* Sail:CORE 5.7(NEIL PRYDE) Board:NG ACP 260
時刻 | 帆走時間 | 帆走距離 | 最高速 | 平均時速 |
---|---|---|---|---|
13:07-13:19 | 11分 | 1.2km | 15.0 | 6.3 |
13:23-13:27 | 4分 | 0.4km | 14.8 | 5.4 |
13:40-13:47 | 7分 | 0.7km | 13.8 | 5.9 |
13:49-13:54 | 5分 | 0.3km | 14.7 | 3.9 |
14:18-14:31 | 13分 | 2.3km | 46.3 | 10.1 |
本栖湖に到着したのは正午すぎ。すでに南からのレギュラーがはいり、湖面には白波がたっている。
これは今日一日、ブリブリデイだぜ。
先着していたmidaさんに挨拶してさっそく湖へ。昨年の7月9日以来になる。ごっそりと筋肉が落ちてしまった身体はだいじょうぶだろうか。心臓は保つだろうか。——健康診断ではいちおう異常なしなのだが。
平日に来本栖湖している人たちは何人もいたが、出艇しているのは一名のみだった。
その段階で気づくべきだったのだ。吹きはじめのブローはフェイクが多い。何年、本栖湖に通っているのか。案の定、風は落ちてしまい、中途半端な状況に。岸にあがると、湖面に白波が見えてワキワキしてすぐに出艇する、ということをくりかえてしまう。
一度もプレーニングしなかった。
ノープレーニング・ノーライフ。このまま、終わってしまうのか。ふたたび風が上がりはじめたのは二時すぎ。なんといつものパターンじゃないか。無駄に体力を使ってしまった。midaさんがビーチにあらわれたのはそんなタイミングだった。さすがである。
吹き上がった風は充分で、ようやく今年初のプレーニングを果たす。
ライフジャケットが首に刺さってつらかったが——スタボーからのジャイブもできた(最後に沈したような気もする)。ひさしぶりとはいえ、案外、乗れるもんだなぁ。フルプレーニング中は完全に呼吸があがってゼーゼーいっていたが。
スタボーでプレーニングして沖へ向かっていると、進路につぎつぎとブローがはいるという奇跡のような瞬間がおとずれた。歓喜。ドラゴンビーチまで行けそうな勢いだった。風下二、三十メートルのところを平行してmidaさんがプレーニングしていた。使っている道具がちがうのでこのような状況はめずらしい——大概、ぼくが失速している——。
midaさんがジャイブしたのでこちらもジャイブ。
今度はポートで並走。
向こうは若干の上りのライン。完全におれ、有利! 抜けるか?
奇跡が起きたのはFUNビーチ近くまできたときである。ブローが抜けて完全に風が途絶えたmidaさんが停止した。その隙をついて三メートルほど風上側をせこく次のブローをひろって抜く。
実際には二、三十メートルあった上下差が三メートルまで縮まっているのだから全然、負けているのだが、でも気持ち的には「勝ち」である。一方的に満足する。
この狂喜乱舞の一往復、iPhoneのビデオで撮影できているはずだった。
GPSロガーとビデオを動かしていたのだ。
ところがその直後にバッテリー切れになったせいだろう、データがセーブされてなかった……。かろうじて残っていたのはGPSのログだけだった(下記)。
そのあと、ビーチで雑談し、midaさんのブログ友だちの魂さんとはじめて顔を合わせた。互いに驚く。
ウィンドを終了したのは三時半のことだ。
まだ風は充分、吹いていたし、体力も残っているという感じはあったのだけれど、自分を信用できないと判断した。きっと筋量が減っているから疲労を感じないだけにちがいない。ウォータースタートの時に一度、足が攣っているし。
道具を片付けているときに、今日はずいぶんセイルが重かったのはきっと筋肉がないからだろう、と思っていたらダウンホールラインが緩んでいたことに気づいた。
このせいか!
このせいなのか!
ちゃんとセッティングしていれば、もうすこし楽に乗れたのに!
なんてことだ。
EveryTrail - Find hiking trails in California and beyond