ウィンドサーフィンのGPSログはiPhoneのEvryTrailというアプリで記録しているだが、どうもとんでもない外れ値があらわれる。たとえば、このあいだの最初の1本――4分ほどのセイリングの最高速は108.2km/hである。世界記録すら超えている。おれってすごい。でもどうみても誤りだな。
VikingというGPS data editor and analyzerソフトで見てみると、見事にスパイクのように飛び出しているところが何ヶ所もある。
EvryTrailはクラウド側にデータをあげてウェブ上で表示、編集ができるのだけれど、GPX形式、Google Earth形式でもエクスポートできる。ただGPXのデータを見ても時間と位置情報と高さしか入っていなかった。たしかにそこから速度は求められるだろうけど。うーむ。
いろいろ探して試してみたところ、gpsbabelでspeedをGPXに追加できることがわかった。
gpsbabel -i gpx -f input.gpx -x track,speed -o gpx -F output.gpx
で、GPXはXMLなのでspeedのデータをひっこ抜いてRでグラフにしたものが下図。speedのデータはどうも「m/s」だったので時速になおしている。時間軸にしてないのでまぁ、ちょっと幅がVikingのグラフとちがうが同じような形をしている。
さらにRのsmooth関数をつかって丸めてみたのが、次。
うーん、たぶんこれが実際に近いな。最高速は33.87106km/h。端数に意味はない。
ちなみに今までのGPSデータを読み込ませたら次のようになった(笑)。