2016年5月14日土曜日

2016年05月12日(木):本栖湖FUNビーチ:晴れ

1 Sail:CORE 5.7(NEIL PRYDE) Board:NG ACP 260 Fin:9.5inch

時刻 帆走時間 帆走距離 最高速 平均時速
14:01-14:56 54分 4.8km 24.66km/h 5.28km/h
15:10-16:00 50分 6.5km 39.95km/h 7.75km/h
16:21-16:45 23分 3.3km 37.68km/h 8.50km/h

total 128分 14.7km 6.8km/h

2

 冠雪している富士山を見てまだ、本栖湖の水は冷たいだろうことに気づいた。
 ゴールデンウィークあけは水も微温んでいるような印象があったのだけれど。本栖湖の湖水は富士山の雪解け水が流れこんでいるのでそんなことはないのだった。
 iPhoneを湖底に沈めて以来の本栖湖である。
 新しくなったiPhoneは6Sで、防水ケースもOptrixを買い直した。でもどうだろう。2万円近くもだして買う価値はあったのか、と疑問が沸いてくる。カメラ撮影しないならもっと安い防水ケースがある。
 アタッチメントがないので今のところ、マストに固定しての撮影は不可能だ。
 というか、GoProを買った方がよかったんじゃないのか?

 一年ぶりに車からウィンドサーフィンの道具をだすのは不安でしかたなかった。もうそろそろいろんなものが劣化して壊れてしまってもおかしくないころなのだ。実際、去年はジョイントのウレタンがぼろぼろになっていた。マストホルダーが割れたのはそのさらに前年のことだったか——。まぁ、その前に自分の肉体がいちばんの心配ではあったのだが。これはまぁ、毎年のことだ。今年はとくに筋肉が落ちてしまっている自覚がある。どうなるか。
 さて到着したところ——十二時をまわっていたと思う——南はすでに入っていた。ウィンドサーファーも何人も出艇していた。雰囲気的に吹いてきたので楽しんでいたのだが、風は落ちてしまった——そんな感じだった。
 ——とりあえずセッティングした。

 南は入っているけれど、風は吹き上がりそうで吹かないパターン。はずしたかもしれない。最初の1ラウンドはほんど、ハーネスをつかうことすらなかった。フットストラップが入ったのは一度だけだった記憶がある。ビーチスタート直後、下らせてプレーニング。でもそれっきりだった。今日はこれで終わりかもしれない。水は冷たく、デッキをあらう水に足首から下が無感覚になってしまう。


 今日はだめなパターンか……。

 そう思いながら期待していたのは夕方のひと吹きだった。
 陽が翳るころ——吹き出す。冷たくなった風も重くなる。三時をすぎたぐらいに一度、風が吹き上がる。それでも一面、ぶんぶんというわけにもいかず、スタボーで風上を見すぎて首が痛くなった。予想通り風が上がったのは四時半近く。いきなりで岸でうだうだしていたウィンドサーファーたちが全員、湖へでたのには笑った。吹き上がったのはよかったのだが、沈をすると水の冷たさと、保温力の失せたぼくのセミドライの組み合わせにつらいことこの上なかった。歯ががちがちと鳴りだす。ウォータースタートのために水中にいると、死ぬか、と思った。鼠蹊部が痛む。吹き上がりもぶんぶんというのはほど遠い。
 そうこうしていると、ハーネスラインのパイプが割れた。

 それで気持ちが折れた。風はまだ、吹いていたが、あがる。
 オールドファッションチョコドーナツを三個、むさぼり食う。二個は三時にすでに食ってしまっていた。
 そういえば、道具を片付けようとしていたとき、エンジンが停まりかけているような音をたててプロペラ機が低空で本栖湖をこえていったが——あれはなんだったんだろう。自衛隊機だと思うが。どこかで落ちたんじゃないだろうか……。

 帰宅してから真っ青になってしまったのはiPhoneが壊れていて……ということではなく、GPSロガーとしてつかっていたiPhoneのSports Trackerがいつのまにか、データを吸い出すことができなくなってしまっていた。どうやらプレミアム会員にならなければ(つまり有料)、だめだらしい。説明が英語なのでよくわからんのだが。——あかんらしい。いちおう、裏技っぽい方法を思いついて吸い出したのだが、それにしてもいつもその手をつかうわけにもいかず……。
 ほかのGPSロガーアプリを探さないといけない——midaさんがつかっているやつはアップルストアに登録されてなかった——。ふーむ。