2010年12月6日月曜日

SSD換装2

シー・エフ・デー販売 WJ3シリーズ2.5インチSATA接続SSD DRAM搭載(DDR2-128MB) JM612コントローラー Trimコマンド&NCQ 対応CSSD-SM128WJ3

 かつてはパドック第一主義だった。
 パドックを見ずして馬券を買うなかれ。それを主義としていた。それなのに鞍替えしたのは一にも二にも勝てなかったからだ。瞬間的には天才じゃないか、と思うことはあってもトータルだと容赦なく負けつづけていた。
 年間での回収率はいいときで約83%という体たらくだった。
 馬券を買うのを止めては復活してあいかわらず負けていた。
 パドックへ行くのを完全に止めたのはちょっとした思いつきからだった――もしかしたら予想ソフトをつくったら浮くのはではないか、と。馬券をはじめたころ、スーパーパドックのスピード指数である買い方で浮くと思い、百万をぶちこんですべてすってしまったことがある。しかし、それは毎回、一万ずつだったため、試行回数がすくなかったためではないか……。
 一年、つづけてみれば、浮いたのでは?
 当時はまだ、自分には馬を見る目があると信じていたころだったのでロジックを捨てるの躊躇はなかった。しかし、今、手元にスーパーパドックはなく、自分でスピード指数を計算するしかない。
 いろいろと試行錯誤をくりかえし、プログラムを作成した。
 それを一年、試してみようと、今まさに試みているところなのだが、問題がひとつあった。
 計算に時間がかかるのである。
 ファンがわんわん、唸り、パソコンは一生懸命、計算してくれているのだが。
 それがすこしでも速くなるのではないか、と思いついたのが、パソコンのSSD換装である。ノートブックの方ですでにSSD換装していたのだが、デスクトップでもやれば、多少なりとも計算時間が短縮できるのではないか――。
 なぜなら頻繁にディスクアクセスを繰り返していることは自明のように思えたからだ。もっとも計算をがんがんやっている部分もかなり重く、そこがボトルネックになっているようにも思えた。
 換装のやり方は前回で承知している。
 あとはいろいろと物を載せているデスクトップの本体を引っ張り出して蓋を開いてみるだけである。苦労するだろうなぁ。中は埃だらけなんだろうなぁ、と懸念しつつ、作業してみて――一日かかると思っていたのに、一時間ほどで済んでしまった。これには自分でも驚いた。DELLのパソコンだったのだが、マニュアルがネット上にあり、しかもネジを外す必要もなく、ハードディスクを取り外すことができた。
 さっそくFireFoxを動かしてみてちょっと感動してしまった。軽いのである。今まで重くてじっと待つことも多かったのに。ハードディスクの容量は50Gほど、すくなくなってしまったが、これならOKだ。
 あとは競馬の予想である。
 そんなことで的中率が上昇するわけでないことはわかっている。
 プログラムを走らせてみてやはり、と思った。
 ほとんどかわらない。
 一生懸命、考えてくれているのだが、処理時間は体感としてはかわらない。

 ああ、やはりという気分だ。
 ただ、一点、いいこともあった。ファンがほとんど回らないのだ。かつてはうなりつづけていたのに。もっともおかげで計算が終わったかどうかがすぐにはわからなくなってしまったが。