Windows環境が必要になった。
Excelファイルのマクロを動かさなければ、ならなくなったのだ。
とてもこまってしまった。
Windows環境はスタンドアローンのXPしか、ない。Excelはインストールしてあるけれど、さすがに古すぎた。指定されたExcelファイルを読みこむことすらできなかった。
残るはMacとFreeBSD環境で1、セルに記入するぐらいならMacのNumbersで可能なのだけど、マクロは動かないだろう。
インターネットカフェのパソコンでも使おうか、とも思った。これはウィルスに感染することが嫌でやめた。しかたない。新しいPCを買うか。Amazonで1万円代のノートパソコンを見つけたのだが——Officeこみ——、ユーザー評価があまりにもひどくて買う気になれなかった。
そこで気づいた。
おれにはVirtualBoxがあるじゃないか2。
そこにWindows環境をつくれば、いい——最近はWindowsもネットから購入できる。ダウンロードできる。インストールできる。Excelも同じく。よし。
ふと不安になった。ほんとうにWindows10はVirtualBoxで動くのだろうか。
MicroSoftのサイトから評価版を落とし、試してみた。
だめだった。延々、Windowsのロゴが表示されたまま、インストールが先に進まない。ぎゃあ。さいわいWindows7の評価版はインストールできた。
Officeもいれることができ、無事、マクロは動かせた3。
事がすべて終わってから気づいたのだが、Mac版のExcelでもよかったのかもしれない。マクロ機能は完全互換とは思えないので試すことすらしなかったのだけど。まぁ、MacをMicroSoftで汚染したくなかったということもある。
ハードディスクが残りわずかなので。