2014年4月7日月曜日

FreeBSD 10.0 にアップグレード (2)

 実はFreeBSDをアップグレードするのははじめてである。
 はじめてインストールしたのは2.0.5のときだから自分でも驚きなのだけれど。まぁ、「404 Blog Not Found:備忘録 - FreeBSD 10 あれこれ」を参考にしながらアップグレードした。途中、package管理もpkgngへ移行。もしかしたら、と思ったら案の定、「sysinstall」コマンドはなくなっていた。FreeBSD 10からのpackage管理はpkgngになったということだったから、当然かもしれない。今のところpkgngにフロントエンドはないようだ。
 で、「pkg update」した。
 これでThinkPadにインストールされていた諸々のソフトがアップデートされるはず——ところがConflictとWarningでうまくいかなかった。やはり物事は簡単にはいかないものだ。このまま、うまくいかずに競馬に間に合わない、というオチか。
 徹夜してしまった。
 とにかく問題になっているソフトをpkgから削除していく——そうすると、perlのバージョンがちがうために、Warningがでているものがごっそりと対象になってしまった。しかたない。それでなんとか「pkg update」を通し、そのあと、シコシコとソフトをいれなおすことにした。まずは最優先的にEmacs23から。「pkg install emacs23-23.4_3,1」——成功。
 ところが起動してみると、コアダンプを吐いた。
 ああっ! 一番、おそれていたことが起きてしまった。
 競馬の予想にはEmacsがいるのである。
 FreeMindを動かそうとしてEmacsが動かなくなるなんて本末転倒もはなはだしい。
 実は前回のFreeBSDをインストールしたとき、Emacs24がうまく動かず、Emacs23をいれなおした、という経緯がある。だから今回もEmacs23をインストールしたのだが。
 packageの問題ではなく、portsからコンパイルしても同じだった。コアダンプを吐く。どうしよう。
 おそるおそる最新のEmacs24をいれた。
 他に選択肢はなかった。
 さすがにちゃんと起動したのだが、問題はここからで——いろいろとつっこんであるelispライブラリと自前のツール群が動くかどうか。案の定、howmとemacs-deferredはだめだった(make-local-hookが廃止されていて参照エラーになる)。さいわい最新版のhowmとemacs-deferredがあったのでインストールした。
 ところが両方、エラーになった。
 howmは別のエラーになっていたので、かっとなってソースをいじった。アドホックにエラー対応。emacs-deferredはよくわからない。make-local-hookの参照エラーがでている。ソース内にmake-local-hookをつかっているような個所はないのだが。
 ElScreenもおかしい時がある(こちらはネットを検索して対応方法がわかった)。
 emacs-deferredを使わないようにするか……と考えながらもう一度、emacs-deferredがらみのツールを動かしてみた。驚いたことに今度は動作した。理由はわからない。でも動いたから、よし、とすることにした。
 すくなくともこれで競馬の予想ができる。結果としては予想できなかった方が幸せだったかもしれない。
 ――全敗だったのだ。