2009年4月15日水曜日

大場 つぐみ /小畑 健「バクマン。」



  「バグマン。」がおもしろくて毎週かかさず、読み、単行本もすぐに買い求めている。
 なのだけど、第一回――回数名がページとなっているので1ページですか――を読んだとき、微妙な違和感を覚えてしまった。以下、そのメモ。


 主役のひとりである高木がメインの主役である真城をマンガ家になろう、と誘うときのセリフ。
お…おまえ
このまま
ダラダラ
リーマンになるんだ

おまえの人生
それでいいんだ
 それにたいして真城は
中3で夢もって進もうとしているおまえの方が珍しいんだよ
俺がふつうだよ

と答える。

 違和感を覚えたのはそこだ。
「ダラダラ リーマンになる」という発想そのものがすでに失効してしまっているんじゃないのか?
 もちろん、今の学生は今だにその発想を許容しているのかもしれない。それはわからないのだけれど、バブルが崩壊し、2000年をすぎた今、ただ、サラリーマンになるということすら困難になりつつあるんじゃないだろうか……。
 この発想はまだ、日本は総中流だという幻想が信じられていた時代の人間の――端的にいってぼくとあまりかわらない世代のものっぽいなぁ……と思っていたら「ガモウひろし」――大場めぐみはどう見てもガモウひろしでしょ――は1962年8月17日生まれじゃないか。
 しっかりぼくとかわらない世代だった。