
 11時45分到着。
 風は入っているし、出艇している艇あり。しかし、微妙。走っていない。うだうだセッティングして12時半ぐらいに海へでる。足りない。6.7ならなぁ、走るのに
 プロがスラロームでかっ飛んでいた。
 風向きは以前のときよりもオンっぽくてポートは全然、プレーニングしない。スタボーはなんとか、うねりとブローでプレーニングできたけれど。
 何か、ポートのハーネスの位置がしっくりこないので調整した。
 カメラのバッテリーがそろそろ、尽きるな、という頃、風が上がる。何本か、走って2MacBook Airで充電。そのあいだ、けっこう吹いていて(4R目)ポートもプレーニングしていた。休憩してカメラをふたたび、装備。ところが風は落ちてしまった。
 走らない。
 フットストラップに足が入らない。
 こりゃあ、終わりかな、と道具をビーチにあげる。
 見ると、プロがWindFoilを持ち出してきていた。しばらく様子をながめてから道具を駐車場へ。風はまぁ、そこそこ吹いていたのでまぁ、乗れたかも、まだ、乗れたかも、と迷いつづけながら道具を片づけた3

Footnotes:

2

動画を見ると、一本、接触しそうなシーンが映っていた。乗っているときは、ぎりぎりだったとは思っていなかったのだけど、動画ではけっこうぎりぎりだった。もうしわけないことをしてしまった。

3

水は黄土色だし、海藻だらけ。海パンのポケットに入っていたほど。かなり海水を飲んだのだけど、おれはだいじょうぶだろうか。

2017年5月19日金曜日

マット・リーヴス監督「モールス」(再視聴)

 公開時にあまりにも気に入って、元になった映画——トーマス・アルフレッドソン監督「ぼくのエリ 200歳の少女」を追いかけたり、原作を読んだりしたほど。
 あらためて観ると、まったく別の映画に見えた。
 とてもこわくて気持ち悪い(ほめている)。クロエ・グレース・モレッツはあいかわらず(かわるはずはないが)、魅力的だったけれど。

2017年5月18日木曜日

2017年5月18日(木):本栖湖FUNビーチ:雨

 Google Mapsの到着予定時刻は12時4分だったのに1到着したのは12時53分。
 だいたい都内を抜ける段階で予定時刻は12時30分になっていた。多摩川を渡っていつものルートだろう、と油断していたらいきなり左折の指示がでて曲りそこねてしまうし。どうやら246が混んでいるらしい。
 次の曲がり角で指示に従う。
 そうこうしているうちになんとか道志の入口にたどりついた。ところが前を走る空荷のトラックがやたらと遅い。しかも道を全然、空けてくれないのでそれであっという間に7分の遅れ。あいだに車がいるのでパッシングをして意思表示をすることもできない——道志を半分ほどすぎたところでようやく道に寄せて停止してくれたが。
 そうしたら次は雨が降りはじめた。
 えっ、嘘だろ。
 たまたま道志みちだけ降っているのだろう、と思っていたら鳴沢では豪雨になった。
 おいおい、この予想天気図と予報で雨はないだろう。

 空に晴れ間も見えるので本栖湖はだいじょうぶだろう、とやっとのことでたどりついたけれど、やはり雨。あかん。しかも風は北風。土日、フリースタイルの大会があるから金曜日は混むと思って木曜にしたのに。
 結局、四時ぐらいまで粘る。雨はあがり、北が南にかわったけれど、吹きあがるか、と思って道具をセッティングしはじめたら落ちてしまった。

Footnotes:

1

出発するときの予定時刻。Google Mapsはどんどん予定時刻を更新するので最終的には予定時刻通りに到着することになる。ある意味、ひきょう。

2017年5月17日水曜日

gnuplotで日本語表示ができるようになった

 AquaTerm上でうまく日本語表示がうまくできなかった1のだけれど、それがようやくわかった。

set term aqua font 'HiraMinPro-W3, 14'

 gnuplotから指定してやれば、いいらしい。
 とりあえず、「~/.gnuplot」にいれてやったところ日本語は表示された。

Footnotes:

1

AquaTermで日本語フォントを指定すれば、いいことはまでは見当がついたのだけれど、やり方がわからなかった。

2017年5月15日月曜日

帆走累計グラフ

 GPSで記録しはじめてからだいぶん帆走距離のデータがたまった(2010年4月8日2017年5月9日)。累計でどのくらいなのだろう。ついでだから累計グラフ(正式名称なのか、どうかは知らないけど)にすることにした。
 gnuplotを使用。

 おおっ、600km近い。こんなにいっているとは思ってなかった。意外。すくなくとも本栖湖まで1.5往復できるぐらい帆走していた。

reset
set xtics ("2010" 1, "2011" 3, "2012" 6, "2013" 15, "2014" 21, "2015" 27, "2016" 32, "2017" 35)
set style fill solid border lc rgb "black"
old=0
plot 'wind.dat' using 0:(y=$4+old, old=$4+old,y) with lines title '帆走累計', \
     'wind.dat' using 0:4 with boxes title '帆走距離'

変数oldを初期化
plotの()の中がロジック。たぶん()の最後のものが値として使用される。
この場合、4番目のカラムにたいして処理を行なっている。
以上、直接、累計グラフの描き方のサイトが見つからなかったので(もっと凝ったものばかりだった)gnuplotスクリプトのメモもかねて。

注意!
replotはoldの値がかわるのでまずい。

2017年5月14日日曜日

avconvert

 以前、ガラケーで撮った動画をiPhoneで観ることができなくて色々、やってみて最終的にあきらめていたのだけれど、ふと再チャレンジしてみたら——あれ? iPhoneで再生できるようになっている。3G2形式ってやつ。
 mpeg変換もうまくできなかったのだけれど。
 色々、いじっていたらMac上で、動画の形式の変換ができることに気づいた。
 ファインダーでファイルを選択して右クリックで、「選択したビデオファイルをエンコード」という項目がそれだ。以前、なかったような気がするのだけど。
 このあいだのSierraにしたときに追加されたのだろうか?
 で、がんがん、m4vファイルに変換しながらtopコマンドで動きを見ていたらどうやらavconvertといういかにもな名前のコマンドが実行されている。manによると、「movie conversion tool」だという。

avconvert command first appeared in Mac OS X 10.7.

 油断も隙もありゃしねえ。

2017年5月13日土曜日

どのゲレンデで一番、乗っているんだろう

 調べてみた。
 1982年11月14日から直近の2017年5月9日までの702回。

 本栖湖が圧倒的かと思っていたのだけれど、三浦海岸が津久井浜、菊名海岸をあわせると、161回でほとんど本栖湖とかわらない。1

本栖湖FUNビーチ 171
三浦津久井浜 111
御前崎菊川河口 82
長崎県大崎海岸 74
逗子海岸 52
三浦菊名海岸 50
江の島片瀬海岸 26
鎌倉材木座 15
御前崎千浜 10
和田長浜 7
茅ヶ崎柳島海岸 7
御前崎三浜 6
葉山長者ヶ崎 6
西湖 6
ヨロン 4
江の島東浜 4
猪苗代湖崎川浜 4
辻堂海岸 4
金沢八景海浜公園 4
伊豆白浜 3
千葉県富津岬 3
検見川浜 3
沼津牛臥海岸 3
浜名湖佐久米海岸 3
猪苗代湖天神浜 3
福間海岸 3
長崎県白浜 3
オアフ島カイルアビーチ 2
下関西山海岸 2
奥浜名湖大崎海岸ビーチ 2
富津岬 2
浜名湖村櫛 2
茅ヶ崎ゴッテス前 2
金重島 2
長崎県脇岬 2
三戸海岸 1
伊豆外浦 1
佐世保第1ヨットハーバー 1
唐津 1
大村湾長崎県空港前 1
天竜川河口 1
山中湖 1
本栖湖ドラゴンビーチ 1
本栖湖ブッダビーチ 1
浜名湖女河浦海岸 1
浜名湖都築海岸 1
渡良瀬貯水池 1
猪苗代湖小石浜 1
立石海岸 1
蒲郡 1
海陽ヨットハーバー 1
長崎県彼杵海岸 1
長崎県時津NBCヨットハーバー 1
館山北条海岸 1
馬入川 1

Footnotes:

1

ちなみに四位の長崎県大崎海岸はウィンドをはじめたゲレンデ。

2017年5月10日水曜日

2017年5月9日(火):本栖湖FUNビーチ:曇り

Sail:CORE 5.7(NEIL PRYDE) Board:NG ACP 260 Fin:9.5inch

No 時刻 時間 帆走距離 最高速 平均時速 P%
1R 15:18-15:47 28分 7.1km 41.81km/h 14.78km/h 51.05
2R 15:52-16:05 13分 2.6km 37.49km/h 12.06km/h 34.63
3R 16:10-16:53 42分 8.1km 39.41km/h 11.33km/h 34.03

total 84分 17.8km 12.6km/h

 たしかに天気は曇りの予報だった。それでも本栖湖だけ晴れていることも多いし、天気図的には吹きそうだったのでだいじょうだろうと踏んでいたのだが——鳴沢の道の駅ではまだ曇っていた。これは外したかもしれない。
 おそるおそる到着1したけれど、やはり曇っている。
 南は入っていた。しかし出艇しているウィンドはどれも走っていない。
 ——これはあかんパターンや。
 そのまま、帰ってしまおうか、と思った。
 たまたま、ハーネスにカメラをつけれないか、と三時すぎまで試行錯誤していて、ふと湖面を見ると、ほんのすこしのブローでプレーニングしている艇がいる。ちょっと出てみてもいいか。2
 うだうだとボードをだしてのろのろと広げていたカメラの部品を片付けていたら本格的にブローが入りはじめた。空はあいかわらずの曇り空。
 あ、ボーナスタイムだ。
 いきなりボーナスタイムがはじまった。あわててセイルのセッティング3して出艇。はじめてのハーネスライン。はじめてのジョイントベース。水はあいかわらず冷たかったけれど、すぐに馴れた。
 ブローはきつく、5.7でオーバー。
 水際でアウトを引きなおしていたら奇声をあげて魂さんが走ってきて驚いた。昨日、三浦にいたよね4? なぜ、ここに?
 いやもしかしたら別人かもしれない5

 何かセッティングが合ってないような。
 何度か、ブームの高さをかえ、ダウンを引きなおしたりする。風はさらにきつくなり6、セイルが引きこめなくなってしまう。風を入れただけで板が暴走してしまい、チョップに弾かれまくる。ハーネスごと腰からもっていかれそうで、涙目だった。
 最後の方——たぶん四時すぎにはフリースタイラーばかりになる。その中でひとり、ウェーブの板でスラロームのような俺。今日は元々、スタボー側のジャイブを矯正しようと思っていた。足の入れ替えはセイルを返したあとにやっていたのだけれど——どうも後ろ足が沈んで沈するというパターンが多い。
 それならステップ・ジャイブすれば、いいのでは、と思いついた。
 一瞬、クリューファーストにして——そうしていたらマスト手を順手にもちかえる余裕がなくなって、逆手のまま、セイルを返すようになってしまった。
 もうすこし乗れそうだったけれど、風もなくなりそうだったし、五時に近いのであがる。道具を片付けながら毒づく。
「ほんっと、へたくそっ」
 なにしろ、今日は27回ジャイブして16回しか、成功しなかった。気持ちいいのは一度もなく、しかも一度、ジャイブの途中でハーネスがかかってしまい、ランニングでしばらく走ってしまった。

Footnotes:

1

本栖湖の手前で渋滞していた。

2

結局、ハーネスにカメラをつけるのはうまくいかなかった。

3

マストにカメラをつけるのに手間取ってしまった。

4

動画を見た。

6

動画を見ると、全然、そんなコンディションに見えないのだが。記憶が改竄されているんだろうか。

2017年5月4日木曜日

FMトランスミッター

 シガーソケットの穴がぽっかりと空いてしまっている。
 不要だと思ってFMトランスミッターを外したからだが、元々、はまっていたシガーライターが行方不明なのである。なんとなく、そのことにストレスを感じる。穴は塞いでおかなければ。
 そういや、USBの充電器にするような商品があったはず。
 調べてみると、Bluetoothで音楽を受信できるFMトランスミッターがある。でもGoogle Mapsを使いながらBluetooth、というのはiPhoneが過熱しそうだな……。よくよくFMトランスミッターの説明を読んでみたらイヤホンジャックも使えるらしい。
 それならいいか、と商品をポチッた。

 というわけでその商品を待っているところなのだが。
 以前のFMトランスミッターを不要になったので破棄しようか、と思ったところ、イヤホンジャック用らしい穴がある……。

 ああ。
 おれはなんて愚かで不注意なんだろう……。

2017年5月3日水曜日

クリスチャン・ラダー「ハーバード数学科のデータサイエンティストが明かす ビッグデータの残酷な現実——ネットの密かな行動から、私たちの何がわかってしまったのか?」

「アジア人はどうして『ノルウェイの森』が好きなのか?」と疑間をもつことは、固定観念のせいではない。 アジア系以外の人は村上春樹の小説も映画もよく知らないからだ。

 そうなんだ。
 なんとなく、欧米での評価が高いんだと思っていた。

2017年5月1日月曜日

リチャード・エンゲル「戦場記者が、現地に暮らした20年――中東の絶望、そのリアル」

 リチャード・エンゲル「戦場記者が、現地に暮らした20年――中東の絶望、そのリアル」

 この手の本を読むと、いつも自分の無知を痛感してしまうのだが、オスマン・トルコ帝国が第一次大戦のころまでつづいていたとは知らなかった。なんとなく、中世にはもうなくなっていたのか、と思っていたのである。
 そのあとの、欧米による分割の結果が現在の中東の姿だとも。
 そして、どの国も民主主義なのだと、かんちがいしていた。ちがっていたんだ……。

 それにしても311のときのワールドトレードセンターの倒壊にはビンラディン自身が驚いていたらしいという話にはいろいろ考えさせられる。