2013年9月26日木曜日

GnuCashを使いはじめて半年がたった

 GnuCashを使いはじめてから半年ちょっとがたったのだけれど、けっこう気に入っている。いじっているうちに理解が進んだからだろう。かなりなんちゃって運用だけれど。会計についてまともに習ったことはないからこれはまぁ、しかたない。
 数字を追いかけているうちにわかったこともある(わかったと思っているだけ?)。

 元々、貸借対照表を出してみたかった。
 ちょっとかっこいいじゃん。
 それだけではなく、負債を認識するためでもある。お金の管理はこづかい帳のように入出金のフローだけではないからだ。純資産(資産 - 負債)がマイナス(つまり借金まみれ自転車操業ということだ)なんてつらすぎる。GnuCashではサマリーバーにその「純資産」が表示されていて、そのことに気づいてGnuCashがますます気に入った。
 もちろんGnuCashでは貸借対照表を出力することもできるのだが。

 そして、サマリーバーの「利益」は会計期間のフローである(「編集>設定>会計期間」で設定)。つまり今年、いくら稼いだか、という金額。「収益(期間) - 費用(期間)」である。ここは通常、プラスのはずだが、マイナスなら生活はいつか、破綻するということだ。稼ぐより消費が大きいということなのだから。
 ちなみにぼくは現在、ここはマイナス(収入がないのだから当たり前)なのだが、どうなっているか、というと資産(貯金)を食い潰しているということである。だからこそ純資産の把握が必要なのだ。サマリーバーの「純資産」が食い潰せる限界ということになるのだから。
 あれ? もしかしたらけっこうやばい?

 問題は馬券の収支だ。
 馬券ももちろん、お金の出し入れなのでGnuCashで管理すべきだ。そうしないと馬券で生活を破綻させることになりかねない(いや、それ以前の問題か)。
 普通に考えると、費用と収益にそれぞれ、「馬券」という勘定科目を設けるべきだろうな、と思うのだが——馬券の購入金額を費用として計上し、的中馬券の払戻金を収益として計上する、というわけだ。
 差額が競馬にかかった金額である(通常はマイナス)。
 ただ、このやり方だと、パッと目、競馬に勝っているのか、負けているのか、わからない。その上、費用のサマリーが異常に大きくでてしまうことになる。年間の馬券の購入金額はけっこうなものになるからだ。生活を果せなかった「馬券生活」のころには一年間に1千万近く馬券を買っていて驚倒したことがある。
 今もそれなりのはずだ。
 そうすると、やはり収益に「馬券」という項目を作成して費用はマイナス計上すべきなのだろうな。そうすれば、馬券の項目のサマリーが収支ということになる(勘定科目ツリーウィンドウで見ることができる)。

 ちなみに費用に「馬券」という項目を作成して収益をマイナス計上しても話は同じなのだが、それだと、最初から負けを認めているようなので却下だ。