いつもの年よりも海水温が暖かいから台風の勢力が弱まらない、というテレビの天気予報の解説を聞くたびに、そうなんだろうか、と疑問が浮かんでしかたがなかった。海水温が1度や2度、あがったからって気温が1度か、2度あがるだけだろう? そんなことがあるのか、と。
まぁ、恥じるべきは自分の無知なのだけれど。
海洋全体の熱容量は大気全体の熱容量の一〇〇〇倍にもなります。これは海洋全体でわずか一 〇〇〇分の一°Cの温度変化が大気全体の一°Cの変化と等しい。
という記述を見て自分の無知を悟った。
1度、海水温があがるということは大気にとっては1000度の温度上昇に等しいということじゃないか。驚いた。認識を改めた。なんてことだ。
あと、淡水が一番重くなるのは四度のときだ、とか、波のこととか、鳴門海峡は自分が思っていたところじゃなかったとか。
非常におもしろかった。