Sail:CORE 5.7(NEIL PRYDE) Board:NG ACP 260 Fin:9.5inch
No | 時刻 | 時間 | 帆走距離 | 最高速 | 平均時速 | P% |
---|---|---|---|---|---|---|
1R | 15:18-15:47 | 28分 | 7.1km | 41.81km/h | 14.78km/h | 51.05 |
2R | 15:52-16:05 | 13分 | 2.6km | 37.49km/h | 12.06km/h | 34.63 |
3R | 16:10-16:53 | 42分 | 8.1km | 39.41km/h | 11.33km/h | 34.03 |
total 84分 17.8km 12.6km/h
たしかに天気は曇りの予報だった。それでも本栖湖だけ晴れていることも多いし、天気図的には吹きそうだったのでだいじょうだろうと踏んでいたのだが——鳴沢の道の駅ではまだ曇っていた。これは外したかもしれない。
おそるおそる到着1したけれど、やはり曇っている。
南は入っていた。しかし出艇しているウィンドはどれも走っていない。
——これはあかんパターンや。
そのまま、帰ってしまおうか、と思った。
たまたま、ハーネスにカメラをつけれないか、と三時すぎまで試行錯誤していて、ふと湖面を見ると、ほんのすこしのブローでプレーニングしている艇がいる。ちょっと出てみてもいいか。2
うだうだとボードをだしてのろのろと広げていたカメラの部品を片付けていたら本格的にブローが入りはじめた。空はあいかわらずの曇り空。
あ、ボーナスタイムだ。
いきなりボーナスタイムがはじまった。あわててセイルのセッティング3して出艇。はじめてのハーネスライン。はじめてのジョイントベース。水はあいかわらず冷たかったけれど、すぐに馴れた。
ブローはきつく、5.7でオーバー。
水際でアウトを引きなおしていたら奇声をあげて魂さんが走ってきて驚いた。昨日、三浦にいたよね4? なぜ、ここに?
いやもしかしたら別人かもしれない5。
何かセッティングが合ってないような。
何度か、ブームの高さをかえ、ダウンを引きなおしたりする。風はさらにきつくなり6、セイルが引きこめなくなってしまう。風を入れただけで板が暴走してしまい、チョップに弾かれまくる。ハーネスごと腰からもっていかれそうで、涙目だった。
最後の方——たぶん四時すぎにはフリースタイラーばかりになる。その中でひとり、ウェーブの板でスラロームのような俺。今日は元々、スタボー側のジャイブを矯正しようと思っていた。足の入れ替えはセイルを返したあとにやっていたのだけれど——どうも後ろ足が沈んで沈するというパターンが多い。
それならステップ・ジャイブすれば、いいのでは、と思いついた。
一瞬、クリューファーストにして——そうしていたらマスト手を順手にもちかえる余裕がなくなって、逆手のまま、セイルを返すようになってしまった。
もうすこし乗れそうだったけれど、風もなくなりそうだったし、五時に近いのであがる。道具を片付けながら毒づく。
「ほんっと、へたくそっ」
なにしろ、今日は27回ジャイブして16回しか、成功しなかった。気持ちいいのは一度もなく、しかも一度、ジャイブの途中でハーネスがかかってしまい、ランニングでしばらく走ってしまった。