helmの前身ともいえるanythingを使ったとき、目から鱗だった。すぐに手離せなくなってしまったほど。ほとんど次のふたつしか、使わないのだけれど。
(global-set-key "\M-x" 'helm-M-x) (global-set-key "\C-xb" 'helm-for-files)
とくに「helm-M-x」——。
自前でつくったツールをどうやって呼び出すか。
Emacsだと、特定のキーにアサインするか、M-xでcommand指定して動かすか、なのだけれど、さすがにあまっているキーはなく——頻繁に使うわけでもないのならなおのこと。
command指定の場合はtabキーでEmacsデフォルトの補完機能で探しだせるのだけど、tabキーの分がちょっとかったるかい。それが「helm-M-x」ならcommand名を部分的に覚えていてもすぐに探しだせる。
たとえば、「y-file-open」を動かそうと思ったら「M-x open file」と一気に打鍵すると、commandリストが表示されるのでその中から対象のcommandを選べば、いい。もちろん、「M-x op fi」でもいいし、「M-x op」の途中でも表示されたリストから選択してもいい。
ああ、これって。
iPhoneなんかの日本語入力の予測変換と同じじゃないか、と気づいたのはつい最近のこと。
そうこうしているうちに指が打鍵のパターンを覚えるのでまるで特定のキーにアサインしたように使えるようになる。
おかげでEmacsからもますます離れられない。