2012年6月6日水曜日

2012年6月5日(火):本栖湖FUNビーチ:曇り

*Sail:NEIL PRYDE Expression 6.7 Board:NG ACP 260

「――また、ウェイブの板に6点台のセイルですか?」
 面識のない人にそういわれて思わず赤面してしまった。本栖湖のFUNビーチから湖面をチェックして車のところへ戻る途中。もちろん相手に悪気はなく、気安く話しかけてくれただけなのだけれど。
 やっぱ、目立ってたかー。
 そんな気持ちだった。腕前ではなく、本栖湖向きじゃない道具を使っているということで――しかも古い道具一式だ――、目立ってしまったというのはやはりちょっと恥かしい。だからといって最新の道具にするつもりはないのだが――いや、ごめんなさい。見栄です。正直にいえば、金がない。
 11時ぐらいに到着してすぐにブローがはいりはじめた。湖面はブローで真っ白だ。こいつはやべー。もしかしたら5.7か。前回も最初だけきつめのブローがはいってあとは――というコンディションだった。5.7を張りたい気持ちを抑えつつ、6.7を張る。
 さっさと道具を用意してセミドライに着替えてビーチサイド。
 が、風はそよ風。
 何人か、平日だというのにきていたけれど、まだ、だれも出艇していないわけだ。だましだったか。それでもブローがはいってくることもある。でてみた。
 一本目の復路でプレーニング。ところがそれ以降、全然、プレーニングしない。ブローをつかんでもだめなのだ。延々と湖上を往復する。風向きもおかしい。記憶によれば、あたりで北系が吹いているときの東系の風振れっぽい。
 何度目かの往復中、iPhoneに着信あり。当然、セイリング中につき、無視。だいたいだれよ。心当たりなし。
 それにしてもセッティングを失敗してしまった。
 最初に見た激ブローの印象で、思わず、ジョイントを1ポイント長くしてしたのだ。ダウンも思いっきり引いておいた。セイルがパンパンでちっとも風のパワーがつかめない。それでも何度か、小手先で調整したけれど、うまくいかず。
 やはり今までのセッティングから大きく変更するのはよくない――これは教訓だ。何度、味わっても身につかない教訓だが。

* 11:49-13:00
2012年6月5日 本栖湖 1R at EveryTrail


* 15:00-15:24
2012年6月5日 本栖湖 2R at EveryTrail


 第1Rのあとはすっかり風も落ち、しかたないので車中の整理をひさしぶりにする。だいたい前回が雨だったため、車の中が湿っていてウィンドウが曇ってしかたがなかった。
 折れたマストをまとめる。さてこれはどうしよう?
 3時ぐらいにすこし風が上がってきたような感じ。出艇している二艇がプレーニングしているような――そう思って出艇したけれど、やはりだめ。FUNビーチにたいしてオンションの風になってしまっていた。これはやばい。よくこのパターンでひどい目にあった、と思っていたら今回もひどい目にあってしまった。
 セイルアップできない風に道具を引いて泳ぐはめに。
 何をやっているのか。

 今日はセッティングさえ、きちんとしていれば、第1Rでもうすこし楽しめたものを――後悔しきりだ。予想天気図よりも台風の動きが早かった。失敗した。やはり昨日だったな。