事情があってWindows上でEmacsを使うことになった。
かつてはMeadowというすぐれものがあったのだけれど、Emacs本体に取り込まれてしまったのか、現在はメンテされていない。四月ぐらいにはWindows上でgnupackのEmacsを使っていてまぁ、それでいいか、と思ってさっそくインストールした。これだと、CygnusというWindows上で動くUnix環境もついてくる。なのでいろんなコマンドが使えて便利だ——grepとか、findとか。
ところがCygnus上で動作しているためか、動きはもっさりしているし、やたらとvforkエラーがでる1。四月のころはそんなにエラーにならなかったような記憶があるのだけれど(それでもエラーはでた)。32bit環境で動作しているせいかもしれない。なんとなく、Windows3.0のころのMS-DOSを思い出した。
それくらいエラーが頻発する。
こりゃ、たまらんというわけでNTEmacs64を入れることにした。
IMEパッチはいらないので(どうせSKKを使う)、emacs-24.5.zipだ。
動作はgnupackより機敏。vforkエラーもいまのところでていない。ただ問題はUnixコマンドが全然、使えないことで、たとえば、圧縮されたファイルを開けない。おかげで同梱されているelispが圧縮されていて往生した。外部コマンドに依存している機能は基本的にはだめだろうが、まぁ、vforkエラーの不快さよりはましだ。
一番、使いそうなgrepはeshellのpoor grep2, 3で代用できるだろうし。