2019年2月5日火曜日

なーんも覚えてない

 ナシーム・ニコラス・タレブ「まぐれ—投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか」を再読しているときにふとブクログを見返した。基本的に読み終えた本はブクログに登録しているのだけれど——忘れることもある——、表紙の一覧をつらつら眺めていて思ったのは。
 なーんも思い出せん、ということだった。
 覚えていない。
 もちろん断片的な記憶はあったりするのだけれど、「まぐれ」のようにすっかり、記憶ちがいをしているようなこともあるわけで。
 読んだこと自体、忘れていたりもして。
 すべては無駄だったのか?
 そんな気分にさせられてしまった。
 別に人生を前進させるために読んでいるわけではないのでいいのだけど。
 かつては——中学のころ——読んだ百冊近い本のタイトルをすべて書き出すことができたのになぁ。