2017年5月1日月曜日

リチャード・エンゲル「戦場記者が、現地に暮らした20年――中東の絶望、そのリアル」

 リチャード・エンゲル「戦場記者が、現地に暮らした20年――中東の絶望、そのリアル」

 この手の本を読むと、いつも自分の無知を痛感してしまうのだが、オスマン・トルコ帝国が第一次大戦のころまでつづいていたとは知らなかった。なんとなく、中世にはもうなくなっていたのか、と思っていたのである。
 そのあとの、欧米による分割の結果が現在の中東の姿だとも。
 そして、どの国も民主主義なのだと、かんちがいしていた。ちがっていたんだ……。

 それにしても311のときのワールドトレードセンターの倒壊にはビンラディン自身が驚いていたらしいという話にはいろいろ考えさせられる。