2013年12月27日金曜日

VirtualBox on FreeBSD

 ずっと思い悩んでいたのだよ。
 ThinkPadにFreeBSDをのせてしまったのでうちにはWindows系のパソコンがデスクトップしかない状態になってしまった。このパソコンが壊れたらどうしよう?
 FreeBSDには印刷する環境をつくってないし、第一、スキャナーが使えない。もしかしたら使えるのかもしれないのだけど、さすがにOCRは無理だろう、と調べてもいない。なのでWindows環境は必要なのだが。
 デスクトップが壊れたらどこにWindows環境をつくれば、いいんだ?
 新しいパソコンを買うお金がないのだからThinkPadにつくるしかないのだけど、そうするとFreeBSD環境をつぶさなきゃならねえ。
 ああ。
 と悩んでいたわけだ。

 ——閃いた。

 FreeBSDに仮想環境をつくれば、いいじゃないか。
 Wineの開発は止まっているというのはどこかで読んだことがある。しかし、たしかVMwareのようなフリーの仮想化ソフトがあったはず……あった。VirtualBox。FreeBSDのpkgにはいっていた。さっそくインストール。
 問題なく、/usr/local/bin/VirtualBoxは動いた。Qtを使っているのかぁ、と思いつつ、何を仮想化してみよう。デスクトップのWindowsはライセンス上、まずいだろうし。だいいち、インストールディスクはどこにいったんだ? あれ。捨てた?
 よし。PC-BSDをインストールしてみよう。
 FreeBSDにFreeBSDを載せるわけだ。
 isoファイルを2時間ほどかけてダウンロードしてマウントして仮想ドライブにインストールしようとして失敗した。
 Kernelがなんたらと文句をいわれた。
 なんじゃろ。
 試行錯誤に半日。グーグル先生に問うこと1時間。VirtualBox - FreeBSD Wikiを見つけた。そうか。何かをカーネルにロードしておかないといけないのか。

/boot/loader.confを作成して追記

vboxdrv_load="YES"

/etc/rc.confに追記

vboxnet_enable="YES"

 PC-BSDを仮想環境にインストール。しかし途中で落ちた。何度か試したあと、原因に気づいた。x64をインストールしようとしていたのだった。うちは32bit環境だ。あらためて32bitバージョンをさがしにいったらふるいのしか、なかった。
 ああ、なんてことだろう。
 もう32bitのCPUなんてレガシーなんだ。世間様は64bitに移行してしまっているんだ。IDEがS-ATAになってしまったようにそのうち、使えなくなってしまうにちがいない。どうしよう。
 とりあえず、手持ちの32bitのOSである、もう使ってないBeOSのインストールディスクをisoファイル化して(外付けのDVDドライブなんてもっていないので)インストールを試みる。ひさしぶりにBeOSのBoot画面を見た。

 が、BeOSがインストール途中でカーネルパニックを起こしてしまった。
 ※どうもOSが古すぎてIDEを認識できてないようだ。しかたないのでかわりにVine Linuxをいれてみたりしたりして。