2013年2月22日金曜日
後日談
なんということか。溜りにたまったWindows Updateが終わるまで六時間はかかった。ウィルスチェッカーのアップデートもした。そこからにSSDのバックアップに四時間ほど。ようやくこれでいろんなソフトのアップデートができる、と思った。
ところが、むっちゃマシンが重い。重くてたまらん。
Windows Update前は、軽いじゃん、XP、と思っていたのに。
何の策略だ? マイクロソフト。
これは——。
使えん。
これまでかかった時間はすべて無駄になった。DELLにSSDをもどし、現状に。とりあえず、バックアップは小まめにすることにしよう。いつSSDが飛んでもいいように。
SSD換装、再?
DELLがブルースクリーンになって死んだ。
フィジカルエラーなんちゃらとでている。顔が青くなる。ThinkPadのSSDが死んだときとまったく同じ現象だったからだ。ついにDELLのSSDも昇天してしまったか、と。
おそるおそる電源を切っていれなおす。なんとかOSはブートしてくれた。ほっとしたものの、今度は使うのがこわくなってしまった。ThinkPadの方も二、三度、同じ現象が起きてお亡くなりになったのだ。これはHDDにもどすことを考えた方がいいかもしれない。
以前、使っていたHDDは残してあるのだが、問題はそこからいろんなものが更新されているということだ。ソフトもいろいろといれただろうし、とくにWindows Updateがなー。二年分もある。それが面倒だなー。OSをFreeBSDにするという選択肢はない。なんだかんだいってWindowsは必要だ。たとえ、XPであっても。ScanSnapとか使うために。
それに抜いたSSDはどうしよう。ThinkPadにいれるか。うーん、それはなぁ。性格的に使わないという選択肢はない。
そうこうしているうちに新しいノートパソコンが欲しくなってヨドバシに見にいった。世の中、Windows8になっていた。なじめねぇ。全然、魅力を感じねぇ。ThinkPadもいまいち——というか、IdeaPad S100ってどんなもんだろう、と実機を見に行ったのになかった。Amazonにも以前、二万五千円程度であったのに今はない。買っておけば、よかったかな?
それにしても購買意欲をそそられるのはMac Airぐらいだ。
しかもノートブックやネットブックもSSDを積む流れらしい。すると、やはりおれがSSDに馴染むしか、ないのかもしれない。とりあえずSSDは頓死するという前提で。
だいたいぼちぼちSSD関連の記事を読むと、死に方がよくわからない。いきなり頓死というおれのパターンが普通なのか——動作原理から考えると、徐々に書きこめなくなってしまうような気もするのだが。読み出しだけでもできれば、レスキューできるからこんなに怯えないのだが。
でもおれのゴーストが囁くのだよ。頓死が普通だ、と。
しかし、次のような記事を見つけてようやく腰を上げる気になった。
FreeBSD 9 UFS Trim対応
2013年2月20日水曜日
GnuCashとKMyMoney
元々、iPhoneにiBearMoneyというアプリをいれるくらいだから(今はMoneyというアプリになった。iBearMoneyがMoneyになったのだ)こづかい帳ではなく、財務管理ソフトが欲しいなぁ、とは思っていた。管理しなければ、ならないほど、お金があるわけじゃないが、手持ちのお金を借金との差分として認識しておきたかったのだ。こづかい帳だと、お金の出入りなのでクレジットとかの把握がむずかしいだろう、と。実際にそうなのかは使ってないのでわからないが。
フリーの財務管理ソフトなんてない、と思っていたのでiBearMoneyを購入したのだけど、なんとFreeBSDハンドブックに「7.5. 財務管理ソフトウェア」ってあった。GnuCashとKMyMoney。知らなかったよ。Windows版もあるという。ああ、なんてことだ。で、とりあえず、GnuCashをインストールしてiMoneyのデータをインポートしてみた。QIFファイルで。
ものを知らないのとは恐しいもので、それでデータの移行ができるとばかり思っていた。よくよく「QIFファイルのインポート」を読んでみると、どうも口座ごとに入出金のデータを取り込むようになっているらしい。えーっ。iMoney上には口座に相当するものが、八つもあるぞ。今はiMoneyで証券口座を管理していないので、それも組み込もうと思っていたのに。
なんかよく理解できないし。
使うのをあきらめようか、とも思ったけれど。
とりあえず、過去の分を取り込むのをあきらめるだけにした。口座ごとにQIFファイルを生成しても結局、手作業でいろいろと調整しなければ、いけなかったからだ。いちから出直しである。
KMyMoneyも似たような感じだろうとは思う。使ってないのでよくわからない。GnuCashのデータをそのまま、インポートができるので、途中までつくったデータを再利用してみたところ、悪くなさそうだ。とくに初期画面で、資産と負債が左右にならべて表示されるところはともて気に入った。そういうものを求めていたのだよ。でもなんか、GnuCashと値が一致しないし、手計算すると、GnuCashもKMyMoneyもちがう金額だ。どこの金額を使っているのか、よくわからん。
それでもそれなりのデータがそろってきたらこのまま、やってみようか、という気になってきた。そのうち、銀行口座などのデータはインポートすれば、いい、ということに(ようやく)気づいた。すると、OFXファイルのインポートができるKMyMoneyかな、と思ったが、インポートしてみると、文字化けしてしまう。csvもサポートしていない。
見た目はあきらかにKMyMoneyなのだが。
KMyMoneyがだめだったとき、GnuCashにもどすことはむずかしそうなので、GnuCashを使うしか、ないか。もっともいろいろと使ってみているうちに馴れてきて結構、いいんじゃないか、と思えてきた。でも貸借対照表が上下にわかれているのはなんか、嫌だ。
まぁ、一年ぐらい使ってみれば、馴染むかな。
そんな気がする。
そのころにはもうすこし、理解も進んでいることだろう。
それにしても入出金のデータを二ヶ月分ぐらいしか、サポートしてない銀行が多くでげんなりしてしまった。今までの入出金明細を取得できたのは新生銀行だけだった。
2013年2月13日水曜日
FreeMindで日本語入力ができない
不思議なのはFireFoxでは日本語入力できることだ。よくわからんが、GNOMEが何かやっているのだろう。shellから立ち上げるFreeMindはその恩恵を受けてないと。しかたないので、freemindのラッパーシェルに
export XMODIFIERS="@im=ibus"
を追記した。これで一応、iBusから入力できるようになったようだ。 on FreeBSD
2013年11月1日(金)追記 よくよく考えたら.profileに書けば、いいのであった。
2013年2月12日火曜日
2013年2月10日日曜日
Cygwin/XによるEmacs単体表示
1 ssh
何もThinkPad X60からGNOME全体を動かさなくてもよいのだよなぁ。
Emacsだけ動かしてDELLのXに表示してやれば、いい。
でもうまくいかなくて「X-broadcast」してしまった。どうもXに関する知識が古くて、Xhostとか、Xauthとか、よくわからなかったのだ。ただ、もしかしたらポートをあけてなかっただけかも、と思って調べ出したらはまってしまった。やはり認証系らしいということはわかったところでsshでXプロトコルを転送できることに気づく。これだと新しくポートを開放する必要もない。
こんな感じでDELLからThinkPad X60のemacsを起動できる。
ssh -Y xxx.xxx.xxx.xxx -f emacs
>> ssh - OpenSSH SSH クライアント (リモート ログイン プログラム)
ただしワーニングがでる。Xauthをきちんと設定しろみたいな?
その上、今まで苦労してきた問題(キーボードレイアウトとか)が再燃してしまった。
2 startxwin.exe
GNOME on ThinkPad X60を動かすのとはちがって、Emacs on ThinkPad X60はちょっと手間がかかった。
- DELL上でX Serverを動かす。
- X Server上で動いているxtermとか、から「ssh -Y xxx.xxx.xxx.xxx -f emacs」を起動。
3 問題1. どうして勝手にxtermが立ち上がっちゃうの?
まぁ、X ServerはWindowsのスタートプログラムの中にstartxwin.exeを放りこんでやれば、いいか、と思っていたのだけど、そうすると、なぜか、無条件にxtermが立ち上がる。もちろんこのxtermから「ssh -Y xxx.xxx.xxx.xxx -f emacs」をやってやれば、いいのだけど、それは面倒だ。
なんでxtermは立ち上がってるの? 「ssh -Y xxx.xxx.xxx.xxx -f emacs」が起動できれば、それでいいじゃん。
答えは「~/.startxwinrc」をつくってやる、だった。
この中で「ssh -Y xxx.xxx.xxx.xxx -f emacs」を記述。でもそうすると、Xを立ち上がげると、かならずEmacs on ThinkPad X60が動いてしまうので美しくない、と反省。そこで「~/.XWinrc」でタスクトレイのXのアイコンのメニューを定義できるらしいので、そこに「ssh -Y xxx.xxx.xxx.xxx -f emacs」を設定。
- スタートプログラムからあらかじめ、X Serverを動かしておく。
- タスクトレイのXからEmacs on ThinkPad X60を動かしてやる。
完璧な作戦だ(笑)。
4 問題2. キーボードのレイアウトがjp106じゃねーよ
「~/.startxwinrc」の中に「setxkbmap -rules xorg -layout jp -model jp106」を記述。
5 問題3. 何か、Emacsのフォントがちょー汚いんだけど?
5.1 原因1. 環境変数LANGが設定されてない
「~/.startxwinrc」の中に「export LANG=jaJP.UTF-8」を記述しても引き継がれない。sshがセキュリティの関係で環境変数を制御しているらしい。「ssh -Y xxx.xxx.xxx.xxx -f emacs」のときに「emacs」をシェルでラップして設定するか、呼ぶときに「export LANG=jaJP.UTF-8;emacs」見たいな感じでやれば、できると思うけど(未確認)、ThinkPad X60側のsshの環境をいじることにした。
- まず、sshdでユーザごとに環境変数の設定が可能なように変更。
- 「~/.ssh/environment」に「LANG=jaJP.UTF-8」を定義。
このとき、「~/.ssh/rc」に「export LANG=jaJP.UTF-8」とかでやろうとすると、Xauthが動かなくなる。
5.2 原因2. GNOMEがいろいろやってくれている
上記の設定を終えても、同じフォントでずいぶんと見え方がちがう。
GNOME上ほど美しくない。
最初、アンチエイリアスが無効になっているのか、と思ったが、どうやらGNOMEがきれいに見えるように制御しているようだ。たとえば、生のGTKのスクロールバーはかなりださいが、GNOMEではかなりきれいになる(ちょっとMacっぽい)。
外観を制御しているらしい。
なるほどなぁ。人はKDEとか、GNOMEとか使うわけだ。
で、ここで「/usr/local/bin/gnome-session」を動かすと、きれいにはなるのだが、GNOME自体が立ち上がってしまうので、だったら「X -broadcast」と同じじゃん、ということになる。ログイン操作が省かれただけ(でもなくて他にもいろいろ問題がでてきた)。
gnome-wmでそのへんの制御をしているわけではないらしく、だめ。
いろいろ試してみてgnome-appearance-propertiesを動かすと、GNOMEとスクロールバーとかも含めて同じようになることがわかった。ただgnome-appearance-properties自体(設定画面)も立ち上がってしまう。
うーん。でもここまでかな……。GNOMEの外観(appearance)だけ、取り込もうという使い方は普通、しないだろうから。方法がないような気がする。
6 最終的に
下記のようなシェルを書いてrunのショートカットのリンク先に「C:\cygwin\bin\run.exe /usr/bin/bash -l -c /home/yamada/emacsThinkPad.sh」と設定。
/usr/bin/startxwin
export DISPLAY=:0.0
/usr/bin/ssh -Y xxx.xxx.xxx.xxx -f gnome-appearance-properties &
/usr/bin/ssh -Y xxx.xxx.xxx.xxx -f emacs &
なんだかんだと、次にWindowsでEmacsを使うときにはCygwin/Xでもいいかなぁ、と思っていたけど、この単体起動のときのフォントがいまいちというのはけっこうマイナスポイントかもしれない。
7 余談
7.1 Cygwin/X
テキストのクリップボードは効く(XWinのデフォルト)。ただし、イメージはできなかった。WindowsのIMEから日本語入力はできない。たぶんFreeBSDのインプリメントメソッドを使う必要がある。EmacsではSKKなので無問題。
7.2 FreeBSDのバッテリーの残量はsysctlでわかるらしい。
sysctl hw.acpi.battery
7.3 なんとバッチが用意されていた
DELLから簡単にEmacs on ThinkPad X60を動かそうと、Cygwinの/usr/binの下を見ていたら「startxdmcp.bat」というものが用意されていることに遅ればせながら気づく。
「X -broadcast」でやるようにしちゃったよ。バッチの中ではXWinを使っていた。
7.4 XWinのオプション
フルスクリーンや「-rootless」ができる。ほお。
>> XWIN
2013年2月9日土曜日
Cygwin/X
それにしてもCygwin/X。
悪くないな。
実は次のマシンを買うとしたらEmacsはどうしようというのが、悩みどころだった。ThinkPad X60はFreeBSDを載せて延命してしまったのでよほど、ハード的に壊れないかぎり、しばらく(何年?)使うとは思うが。今まで(今でも)Windowsで使用しているMeadowのバージョンアップがされなくなったのでどうしようか、と。NTEmacsがあるのは知っているが。
Mac環境ならCarbon Emacs(使ったことあり)やCocoa Emacsがある。それならMacにしちゃおうかなぁ、と思っていたのだけど、Mac Airが候補から外れてしまった。
なので次はいっそのこと、VMWareをいれてそこにFreeBSDを構築するか、とも考えていた。そうか。Cygwinでもいいんだよな。Cygwin/XでWindowsの一部として使えるのは結構、魅力かも。Unix系のコマンドもそろっているし(Macもそうだが)。
先代のThinkPad(iSersies1124)は五年。
現行機(ThinkPad X60)は2006年の11月からだからもう丸6年なのか。さすがにバッテリーは買い替えていて三代目だけど。
あっ。
その前にお金がない。
2013年2月8日金曜日
Cygwin/X on DELL(Windows XP)
一瞬、動かし方を忘れていてググってしまった。
あっ、startxか。
そうなのだった。Cygwinって結局、Linuxなんだよなぁ。普通のUnix上のXと同じなのだった。別のマシンのGDMに接続するには「X -broadcast」(-query hostnameでもできるけど、-broadcastならIPアドレスがわからなくても接続できる)。で、ThinkPad X60上のGDMに勝手に接続。
ログイン画面が表示され、ここでもやはりGNOMEはうまく動かず、Xfceを使用。
なぜか表示されるフォントサイズがX-mingのときと微妙にちがう。でかくなっている。よくわからん。フルスクリーンにすることもXから直に起動するとできなさそうだ(X-mingはできる)。startxwin.exeを使うと、「xwininfo -root」で見てみると、フルスクリーンになっているようだが。どうやらこれで動かすと、ルートウィンドウは隠され、xtermなどがまるでWindows上で動いているように見えるようになっているらしい。
ほー。
X-mingの方が微妙に暗いし、フォントも小さいように見える。X-mingは最新版というわけではないので、その影響かもしれない。いろいろ試してみることにしてとりあえず、Windowsから直接、起動できるようにXWin Serverのやり方を見てみる。おおっ、なるほどこんな手もあるのか。ということはrun.exeへのショートカットに「C:\cygwin\bin\run.exe /usr/bin/X -broadcast」でいいのか。
ちなみにX-mingの方もX-Lunchの設定ファイルを保存すれば、そのファイルをクリックして動かせることに気づく。こちらは拡張子をX-Lunhに紐づけてあって中身はXMLの設定になっていた。
いやはや、いろんな手練手管があるものだ。感心してしまった。
しかしあいかわらず、どちらからもGNOMEが動かない。
エラーメッセージがでることもあって——ただ問題はフォントがないのか、マップできてないのか、豆腐だらけでなんと書いてあるのか、読めない。そういうときはターミナルすら立ち上げられないのでカット&ペーストでどこかに保存することもできない……。
状況からとりあえず、フォント回りだろう、と見当をつけてCygwin/Xにあるfontを全部、インストールしてみる。そうしてCygwin/XでGNOME on ThinkPad X60を動かすと、だいぶん動く状況になっていた。すくなくともメニューのフォントも表示されて……エラーメッセージも読めた。
ファイルがつくれません、だと?
ためしに裏からsshで入ろうとしても入れない。
実はDELLからだけでもなく、ThinkPad上でログインしたときにもうまく動作しなくなることがあった——ファイルディスクリプタ番号がとれなくなっていたのか。
sysctlしてみる。
$ sysctl -a | grep maxfiles
sysctl -a | grep maxfiles
kern.maxfiles: 11912
kern.maxfilesperproc: 10720
十分そうに見えるけど、足りないらしい。kern.maxfilesの値を10倍にしてDELLからGNOME指定でログインすると正常に動作した。
これが原因だったか。納得である。
フォントが豆腐に化けていたのもフォントファイルが開けなくなっていたからかもしれない。Cygwin/Xにインストールしたフォントは実は不要だったかもしれないなぁ、と思いつつ、もしかしたらローカルに(DELL上)になかったらネットワーク越しにThinkPad X60のフォントをさがしにいって余計にファイルディスクリプタを消費していたのかもしれない。socketもたしか、ファイルディスクリプタの制限を受けていたような気がする(下記の参考サイトに書いてあった)。
それにしてもXfceが動いてよかったよ。そうでなければ、あきらめていた。そういえば、Xfceでもアプリケーションが起動しないときがあったりしたが、同じ原因かもしれん。
参考サイト:第 12章設定とチューニング
ちなみに/boot/loader.confに次の値を追加した。
kern.maxfiles="119120"
これで大きな問題はキーレイアウトだけになった。
まぁ、Alt-tabとAlt+kanjiがWindowsに喰われてしまうのはしかたがない。不便だが——指が無意識のうちに動くので——、ホィールマウスが使えるようになるので我慢しよう。
問題は「setxkbmap -rules xorg -layout jp -model jp106 -option ctrl:swapcaps」してもうまくキーがマップされないことだ。
CtrlキーとCapsLockキーの入れ替えは調整できなさそう、ということはわかった。DELL(Windows)ではWindowsのレジストリをいじってひっくり返しているからだ。ThinkPad X60はXの機能でやろうとしている。いやぁ、一発でうまく調節するのはむずかしい。.xsessionファイルで調整しようにもどうやらGNOMEはその設定を上書きしているようなんだし。ということはキーレイアウトをjp106にするにはもう四の五のいわずにGNOMEにjp106を登録すべきだな。で、登録した。
参考サイト:不合対処:GNOME環境でのキーボードの設定エラー
CtrlキーとCapsLockキーの入れ替えは「setxkbmap -option ctrl:swapcaps」をシェル化。ThinkPad X60のときだけ自分で動かす。
さてX-mingとCygwin/X、どちらを使うか。
Cygwin/Xの方はやはりローカル(DELL)のフォントを使ってくれているようで(それでX-mingとはフォントの大きさがちがって見えたらしい)、それを考えると、Cygwin/Xがいいようだ。
もうひとつ、ちがいがあってユーザがログアウトしたときの挙動だ。Cygwin/XはXそのものが終了するのだが、X-mingはGDMのログイン画面に復帰してしまう。フルスクリーンで使いたいときはX-ming、それ以外はCygwin/Xというところだろうか……。たぶんCygwin/Xだけで十分だな。
追記:Cygwin/Xでもフルスクリーンができるようだ。(man XWin )
2013年2月7日木曜日
X-ming on DELL(WIndows XP)
ああ、これはRDPが使えるんだなぁ、と思っていたが、どうやらVNCだったらしい。iPadにRDPアプリとVNCアプリをいれ、試したところ、VNCが正解だった。奇妙なものだ。ThinkPad X60とiPadにまったく同じ画面が表示されるのは。笑う。
これはもしかしたらiPadをサブ画面として使えるんじゃないか、とも思ったが、さすがに無理だった。たしかVNCは描画している画面をそのまま、送っているはずだから当たり前と思えば、当たり前なのだが。
ついでにDELLにもVNCをいれる。
これでGNOMEにWindows XPを表示して操作したり、逆もできるようになった。iPadからも表示操作できる。だから何なんだ、という話だ。見た目は驚くが、さっぱり使える用途が思いつかん。
ものはついでに、とDELLにX-mingをいれてみた。
まぁ、何かうまく動いていないような、動いているような。
とりあえず、GDMにXDMCPをしゃべらせるように設定して(/usr/local/etc/gdm/custom.conf)DELLのファイヤーウォールの177番ポートを開ける。
[xdmcp]出た。
DisplaysPerHost=1
Enable=true
HonorIndirect=true
Port=177
DELLにGDMのログイン画面。GNOMEにログインすると、ちょっとエラーがでてよろしくなかった。これは使えないかなぁ、と思っていたが、Xfceはだいじょうぶだった。普通に使える。普通?
いや、DELLの広いディスプレイが使えている。
VNCだと、ノートブックの画面を貼り付けているだけなのだが、これだとフルの画面サイズが使える。しかもThinkPad X60自体にも別個にログインできるはずなので、もしかしたらマルチディスプレイじゃないか?
キーボードとマウスは別々になってしまうけど。
そういえば、昔、DELL(Windows)とMac miniでキーボードとマウスを共有してマルチディスプレイもどきにしてたけど、あれ、どうやってたんだっけ? (調べてみたらSynergyというソフトを使っていた)
下記はDELLのXを背景(DELLのディスプレイを見るとXとVNCの画面サイズのちがいがわかる)
ThinkPad X60のGNOME-(VNC)->DELL
DELL-(VNC)->iPad
それをさらにAirPlayでテレビに表示
下記はお約束の、DELLとThinkPad X60の間で、VNCのループ。たまたまSyugerSyncが落っこちたw
2013年2月6日水曜日
Gnome2 on FreeBSD 8.3 & ThinkPad iSeries1124
ちなみにFreeBSD 8.3を再インストールしたThinkPad X60ではGnome2を動かしている。ログイン画面もGnomeなので、ちょっとかっこいい。というか、かなり気に入ったりして。ちなみにグノームと読むらしいのだが、どうしてもゴノメって読んでしまうねー。 問題は二点あっていずれも日本語環境問題。 ひとつはキーボードのレイアウトで設定にjp106がなくてこまっている。Gnomeの環境定義ファイルをいじれば、いいんだろうが、面倒なので(また、インストールしたら設定のやりなおしなので)、Xを直接、叩くことにした。 ログインした後、下記をシェルで発行。デスクトップに貼っておく。
setxkbmap -rules xorg -layout jp -model jp106 -option ctrl:swapcaps
もうひとつはコード系。Windowsとやりとりする関係でshift_jisにしたかったのだが、どうもうまくない。Gnome自体はutf-8なので。shellやEmacsをshift_jisにすると、ファイル名とか作成日時が文字化けする。ファイルの中身は問題ではないので(grepはたぶんまずいが)、もうUTF-8にすることにした。sshd for Cygwinもどうやらutf-8っぽいし。どうもsshをつかうと自動でファイル名をutf-8にしてくれているようにも見える。 まぁファイル名が問題になったら個別に対応ということで。
ThinkPad iSeries1124にPostgreSQLをいれてデータベースサーバにするのは断念。インストールもできたし、データのインストールもした。なのに、実際に動かしてみると、やたらとスワップが発生していて使いものにならん。OSとか、PostgreSQLの設定をいじってみたが、焼け石に水。カーネルのコンフィグをやろうか、迷ったが、メモリが128MBじゃねー。あきらめた。Xも動かせないし(設定がわからん)。マシン自体、廃棄物逝きかもしれない。ノートブックとしてはThinkPad X60があるから存在意義が問われる。 ファイルサーバーとしては使えると思うが、DELLがあるしねぇ。 どうせ、rsyncでバックアップするだけだし。結局、デスクトップとノートブックの二台で十分なのだよなぁ。 といいつつ、ファイルサーバーにしちゃったけど。
2013年2月5日火曜日
Reinstall FreeBSD 8.3
馬鹿だ馬鹿だと思っていたが、ほんとうに馬鹿だった。
年末年始のThinkPad X60へのFreeBSDのインストール作業で環境構築熱が再燃してしまい、古いパソコン——ミニタワーにFreeBSDをいれて、ZFSにしてみようか、と思っていた。もちろんZFSはメモリ喰いらしいのでだめかもしれないが。試してみる価値はあるだろう。なにしろIDEのHDDが四台もつけてあるのだ。ストライピングでディスクアクセスは速くなるかもしれない。
で、ひっぱりだした。
でも動かなかった。起動もしない。BIOSすら。ありえないだろう、と思っていたらメモリを外していたことに気づく。でもメモリをつけてもだめだった。ちくしょう。死んでいる。完全に。しかもメモリサイズは256MB+64MBだった。
うわー、この程度だったのか、メモリサイズ。けっこうショック。
ミニタワーがだめならThinkPad iSeries1124があるさ。これにPC-BSD 9.1をいれてやることにする。メモリは64MB+64MBで128MB。かつてはこれでFreeBSDをいれてAftreStepを動かしていたのだが、これっぽちしか、メモリがなかったのね。びっくりだ。
USB起動もできないし、外付けのCDデバイスもない。ハードディスクに直接、DELL(Windows XP)上のVMWare経由で入れようとしたのだが、DELLのメモリが足りなくてだめ。FreeBSDのインストーラーがカーネルパニックを起こしてしまう。くそっ。頭にきてしまったのが、まずかった。ThinkPad X60からいれようとしてX60のHDDへ誤爆。
わおっ。
結局、ThinkPad iSeries1124へはDELLからインストーラーを起動していれたのだけれど、PC-BSD 9.1はメモリ不足でカーネルパニックを起こして動かない。FreeBSD 8.3 をいれなおしたのだが、Xwindowが動かない……。かつて動かしていた設定なんか、覚えていないぞ。ググっても見つからなかった。だれだ。ネットにはデータが永遠に残されるなんていったやつは。
そのあいだに平行してThink Pad X60にPC-BSD 9.1をインストール。
動く。
ところが無線LANも使えそうなのにうまくいかない。どうやら設定は直接、/etcの下をいじってはだめで、ちまちまとPC-BSD上から設定をしていくしかないらしい。以前、ftpdを立ち上げられなかったのはそのせいのようだな……と思って設定していると、/etcの下のファイルが壊れて動かなくなる。
だめだ。
それにこの隔靴掻痒感ったらない。不自由感がすげえ。Windowsより不自由だぜ。
だからFreeBSD 8.3をインストールしなおした。
ThinkPad iSeries1124でXを動かすことはあきらめ、サーバ用途に変更してNFSを設定。データベースサーバにしようか、とも考えたのだが、こちらでも問題がいろいろ。ネットワークカードがはいってないのでPCカード(なつかしい!)でつなぐのだが、どうもPCカードを認識する前にDHCPを発行してしまうらしく、起動したあと、LANにつながらない。これは固定IPにすべきかもしれない。でもDNSサーバとか、どうすんべ? 面倒だ。あー、考えたくない。
それでもNFSで二台のThinkPadでデータのやりとりができるようにしたときには感動した。よいわー。なぜか、うちの環境ではDELL(Windows XP)にSamba接続できないんだよねぇ。まぁ、NFSでつなげつつ、データのやりとりはrsyncを使ってしまうのだが——というか、rsyncをまともに使うのはじめてだった。これで十分だということに気づく。バックアップとか、バックアップとか、バックアップとか。
問題はWindow XPにどうやってデータを渡すか、ということだ。
windowsでNFS、動かないかなぁ。なんか、ずいぶん前にも調べたことがあるなぁ。
VMWare上でFreeBSDを動かしてUSBのハードディスク(お立ち台)をマウントしてNFSか?
ところがメモリが足りなくてお立ち台をNTFSマウントしようとすると、カーネルパニックになる。くっそーっ。いろいろ調べていたらなんと、CygwinでsshdもNFSも動かせることを知る。がーっ。なんですとーっ。
で、結局、Windows上でsshdを動かしてrsyncで同期できるようにした。
これはいいわー。DELLをサーバにできる。ThinkPad X60からDELLへバックアップもできるし、ファイルを持ってくることもできる。自動でDELLからDropboxへバックアップもできる。最初からこの環境だったな……。NFSにする必要すら感じない。
一番の問題はThinkPad iSeries1124が不要になったことかもしれない。
せっかくFreeBSD 8.3を入れたのに。
でもこのマシン、HDDが80G(壊れたMac miniのHDDを突っこんだ)あってThinkPad X60の倍なんだよなー。この二台、IDEとSATAでHDDの交換ができないんだよなぁ。ハードも進化してしまうので古いパソコンの部品をいくら溜めこんでも使えなくなるだけなんだよなぁ。そのことを実感したこの数日であった。
2013年2月4日月曜日
SSD
たしかにThinkPadの使用頻度は高かった。
しかもEmacsでauto-save-buffers-enhancedを使っている。どうもこれがまずいような気がしてきた。というのも、auto-save-buffers-enhancedをオンにしていると、一文字でも編集すると、ファイルをセーブにいくのだ。つまり一日のうちに信じられないくらいの回数、SSDに書き込みを行なっていたということだ。
それを考えると、年末にSSDがおなくなりになった原因はそこだったのではないか。単純に書き込み回数をこえた。そうではないか。すると、これからも何度でも起きてしまうのではないか。
しかもSSDのなくなり方は——年末に経験したことが、普通だとすると——、ちょっときつい。ディスク全体がいきなりアクセスできなくなった。部分的にレスキューすることができなかった。HDDだとそこまでの壊れ方はあまり経験したことがない。というか。HDDがハード的に死んだことはない(ラッキーな人生だったのかもしれない)。
結論。ぼくの使い方だとSSDとは相性が悪すぎる。
なのでThinkPadはSSDに換装しない。
一番ほっとしたのは、実はMacAirを買わない理由ができたことかもしれない。買わなくてよかった!
ぼくはあの葡萄がすっぱいのキツネか(笑)。
>>【元麻布春男の週刊PCホットライン】 SSDの寿命