2015年9月2日水曜日

山本弘「翼を持つ少女 BISビブリオバトル部」「幽霊なんて怖くない BISビブリオバトル部」

 山本弘「翼を持つ少女 BISビブリオバトル部」
 山本弘「幽霊なんて怖くない BISビブリオバトル部」

 いやぁ、むちゃくちゃおもしろかったぁ。
 実は「幽霊なんて怖くない BISビブリオバトル部」を読んでいる途中で、あれ、これってシリーズ二作目じゃね? と気づいて——あまりにおもしろかったので「翼を持つ少女 BISビブリオバトル部」もいつか、読もう、と思っていてようやく読み終えることができた。ようやく、といっても一気読み。しかも二度目。最初に読んだとき、あまりにもおもしろくてかなり飛ばし読みしていたのであらためて日をおいて読み直したというわけ。なのにまた、一気読みしてしまった。
 どんだけおもしろいんだか。
 荒木飛呂彦が「荒木飛呂彦の漫画術」の中で、「読者は(作品の)世界観にひたりたい」といっていて、そうなのかなぁと思っていただけれど、「BISビブリオバトル部」はまさにそのような作品だった。ああ、いつまでも読み続けていたい、と。
 それにしても巻末の参考資料リストをながめていると、中高校のとき、本屋や文庫本の既刊リストで読みたくてながめていたタイトルがけっこうあって読書欲を刺激されてしまう。