「SHERLOCK / シャーロック」 アフガニスタンで負傷した軍医、という設定に思わず感心してしまった。原作でももちろん、ワトソンはアフガニスタンで負傷した軍医なのだが、向こうは19世紀。こちらは21世紀だ。それが成立することに軽い驚きを覚えた。しかもロンドンを戦場だと比喩するあたり、製作者は笠井潔の「
探偵小説論」を読んでいるのか、と突っこんでしまったほどだ。
たぶんそんなことはなく、偶然だろうが(ある意味必然?)。
それにしてもおもしろい。ちょーおすすめだ。
「第1話 ピンク色の研究」など、シャーロック・ホームズを読んだことがある人には三割増しのおもしろさだ。よく原作のエピソードの換骨奪胎している。うまい。しかもさらにひとひねりしてあったりして楽しい。
「――姉かっ」
大笑いしてしまったよ。
第2シーズンも楽しみだ。