アップデートしたらUbuntuが動かなくなってしまった。
一行だけメッセージを表示したまま、ディスプレイのオンオフをくりかえす。なんじゃ? こりゃ? 電源ボタンには反応するので裏では動いていると思うのだが。
もしかしたら時間がかかっているだけか、と思って半日そのままにしていたけれど、状況は変わらず。レスキューモードでfsckをかけようとしたりしたけれど、できなかった。状況は改善しない。
——これだからUbuntuは……。
もちろんこれは筋違いな腹立たしさだ。今にして思えば、おそらくSSDがお亡くなりになったのだろう1。readonlyでしか、mountできなくなってしまった。そういうことだろう。でもこの半日のあいだに考えた。くそっ、FreeBSDをいれちゃる。もうひとつ持っているSSDに。
もともとFreeBSDをいれることに乗り気でなかったのは内蔵のWifiを認識しないだろうな、と思っていたからだった。ところがよくよく考えたらThinkPadで使っていたBUFFALO WLI-UC-GN2使えるじゃないか。あれはFreeBSDで使っていたのだから。そう思ったのだが、どういうわけか、それが見当たらない。
もしかしたらThinkPadを処分したときにいっしょに処分してしまったのかもしれない——ない。
しかたないな。とりあえず、インストールしてみよう。
メモリスティックにbootイメージをコピーしながら、ふと気づいた。あれ? 以前はどうしてそうしなかったんだろう?
あのときは直接、SSDにインストールしたのだけれど。今やっているような手順だったらインストールできたんじゃないか?
しかも今、FreeBSD11.2をいれるつもりだったのにうっかりFreeBSD12のインストールメディアをつくっている。
何をやっているんだ、おれは……。
どうせだめだろうけど、面倒なのでそのまま、FreeBSD12のインストールイメージを使うことにした。BIOSの設定を変更して起動。ブートメニューがあらわれた。しかもインストールの設定画面を進んでいっていくと、オンボードのWifiを認識している! おおっ、BUFFALO WLI-UC-GN2不要じゃないか。それなら真面目に11.2を入れなおそうと、インストールメディアをつくりなおした。
ところが11.2ではWifiを認識してくれなかった。
何をやっているんだ、おれは……。
いやいや。
12をインストールしようとしなければ、オンボードのWifiが使えることに気づかなかった——そう考えると、不幸中の幸いだったのかもしれない。
いずれにしてもBeelink S1でFreeBSDが動く!2
ひさしぶりのFreeBSDだ!
まだ、sshでLANから入るくらいしか、できないけれど。