ThinkPadのFreeBSDをMacBook AirのVirtualBoxで動くようにしたら、ネットワークドライブ経由ではなく、ローカル環境に動作するものが欲しくなってしまった。ああ、しかもだ。FreeBSDは32bitバージョン(i386)ではなく、今や主流の64bitを。
でも問題はローカルの容量が小さいことで——さてどうしたものか。
そんなことを考えてFreeBSDハンドブックをながめていたら、bsdinstallでZFSをルートファイルシステムとしてインストールできるようになっているじゃないか! かなり簡単そうだ。
たしか、ZFSはファイルシステムの中身を圧縮して使うことができたはず。それならローカルの容量の少なさはクリアできるんじゃないか。ZFSならVirtalBoxの仮想ハードディスクを可変に指定して、ほんとうに可変になって必要な分の容量しか、食わない、ともいう。たぶん(試していないけど)、UFSだとnewsfsが走った段階で、その分の容量を食ってしまうのではないだろうか。
FreeBSD-10.1-RELEASE-amd64-bootonly.isoをサイトからもってきてFreeBSDハンドブックのとおりに、インストールした。ネットワークごしにデータをもってくるところで時間はかかったけれど、ハードディスクのフォーマットなど、あれ、と思うほど、あっさりと終ってしまった。ほんとうにフォーマットされてるの? だいたいZFSにフォーマットという概念はあるのか?
スワップ領域は無駄だと思い、0を指定。
必要になったらあとでswapfileを指定してやれば、いい。
pkgでXorgとか、mateとか、Avahiとかを入れて終了。
さて、ZFSの圧縮するか、と見てみると、すでに圧縮されていた。
もうやることがない。懸念のディスク容量もほらこの通り。もちろんいろんなものを入れてないということもあるけれど。
ネットワークはアダプタを二つ有効にして、ひとつはNATでグローバルへでていけるように、もうひとつはホストオンリーアダプターを使ってローカルのネット(MacBook Airと通信できるように)に接続できるようにした。DHCPが使えたので何の苦労もなし。しかもAvahiをrc.confで「avahi_daemon_enable="YES"」にしてあるので、pingもこのとおり。
そこまでやってふと気づく。
大概のことはMacBook Airでできてしまうのに。
——これで何をやれば、いいんだ?