オムニバスということもあって黒澤明の「夢」を思い出した。「夢」の方が全然、後だけれど。
いい映画だった。
わりとBGMなしのシーンがあり、最近はあまり見かけないなぁ、こういう演出。
そういえば、「2001年 宇宙の旅」を映画館で観たとき(ロードショーではない)、冒頭で真っ暗で無音のシーンがつづくのだけど、いきなり観客のひとりが「フィルム、かかってねーぞっ」と怒号を上げた。
1 黒髪
三國連太郎が若く。
2 雪女
仲代達矢の甘えたはにかんだ笑みに、あれ、こういう役者だっけ、と驚いた。どうも黒澤映画で、三船敏郎とからむ役のイメージがあったかららしい。なるほどねぇ、「野獣死すべし」で伊達邦彦をやったわけだ。未見だけど。なんとなく勝手に納得した。
3 耳無芳一の話
有名な話なのに、どうして芳一のところに、武者がやってくるのか、全然、思い出せなかった。
真崎守がこの話をベースにしたマンガを描いているのだけど 1、それが頭の中を回ってしかたなかった。あと、諸星大二郎の「あんとく様!」
4 茶碗の中
小松左京がこんなタイトルの作品を書いてなかったっけ?
Footnotes:
1
切られるのは耳ではない。