ずっと思い悩んでいたのだよ。
ThinkPadにFreeBSDをのせてしまったのでうちにはWindows系のパソコンがデスクトップしかない状態になってしまった。このパソコンが壊れたらどうしよう?
FreeBSDには印刷する環境をつくってないし、第一、スキャナーが使えない。もしかしたら使えるのかもしれないのだけど、さすがにOCRは無理だろう、と調べてもいない。なのでWindows環境は必要なのだが。
デスクトップが壊れたらどこにWindows環境をつくれば、いいんだ?
新しいパソコンを買うお金がないのだからThinkPadにつくるしかないのだけど、そうするとFreeBSD環境をつぶさなきゃならねえ。
ああ。
と悩んでいたわけだ。
——閃いた。
FreeBSDに仮想環境をつくれば、いいじゃないか。
Wineの開発は止まっているというのはどこかで読んだことがある。しかし、たしかVMwareのようなフリーの仮想化ソフトがあったはず……あった。VirtualBox。FreeBSDのpkgにはいっていた。さっそくインストール。
問題なく、/usr/local/bin/VirtualBoxは動いた。Qtを使っているのかぁ、と思いつつ、何を仮想化してみよう。デスクトップのWindowsはライセンス上、まずいだろうし。だいいち、インストールディスクはどこにいったんだ? あれ。捨てた?
よし。PC-BSDをインストールしてみよう。
FreeBSDにFreeBSDを載せるわけだ。
isoファイルを2時間ほどかけてダウンロードしてマウントして仮想ドライブにインストールしようとして失敗した。
Kernelがなんたらと文句をいわれた。
なんじゃろ。
試行錯誤に半日。グーグル先生に問うこと1時間。VirtualBox - FreeBSD Wikiを見つけた。そうか。何かをカーネルにロードしておかないといけないのか。
/boot/loader.confを作成して追記
vboxdrv_load="YES"
/etc/rc.confに追記
vboxnet_enable="YES"
PC-BSDを仮想環境にインストール。しかし途中で落ちた。何度か試したあと、原因に気づいた。x64をインストールしようとしていたのだった。うちは32bit環境だ。あらためて32bitバージョンをさがしにいったらふるいのしか、なかった。
ああ、なんてことだろう。
もう32bitのCPUなんてレガシーなんだ。世間様は64bitに移行してしまっているんだ。IDEがS-ATAになってしまったようにそのうち、使えなくなってしまうにちがいない。どうしよう。
とりあえず、手持ちの32bitのOSである、もう使ってないBeOSのインストールディスクをisoファイル化して(外付けのDVDドライブなんてもっていないので)インストールを試みる。ひさしぶりにBeOSのBoot画面を見た。
が、BeOSがインストール途中でカーネルパニックを起こしてしまった。
※どうもOSが古すぎてIDEを認識できてないようだ。しかたないのでかわりにVine Linuxをいれてみたりしたりして。